『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

”フウロソウ”が風に靡いて淋しげに咲いてます

2014-06-29 13:50:35 | Weblog

  

        
                   フウロソウ                                        フウロソウ                       

   あなた

 今年はフウロソウが咲かないのかと思っていましたが、ようやく元気になって、いっぱい咲いてきました。

 淋しげで、たよりなげで、つかみどころがなく、ほそくって、シャンと立っていられない花。

 けっして風に逆らわず風の吹くままユラユラと…風にからだを預けて…そめため折れることもなく楚々と咲いてます。

 

 今日は、町内会花壇の水やり当番、朝早く水をやってきました。

 風、冷たくないけど結構強い吹き方なので、小さい花が諸に風を受け花びらが千切れそう…

 可哀想だけど支柱も立てられず”ガンバレ”って励ますしかない。

 小さい花壇、ベコニア・マリーゴールド・ペチニア・ケイトウなどが行儀よく並んで咲いています。    

 

   ”花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり ”     入道前太政大臣

 こんな和歌を思い出しました。

 齢を重ねると言う事は、こんなにも淋しくなるものでしょうか…

 自分に重ね合せて…やがて…

 『俱会一処』と言う事なのでしょうね…