『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 雪が降りました…初雪です。

2012-11-19 16:58:08 | Weblog

 

                

    あなた

 昨日の事です。冷たい雨が霙になりついに初雪です。

 カッタンの喜びよう…さっそく庭にでて走り回わり、まるでケンタでした。

 そして雪玉を作りビニール袋にいれて「初雪だからしまっておく」と、冷凍庫に入れリコに叱られて…「シュン」…

 子供っていいなぁ…あの子を見ていると「夢」そのもの…

 今日もまだ雪は解けません。これで、根雪になるのでしょうか?

 寒い…また一人で過ごす寒さを思い知らされています。

 窓から見る寒々とした雪景色!寒さで日陰の雪は凍ったまま。

 どんなに嫌でも四季は廻ってきます。

 当分の間…寒さと淋しさとの闘い…あなた手をかして…

 人間我慢しなければ、駄目よね~寂しさにはもう慣れた筈なんだけど…やっぱり私って駄目なひと。

    ”心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花”   凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

 「凡河内躬恒が和歌のつくりり方を弟子達に教えていた時、庭に咲いている白菊に霜が降りているのを想像して、この和歌をつくって  

 みせたと伝えられています。」

    ”み吉野の 山の秋風 小夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり ”     参議雅経(さんぎまさつね)

  「この和歌は自然を詠んだものですが、秋の夜の寂しさの中、まさに衣をうつ音が聞こえてきそうです。」

 と書いてありました。

 長い夜とのお付き合いです。あなたも淋しい?