あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路ふた旅第24日

2006-12-04 20:26:40 | Weblog
昨夜は、かなり強い風が吹き、朝まで残るかと案じたが、夜明けとともに弱まった。
おかみさんに角まで見送りいただき、7時50分に民宿磯屋を後にした。
御荘の町並みを西に抜け、国道56号を緩やかに上がる。
後から来た大荷物の若い男性歩き遍路が追いつく。
鎌倉市在住で、仕事を止めて自分を見つめ直したいと、遍路に来たとのこと。
善根宿や道の駅などに泊まって歩いているが、予想より遍路は厳しいという。以後、話しながら同道する。
下り道となり、左に海やいくつかの岬が見えて来た。海には、真珠の養殖いかだが見える。
内海の交差点で、国道に別れて川沿いに入る。集落の外れから、柏坂への遍路道へ。幅広い林間を緩やかなに上がって行く。
ところどころに野口雨情の歌碑が立ち、地元のことを歌ったものもあった。
柳水大師堂そばのあずまやで休んでいたら、パラパラとひょうが降って来た。しかし、短時間で止んだ。
時々雨もパラつくので、ポンチョを付けたままだが、気温が上がらず寒い。
小さいお堂の清水大師を通過し、ビューポイントに着いた。眼下に海と岬や島々を眺める絶好の展望地。2年前の3月、初めての時、若き三味線奏者、月岡裕紀子さんの遍路小唄などの野外演奏を聞いた、思い出の場所。あの日のことを思い出す。
下り道の両側は、ウラジロが多い。お正月も近いので、少しとって行きたい気もする。
山道が終わり、小川沿いに。流れには、小さい魚が沢山泳いでいた。
鎌倉遍路氏が遅れてきたが、寒いので先行する。
国道56号沿いに、歌先生設計の遍路小屋19号かもたがあり、そばの農産物直売所で弁当を買って遅い昼食。この小屋は、11月15日開設したばかり。当日来られた歌先生と、月岡さんの野外演奏会などにお誘い下さった山下さんの記帳が、ノートに記されていた。
国道に平行する東側の旧道を急ぎ、16時前、津島の三好旅館に着いた。
昨日といい今日といい、寒さが厳しい1日だった。暖かいお風呂にゆっくり浸かって、寒さから解放された。
添付写真は、ビューポイントからの眺め。
コメント
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