あなた
あなたの好きだったお花二種。
きょうは小雨にぬれ寒そうに震えて…
見事に咲いている木蓮が窓越しに見え、雨降りに彩りを添えてくれる。
こんな日は紫陽花のほうが似合うのになんて…ちょっぴり贅沢なことを思って…
あなた
お友達があなたへお花買ってきてくれたよ…さっそく活けて、「どういいでしょう」
雲竜柳ととてもあうよ…お友達っていいなぁ…
庭は荒れ放題だけど、お花は咲いてくれる。”ありがとう”
”祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の 色、 盛者必衰の理をあらは(わ)す。 おごれる人も久しからず、
唯 春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、 偏に風の前の塵に同じ。”!
平家物語の冒頭部分。
先日来、人の変わりようを感じたり!小さな花々を見たり!そんな時思い浮かぶのが、「平家物語」
謙虚でありたい…思いやりのある人でありたい…
難しいけど、なるべく近づくよう…努力するね。
でも、昨日も今日も、わたしにはいい日だった…
あなた
心配しないで…ね。
できれば返事が欲しい…