昨日は昼も夜も寿司だったので翌朝も寿司にしよう。
近くの市場の食堂でいい店があるというので朝の4時に出掛ける。(寝たのは1時)
地図は持たずにまっすぐ行けば見つかるだろう、と思っていると市場が見えてきたので食堂を探す。
電光看板に食堂営業中とあったので
「ここだろう」
とても海鮮モノを扱っているように思えない外観と店内にたじろぎそうになったが
本土からやってきた小心者な1人旅と見透かされないように「おはようございま〜す」
と、前にも来た事があるかのように振る舞い入って行く。その姿はどこかわざとらしい。
よっこらっしょ、と言いながら品書きを見た瞬間
『定食、カレー、カツ丼etc.』
こりゃあれだ、うん、そうだ
間違えた…
…
…
まさか今更間違えましたので帰りますなんて言えない。
「朝定食でいい?」
と聞かれ
「うん、そうだね」と動揺を必死に消しながら明るく答える。
唯一の先客だった市場で働くオジサンから「この新聞でも読んでなよ」
と渡されて人の優しさに・・・
とか思えず
「何のため朝早く起きたのか(涙)
『ウニいくら丼』を楽しみに来たのに
(更に涙)」
まぁいい、これを食べても大食いの私の事だ。この店を出たらウニいくら丼を続けて食べればいいさ。
しかしそこはプロ向けの食堂。
刺身
焼き魚
カツ煮等と
出て来る量はボリウム満点。
平常時だったら嬉しいんですけどね…
そういやネットで見た外観とは全く違うよな。
小生という奴はどうしてこうなんだろう。
目は新聞の活字を追いつつも頭の中では遠ざかるウニいくら丼を逃す自分を責めていた。
店を出た後に少し先を行くと目当ての食堂がすぐに見つかった。
さすがにもう入りません
夜明けの小樽運河を泣きながら歩いて帰る私の姿をご覧頂けないのが残念です。
「鱗友朝市」(りんゆう朝市)
翌日にリベンジしまして念願のウニいくら丼を食べる事ができました。
メインの丼も良かったが海鮮味噌汁と小鉢がこれまた良い♪
明け方からビールを飲んでいました♪
つづく