大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

滅鬼の刃・31『H先生の大声』

2023-07-27 16:42:02 | エッセー

 エッセーラノベ    

31『H先生の大声』   

 

 

 武者走は、よく武者小路と間違われていました。

 

 武者走という苗字は稀で、武者小路は、みなさんご存知のように白樺派の大作家であります。

 学校の教科書や副読本にも必ず出ていて、作品を読んだことが無い人でも名前は知っておられるでしょう。

 飲み屋のお品書きの横に――仲良きことは美しきかな――と書かれた野菜の絵がありますが、あれの作者です。

 武者走のフルネームは武者走幸次(むしゃばしりこうじ)と云います。

 約めれば「むしゃこうじ」で、武者小路と言っても、そうそう間違いでもないというのが奴の理屈です。

 郵便物も『武者小路』と誤記されていても、ちゃんと届くそうです。

「でも、一度だけ新米の郵便屋が『武者足さんのお宅でいいんでしょうか?』って訊ねてきやがった」

「むしゃたり?」

「ああ『むしゃたり』って読みやがった(^_^;)。それ以来、武者小路の表札も出したある」

「アハハハ」

 お茶を出しに来て、そのまま居ついてしまった栞も笑います。

「武者のおじさん、よかったら晩ご飯食べてってください。スーパーの朝市でしめじいっぱい買っちゃったから炊き込みご飯にするんです」

「おお、そりゃありがたい。今日は息子夫婦も出かけてるから、コンビニ飯で済まそうと思ってたところや」

「じゃ、味には文句言わないってことで承ります(^▽^)」

 タタタタ

 古希のジジイには真似のできない軽やかさで階段を下りて行きます。

「いい娘さんになったなあ」

「その分、こっちもいいクソジジイになったけどな。で、初回のネタはなんだ?」

「おっと、その前に電話しとくわ」

 武者はスマホを持って廊下に出ます。

『……おお、おれおれ。今日は大橋んちで飯食って帰るから、あ、ああ、憶えてるぅ。とちくるって晩飯買って帰らんようにな「念のため電話」や。じゃあな、勤労中年』

「あいかわらず、声でかいなあ……」

「あはは、お互い小声じゃ通じひん職場におったからなあ」

「そうだな」

「息子にはウザがられてるけどな。連絡やら情報は、直に音声で伝えるのが基本や」

「確かにな」

「そういや、中学のH先生は声でかかったなあ」

「あ、ああ……」

 

 何年かぶりでH先生を思い出しました。

 

 転任の挨拶で朝礼台に立ったH先生は、地声で「気を付けえっ!!」とかましました。

 1200人の生徒が、ビシっと気を付けになります。

 人の体というのは吸音体で、それが露天のグランドに1200人も居るとマイクを通さない声など届くものではありません。

 70年の人生で、大声の人間に二人で会いましたが、二人とも恩師あるいは先輩の先生です。

 H先生は旧海軍の御出身で、乗っていた艦が魚雷にやられて、まる一日フィリピンの海に浮いておられました。

「先生の腕の傷、見たか?」

「あ、ああ……」

 元気な先生で、受け持ちの体育の授業は、冬でも半袖を通しておられ、右腕の傷がよく見えました。

 ただ、先生自身が無頓着で、明るく授業をやられるので、いつのまにか生徒も気にしなくなりました。

「あのころのオッサンは、チラホラ居たなあ……」

 昔は銭湯でしたので、たまにそういう人を見かけました。

 たいていは、戦時中の傷です。そして、たいていは銃創であったり、破片に肉を持っていかれたりの傷でした。

「火傷のケロイドいうのもあったなあ」

「あ、ああ……」

 ごく小さいころは、お袋に連れられて女風呂に入っていました。

 数は少ないのですが、女性の中にもそいう方がいらっしゃって、子ども心にも驚いた記憶があるのですが、ジロジロ見たりはしません。大人たちの態度で見て見ぬふりをするものだと思っていました。

「そうやったなあ、あのころの風呂屋は教育の場でもあった。せやけど、H先生の傷は、ちょっと違たやろ」

 そう言われて思い出しました。

 先生の傷は二の腕にあって、少し欠けているのですが、欠けた周囲には歯形のようなものがついていました。

 だからかもしれません、先生の傷のわけを聞いた話は聞いたことはありません。

 それを武者走は聞いたようなのです。

「あれはなあ、魚に食われた痕やそうや」

「魚に?」

「うん、漂流して、ほとんど死んでもたようになってると、ごく普通の魚が食いにくるそうや。魚は、みんな肉食やからなあ」

「え、そうなんか……」

 こういう秘密めいた話は、驚いたり感心した方が負けです。

 こっちも一発かまします。

「海軍にはな、高声電話というのがあった」

「こうせい電話?」

「ああ、高い声の電話と書く」

 古本屋で『丸』というミリオタ雑誌を見ていたので、少しばかりは知識があります。

「海軍は艦内通信には伝声管を使っていたんだけどな、なかなか明瞭には伝わらなかったので、音量を電気的に増幅して伝える電話が使われるようになった」

「へえ、そんなものがあったんか?」

「ああ、海軍は進んでいてな。新造の大型艦には冷房もあったし、照明は蛍光灯だった」

「え、蛍光灯なんて、俺の家は小学校に入ってからやったで」

「うちも、そうだったけどな。あ、高声電話。それをH先生に聞いてみたことがあるんだ」

「『ああ、あれはな、大きな声でなきゃ通じないから高声電話っていうんだ』だ、そうだ」

「え、そうなんかぁ」

「それで、遠くに味方の船が見えて、ここ一番の大声を張り上げたら気が付いて助けられたそうだ」

「あ、ああ、なるほど……」

 

 けっきょく、第一回目の内容に踏み込むことも無く、武者は栞のしめじご飯を食べて帰って行きました。

 

☆彡 主な登場人物

  •  わたし        武者走走九郎 Or 大橋むつお
  •  栞          わたしの孫娘 
  •   武者走                   腐れ縁の友人

 

 

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せやさかい・424『原作を読んでみる』

2023-07-27 09:34:56 | ノベル

・424

『原作を読んでみるさくら   

 

 

『宇宙戦艦三笠』は、四人の高校生が三笠に乗って、宇宙の冒険の旅に出るお話。

 

 艦長    修一(CV小早川凜太郎) 

 航海長   樟葉(CV百武真鈴) 

 砲術長   天音(CV酒井さくら)⇐うち(^_^;) 

 機関長   トシ(CV花園あやめ)

 

 三笠の動力は『思い出エナジー』云うて、メンバーの思い出。思い出が昇華されることで三笠は突き進んでいく。

 

 三回にわたって思い出が語られ、その度に三笠は増速して太陽系を脱して銀河宇宙に乗り出す。 

 来週は、いよいようちの天音の思い出がテーマ。 

 監督や演出との話で――そうなんや――と、分かったつもりでおった。

 しかし、いよいよ自分の天音の回が迫って来ると――これでええんやろか(-_-;)?――という気持ちになる。

 

 それで、収録まで間がある今日は、原作の『宇宙戦艦三笠』を読み返す。

 声優の拠り所は、あくまでも台本やねんけど、台本に書かれてる台詞は氷山の一角。本体は海面下、つまり原作の中にある。

『う~ん……でも、あまり深く潜り過ぎると、溺れるから気を付けてね』

 みかさん役の吉永さんは注意してくれながらも初版本を貸してくれはった。

 

 

【宇宙戦艦三笠】

8[思い出エナジー・2]

 

 疾風(高機動車)の前方30メートルほどのところに、チャドル姿の女性が倒れこんだ。

 隊長は、すぐ全車両に停止を命じた。

「隊長、自分が見てきます」

 山本准尉は、隊長と目が合ったのを了解と解して疾風を飛び出した。自爆テロの可能性があるので、うかつに大人数で救助に向かうわけには行かなかった。


「きみ、大丈夫か?」


 姿勢を低くし、二メートルほど離れたところから、山本准尉は女に声を掛けた。爆発を警戒してのことでは無かった。そこここに現地住民の目がある。異民族の男が女性の体に触れるのははばかられるのだ。

「ゲリラに捕まって、やっと逃げてきました。日本の兵隊さんですね……助けてください」

 チャドルから、そこだけ見せた顔は、まだ幼さが残っていた。


「……分かった。君の村まで送ってあげよう」


 山本は、優しく、でも決意の籠った声で少女に応えた。

 山本は、いったん疾風に戻ると装具を解いて、隊長に一言二言声を掛け、様子を見ていた現地のオッサンから、ポンコツのトヨタをオッサンの半年分の収入ほどの金を渡して借りた。オッサンは喜んだが、目で「気をつけろ」と言っていた。それには気づかないふりをして、少女に荷台に乗れと言った。座席に座らせるわけにはいかない。イスラムの戒律では、男と女が同じ車に乗ることはできない。荷台に乗せるのが限界である。

「あたし、体の具合が悪い。日本のお医者さんに診てもらえませんか?」

「あいにくだが、男の医者しかいない。あとで国連のキャンプに連れて行ってあげよう。それまで我慢だ」

 山本が目で合図すると、自衛隊の車列は作業現場へと移動し始めた。山本は長い敬礼で車列を見送ると少女に二本ある水筒の一本を渡して、トヨタを発進させた。

「どうして停まるの?」

 少女は、少しこわばった声で山本に聞いた。

「サラート(礼拝)の時間だろ。専用の絨毯はないけど、これで我慢してくれ」

 山本は、毛布を渡してやり、コンパスでメッカの方角を探し、コンパスの針を少女に見せた。少女は毛布に跪きサラートを始めた。山本は異教徒なので、少女の後ろで跪いて畏敬の念を示した。

「どうもありがとう」

 サラートが終わると、少女は毛布を折りたたんで山本に返した。

「信心は大事にしなきゃな……よかったら、そのチャドルの下の物騒な物も渡してもらえるとありがたいんだけど」

 少女の目がこわばった。

「これを渡したら、村のみんなが殺される……」

 少女の手がわずかに動いた。

「ここで、オレを道連れにしても、日本の兵隊を殺したことにはならない。君を送る前に隊長に辞表を出してある。だから、オレを殺しても、ただのオッサンを一人殺したことにしかならない。後ろを向いているから、その間に外しなさい」

 山本は、無防備に背中を向けた。

 戸惑うような間があって、衣擦れの音と、なにか重いベルトのようなものを外す音がした。

「ありがとう。君も村の人たちも殺させやしないよ」

 それから、山本は少女を村に送り届け、トーブとタギーヤ(イスラムの男性の衣装)を借りた。

 山本は、少女に地図を見せた時、二か所に目をやったことに気づいていた。一か所は自分の村で、もう一か所は、それまで彼女が居たところだろうと見当をつけた。

 案の定、少女が見ていたところは岩場が続く丘の裾野で、声がかかる前に銃弾が飛んできた。ゲリラの前進基地のようだ。車を降りると「手を挙げて、こっちに来い」と言われた。

「隊長、こいつ体に爆弾を巻き付けている!」

 身体検査をした手下が隊長に言った。

「スイッチは、この手の中だ。動くんじゃない! 血を流さずに話し合おうじゃないか」

 そのあと二言三言やり取りがあった後もみ合いになった。

 そして、もつれ合ったショックで、スイッチが入ってしまい、山本は10人あまりのゲリラを道ずれに死んでしまった。

 日本のメディアは、現地で自衛隊員が除隊したことと、山本が民間人として死んだことを別々に報道した。殉職とは認められなかった。


 そして、山本が日本に残した一人娘は、横須賀の海上自衛隊の親友に預けられた。


「だから、あたしの本当の苗字は山本っていうんだ……」

 長い物語を語り終え、天音はため息をついた。

 三笠は速度を上げて遼寧とヴィクトリーを追い越した……。

 

 最後の台詞は台本の中にもある。

 むつかしい台詞やなあ。

 

 

☆・・主な登場人物・・☆

  • 酒井 さくら      この物語の主人公  聖真理愛女学院高校二年生
  • 酒井 歌        さくらの母 亭主の失踪宣告をして旧姓の酒井に戻って娘と共に実家に戻ってきた。現在行方不明。
  • 酒井 諦観       さくらの祖父 如来寺の隠居
  • 酒井 諦念       さくらの伯父 諦一と詩の父
  • 酒井 諦一       さくらの従兄 如来寺の新米坊主 テイ兄ちゃんと呼ばれる
  • 酒井 詩(ことは)   さくらの従姉 聖真理愛学院大学三年生 ヤマセンブルグに留学中 妖精のバンシー、リャナンシーが友だち 愛称コットン
  • 酒井 美保       さくらの義理の伯母 諦一 詩の母 
  • 榊原 留美       さくらと同居 中一からの同級生 
  • 夕陽丘頼子       さくらと留美の先輩 ヤマセンブルグの王女 愛称リッチ
  • ソフィー        ソフィア・ヒギンズ 頼子のガード 英国王室のメイド 陸軍少尉
  • ソニー         ソニア・ヒギンズ ソフィーの妹 英国王室のメイド 陸軍伍長
  • 月島さやか       中二~高一までさくらの担任の先生
  • 古閑 巡里(めぐり)  さくらと留美のクラスメート メグリン
  • 百武真鈴(田中真央)  高校生声優の生徒会長
  • 女王陛下        頼子のお祖母ちゃん ヤマセンブルグの国家元首
  • 江戸川アニメの関係者  宗武真(監督) 江原(作監) 武者走(脚本) 宮田(制作進行) 
  • 声優の人たち      花園あやめ 吉永百合子 小早川凜太郎  
  • さくらの周辺の人たち  ハンゼイのマスター(昴・あきら) 瑞穂(マスターの奥さん) 小鳥遊先生(2年3組の担任) 田中米子(米屋のお婆ちゃん) 瀬川(女性警官)
  •   

 

 

 

          

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RE・かの世界この世界:170『飛ぶぞ!』

2023-07-27 06:13:11 | 時かける少女

RE・

170『飛ぶぞ!』光子 

 

 

 飛ぶぞ!

 

 その声は時美先輩だ。声の背後に息をのむ気配、これは美空先輩だろう。

  突然の決心に二人の先輩は短く声をあげることと息をのむことしかできなかったようだ。

 駅前の風景はグニャグニャになって渦を巻き始め、体がフワリと浮き上がったかと思うと、渦の中心に鈍色の穴が開いて引き込まれていく。

 
 仕方ない、ここからは自分でやるしか……これまでもそうだったけど、わたしの時空の飛び方に脈絡は無い。たとえ、犬のウンコを握りつぶしたことがきっかけであったとしても、自分の選択だ。

 前を向いて行くしかないよ。

 洗濯機の中を思わせる時空の渦の中をグルグル振り回されながら落ちていく……目が回るようなことはなかった。

 手にこびりついた犬のウンコが遠心力で飛び散ってきれいになっていく。

 よかった、ババ掴みのままで異世界探訪なんてまっぴらだ。

 しかし、飛び散っていくのはウンコだけではなかった。

 身に着けた制服がビリビリと音を立てて裂けていく。

 ちょ、なによ(;゜Д゜)!?

 手で押さえたり、脚を絡めたりして制服の分解を防ごうとするのだけど、巨大な台風に取り込まれたように儚い抵抗でしかない。

 ビリ ビビビ ビリビリビリ!

 上着が、スカートが、ブラウスが、その下にまとっているものも次々と千切れて引き剥がされ、鈍色の渦の彼方へ吹き飛ばされていく!

 ムヘン以来身に降りかかったアレコレに慣れて、気を失ったりパニックになることは無かったけど、マッパにされるのはかなわない!

 プツ

 儚い音を立てて最後の一枚が吹き飛ばされた(#*0*#)!

 誰が見ているというものでもないのだけど、両膝を抱えるようにして、露出する肌の面積を最小にしようと努力する。これって、羊水の中の赤ちゃんに似てるかも……。

 異世界慣れした感覚が『目だけは開けておけ』と囁く。

 とことんのところは自分の選択だ、巨大な渦に巻き込まれているとしても、自分の意識だけは覚醒しておかなければ、さっきみたく、犬のウンコを握るようなことになってはたまらない。

 それでも、風圧のために日本史で習った土偶のような細目でしか見開けない。

 あの土偶、なんて言ったっけ……ぼんやり思っていると、そのスリットのような視界の中に、何かが見えてきた。

 人か……?

 いや、人の輪郭はしているけど、帽子の下も袖の先も空虚だ……これって、コスのサンプル?

 最初はトンガリ帽子に黒を基調としたローブで、袖口の先にはロッドが揺れている。魔導士……黒魔導士。

 次は草色の胴着にレイピア、剣士か。

 枯れ葉色の胴着に短弓、アーチャーだ。

 白のローブにお揃いの尖がり帽子、白魔導士。

 冒険者のコスが、次々に現れて、目の前で数秒留まっては流されていく。そして数十秒かかって元のコスが現れて……どうやら、わたしの周りをサンプルのコスが回っているようだ。

 選べと言うことか?

 そうか……以前は剣士をやっていたから、今度は白魔導士くらいがいいかなあ?

 そう思っていると、聞き覚えのある声が風の中から聞こえてきた。

『ごめんなさい、テルは剣士だったわね!』

 あ、荒地の万屋!?

 ペギー!

 そこまで思い出すと、ホワンと音を立ててコスたちは消えていき、体が引き締まったかと思うと、剣士の姿になった。

「ペギー、どこにいるの?」

『ここじゃ、店も姿も現せないのよ。始原のカオスだからね。もう、たいていのことには驚かないだろうから、幸運を祈ってるわよ』

「じゃ、コスの代金は?」

『お得意さんだから、こんどでいいわよ。それから、パートナーをひとり選べるから』

「え、そうなの?」

『ちょっと待って……あ、コンプリートしてないから、指定さ……れて……る……みた……い……』

 そこまで言うと、かき消すようにペギーの気配が無くなってしまった。

 あれ? サンプルの消し忘れ?

 コスの一つがボンヤリと残っている……いや、そのコスには、ちゃんと首も手の先も残っている。

 パートナー……?

 それは、懐かしい仲間の姿を取り始めた。

 

☆ ステータス

 HP:20000 MP:400 属性:テル=剣士 ケイト=弓兵・ヒーラー
 持ち物:ポーション・300 マップ:14 金の針:60 福袋 所持金:450000ギル(リポ払い残高0ギル)
 装備:剣士の装備レベル55(トールソード) 弓兵の装備レベル55(トールボウ)
 技: ブリュンヒルデ(ツイントルネード) ケイト(カイナティックアロー) テル(マジックサイト)
 白魔法: ケイト(ケアルラ) 空蝉の術 
 オーバードライブ: ブロンズスプラッシュ(テル) ブロンズヒール(ケイト)  思念爆弾

☆ 主な登場人物

―― かの世界 ――

    テル(寺井光子)    二年生 今度の世界では小早川照姫
 ケイト(小山内健人)  小早川照姫の幼なじみ 異世界のペギーにケイトに変えられる
 ブリュンヒルデ     主神オーディンの娘の姫騎士
 タングリス       トール元帥の副官  ブリの世話係
 タングニョースト    トール元帥の副官  ノルデン鉄橋で辺境警備隊に転属 
 ロキ          ヴァイゼンハオスの孤児
 ポチ          シリンダーの幼体 82回目で1/12サイズの人形に擬態
 ペギー         異世界の万屋
 ユーリア        ヘルム島の少女
 ナフタリン       ユグドラシルのメッセンジャー族ラタトスクの生き残り
 その他         フギンとムニン(デミゴッドブルグのホテルのオーナー夫婦)

―― この世界 ――

 二宮冴子  二年生   不幸な事故で光子に殺される 回避しようとすれば光子の命が無い
 中臣美空  三年生   セミロングで『かの世部』部長
 志村時美  三年生   ポニテの『かの世部』副部長 

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