『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 貪欲なまでに、四季折々を楽しみそれを「サラッ」と認める(したため)。

2015-12-17 15:42:37 | Weblog

            
                                                                                               2015-12-17-雪が降った庭

   あなた

 ついに、雪のある白い庭です。

 フフフッ…タヌの恨めしそうな顔。

 庭の木も、ようやく落ち着いた様子。

 大きいボタン雪が舞ってます。

 やがて小粒になって積もるのでしょう…

 
 40年来の友達と電話でのお喋り

 本当に久しぶりなので、話が止まらなく、彼女の電話の電池がなくなって

 ようやく、終わり…またね。

 楽しかった。

 何の衒い(てらい)もなく、長々喋っていても、飽きもなく、

 やっぱり「倖せ」これも、生きていればこそ…

 

 『雪のおもしろう降りたりし朝、人のがり言ふべき事ありて、をやると

 て、雪のこと何とも言はざりし返事(かへりごと)に、

 「この雪いかが見ると一筆のたまはせぬほどの、ひがひがしからん人の

 おほせらるる事、聞きいるべきかは。かへすがへす口をしき御心なり。

 と言ひたりしこそ、をかしかりしか。今は亡き人なれば、かばかりの事も

 忘れ難し。』  吉田兼好 (鎌倉時代末期)

 徒然草「雪のおもしろう降りたる朝 」より。

 四季折々を貪欲なまでに楽しみ、「サラッ」と書き認める(したためる)

 そして、延々と読み繋がれる。

 素晴らしいと思う。

 あなた

 日暮れてきました。

 細かな雪が飽きることなく、降ってます。

 楽しい一日でした。