『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 古い本を繙きました

2013-05-07 17:33:24 | Weblog

 

           

  あなた

 どうにか雨もあがり春の陽ざしです。

 陽気に誘われ外に出てみますが、風が冷たい…

 自然界の中でも色々とあるのでしょう…悲しかったのかな?

 

 庭のお花がきれい…あなたの好きだったツツジの白…と言ってもピンクに近いけど

 今年は寒さのせいか咲くのが遅く今見ごろ…

 大好きな春!なのに…

 きっと季節ではなく、自分のこころなのでしょう…

 

 風が冷たく感じるのも、気持ち一つの持ちようでしょうが…

 

 ”かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思いを”   藤原実方朝臣

 こんなふうに、古い本を繙いている方が…あなたに喜ばれそうね…

 

 夕暮れになってきました。じゃ~また…。