熱海ニューフジヤホテルには7箇所の風呂がある。
普通、温泉旅館に着き風呂へ行こうとなると露天風呂を目指す。
我々は違う。
何より「一番古い風呂」を目指す。
資料によれば開業時地下二階に大浴場が作られている。
地下二階に降り脱衣場を抜けドアを開くと…
実に古臭い(誉め言葉)
汚いとは違うこの世界。
「壁のデザインに60年代を感じる」
「洗い場の並んだ照明を見ろ!古くて実に味がある」
温度はぬるくもなく熱くもない適温。
後に屋上に作った露天風呂より開業時の風呂でしょう。
昭和レトロが残るニューフジヤホテルに泊まって良かった!
と、思っていたのだが開業時のパンフレットと館内にあった配置図を照らし合わせると
開業時の大浴場はもっと小さく現在の女性風呂付近にあった事が分かる。
男性大浴場はかつて映画館があった場所にある。
そう言われると大浴場はそれ程古臭くないように思えます(汗
昔の熱海ニューフジヤホテルは洋式「ホテル」を謳うだけあって
各部屋のお風呂を利用する事を前提としていたのでしょう。
しかし小さな「大浴場」だったのですね。
「壁のデザインに60年代を感じる」
と誇らしく思ってしまった自分がこっ恥ずかしい。
80年代の造りだという事が後になって分かりました
つづく