あなた
昨日は晩秋の柔らかい日差しで、ささくれだった心の傷まで癒してしてくれていたのに…
今日は風はないが、曇っていてどんよりと重く、今にも泣き出しそうな空模様…
紅葉した庭木も、ひと片~また、ひと片と落ちてしまい、寒々とした姿…可哀想
みんな削ぎ落として廻りくる春を心静かに只待っている…。 斯くありたい!と願うも…
一歩外に出ると、涸れ落ち葉が、道路にへばりついて竹ぼうきでは、かき集める事ができない。
大きい葉っぱを手で拾い集め乾いた所だけ箒を使って袋にいれる…
思うように体を動かすことが出来ないので、時間はかかるけど、仕事は少々…
体が痛い…ギシギシ悲鳴をあげている…
あなた手伝って…助けに来て…
何が悲しいって、中腰になって仕事をすること。
冬を目の前にして、どうすればいいのかな?
”夕されば 門田の稲葉おとづれて 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く” 大納言経信 詠み
夕方になると、家の前にある田の稲葉を音をたてて、茅葺きの粗末な小屋に、秋風が吹き訪れることよ…。
あなた
寒さに負けないで…。