『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

時計の針の音が妙に耳障りで静かと言う事は、はっ方から、かなりの雑音が聞こえてきて…。

2016-01-18 12:46:28 | Weblog

          
                            2011-5-これが最後の「木蓮」

   あなた

 二人とも、大好きだった「木蓮」今はありません。

 あなたの病室へ、持って行った最後の写真です。

 花言葉=「自然への愛」「崇高」「高潔な心」「慈悲」等々。

 素敵な花でした。

 でも、再び植えようとは思わない。

 あなたの所へ逝ったとき、二人で育てましょうよ…

 とは、言っても育てるのは「あなた」眺めるだけの「わたし」

 これは何時になっても、変わらない道理。

 
 寒々とした日です。

 天気予報では、大雪になると言ってます。

 庭の雪は増えるいっぽう。

 どの、囲いを見ても真ん丸…コンモリした雪がただ、じ~っと我慢。

 嵐の前の静けさ?風もなく静かさが、不気味。

 昏い。

 時計の針の音が妙に耳障り。

 静かと言う事は、八方から、かなりの雑音が聞こえてきて…。

 何となく、イライラ苛立ちが、心騒めく。

 「木蓮」の写真を見て、思い出しちゃったんです。

 「約束」はいっぱいあったのに…

 みんな反故になっちゃった…ね。

 今日みたいな昏い日は、ふと思い出し…

 落ち込んでしまい、寂しさだけが我が物顔で広がって…

 そんな、わたし、やっぱり、駄目人間?。

 外も、わたしも「昏い」なぁ…

 今にも雪が降り出しそうで…いや~な日です。