『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

庭の花木たちも秋の気配を充分感じてはいただろうけど、やっぱり雨が冷たそう…

2014-09-04 14:02:15 | Weblog

 

                    
               シラタマ                                       紫紺ノボタン                     

   あなた  

 雨が降ってます。

 庭の花木たちも秋の気配を充分感じてはいただろうけど、やっぱり雨が冷たそう…

 逆らえない木の葉…枝にしがみ付きながら、大揺れに揺れて…

 でも、ちょっぴり、「いいなぁ…」って。しがみつく所があって…

 

 耐えるって…やっぱりひとりで、頑張るしかないもね…

 淋しさに耐え、苦しさに耐え、痛みに耐え…どんなに恨んでも…

 元には戻らない…泣こうが喚こうが…「やっぱり、一人なのですから……」

 千日が過ぎてようやく、気が付きました… 

 頭で判っていたつもりでも…それは、「つもり」だった。

   

 なるべく迷惑かけずに、生きて行こうって勁く、自分に 誓いました…

 が、この誓いは敢え無く崩れてしまいます。

 もともと、自分に甘く、自分に寛大なわたしです。

 断固、すべて、ひとりと言うわけにはいきません。

 このことは、あなたも想像に難くないでしょう…

 

 ときどき、ポチャって雨の滴が落ちてきます。

 網戸には、雨の滴がくっ付いています。

 昏いです。

 「やっぱり、こんな日は嫌です」

 ”あ~した天気にな~れ…”