『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

「あなた」風が出てきたようで、庭木の雪を散らしていますが、キラキラした冬の陽が眩しい

2015-12-27 10:45:54 | Weblog

                                          名前忘れました。ゴメンナサイね

       あなた   

 名前は忘れました。

 忘れても聞きに行くこと出来ません。

 まぁそれ程、重大な事でもないので、今度逢った時、聞くね…

 紅い実が可愛いです。

 写真をいっぱい写したお蔭で、花のない今でも楽しめます。

 あなた

 今日は寒い日です。

 庭の雪も木の枝に固まったまま載ってる。

 家の前を通る人、防寒装備してるみたいですけど、寒そうに背中を丸めて帽子を

 目深にかぶり、何となく急ぎ足。

 今日を入れて、五日で去っていく年。 

 哀し事も!沢山あったけど…

 楽しい事も!いっぱいあって…

 名残りは惜しいけど…

 新しい年には、また良い事や、嬉しい事、待っていてくれるような…

 そんな気がする。

 だからと言って、逢える訳じゃない!と思うけど。

 
 『今よりはつぎて降らなむ我が宿のすすきおしなみ降れる白雪』

 『神(かみ)な月降りみ降らずみ定めなき時雨ぞ冬のはじめなりける』

 詠み人知らず 冬の和歌(うた)より 二首

 一日、一日を生涯と思い、感謝しながら生きてます。

 あなた

 風が出てきたようで、庭木の雪を散らしています。

 キラキラ輝いてる、お陽さんが眩しい…冬の日。