『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 こんな風にして、只々、寒さが遠のくのを、じ~っと堪えているわたし。

2016-01-12 11:34:27 | Weblog

                        
                                2016-1-10- 雪の少ない庭 陽が射してキラキラ輝いて…
         あなた

 今日の庭は陽もささず、とにかく寒い。

 庭木を触ったら「ポキン」と折れてしまいそう…

 タヌも顔を雪で覆われ、可哀想と思っても払いに行く勇気はない。

 背を屈め道行く人の吐く息が白く見えるよう…

 きっと今日は真冬日。

 よっぽど、炬燵を出そうか❓とも考えたけど…

 何となく億劫でただ、ストーブに齧り(かじり)ついてる、無様な恰好…

 齢とともに、恥じらいもなくなり…

 こんなの、厭だなって…

 反省すること頻り(しきり)。

 でも、反省と現実は、噛み合わない。

 室内の温度はかなり高いが、身体のなかを隙間風が、唸り声を上げ乍ら通り抜け、

 厭が応にも寒さは募る。

 一人の寒さを思いっきり、知らされる。

 あなた

 こんな風にして、只々、寒さが遠のくのを、じ~っと堪えているわたし。