『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

また一人の淋しさに苛まされる、長い夜が続きます。

2015-12-06 10:08:44 | Weblog

   あなた

 こんなに沢山のオンコの生垣ありました。  

 いまは何もありません。    

 昨夜、雪が降りました。

 庭もうっすらと雪化粧。

 去年の「タヌ」と同じで雪を被って…チョッピリ 恨めしそうに!

 横目で睨んでるけど…

 顔が変に白く

 睨んでも可笑しいだけで効き目はなし。

 いよいよ本格的な冬のようです。

 また一人の淋しさに苛なまれる、長い夜が続きます。

 
 『こころあてに をらばやをらむ はつしもの 

          おきまどはせる しらぎくのはな』   (凡河内躬恒)

  『ながからむ こころもしらず くろかみの 

         みだれてけさは ものをこそおもへ』  (待賢門院堀河)

 「タヌ」のそばの「マユミ」と「錦木」ガラガラの裸木。

 何とも哀れで…可哀想にも思います。

 お花を買いに行きたいけど、無理?でしょうね…

 陽も射さず、寒々とした日です。

 覚悟はしてる筈なのに…

 寒いのは厭です。