あなた
木蓮の枝を全部切って貰った筈なのに 咲きましたね…それもこの咲き方です。
窓越しに見ていると今日の風で、ポトンポトンと潔く大きな花弁が散っていきます 。
サクラのように、ヒラヒラと優雅に舞い散る!とはいきませんが…
雨上がりの庭~埃がみ~んな洗われてキラキラ眩しいくらい、きれい…
まもなく、皐月もおわり…また思い出したくない水無月へと、暦は移っていきます。
心の隅っこが、キリキリと痛んで…でも通らなければ前には進めない。
あなたには、こんな気持ち?判らないでしょうけど…
でも、もっと辛いよね…
”あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな” 和泉式部
贅沢?じゃなく、罰当たりみたいだけど… ”もう、どいでも!いい~~”って…
あなた、こんな良い季節を後、幾つ数えられるのでしょう?