『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

昨日の陽気は、泡沫の夢の様に儚く消えてしまったみたい…

2015-02-18 16:36:31 | Weblog

                         

   あなた

 お陽さんが隠れてしまったようです。

 ラジオでは3月上旬の暖かさと言い雪解けが進むので屋根からの落雪に注意との事。

 ここに座って庭を見る限り、寒々とした空模様なのに…。

 昨日の陽気は、泡沫の夢の様に儚く消えてしまったみたい…

 午後,出かけなければならない用事があるのに…

 「あぁいやだな…こんな天気で」とブツブツ言いながらも、重いみこしをあげて、

 「あなた行ってきま~す…」って… 

 外へでたら思いのほか寒くないけど、”ザクッザクッ”って雪解け道は歩きにくく

 所どころに水溜まりもあって…やっぱり大変。

 でも、良い運動になり、歩く練習にもなった様で…

 出かけてよかったって、思ったよ。

 たまには、外で歩くのも!いいかな?って…

 あなた

 わたしは、元気になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「あなた」一緒に何処か行きたいね…そんな素晴らしい青空…

2015-02-17 10:55:16 | Weblog

                                     
                                                                アブチロン
   こんなに綺麗に咲いていたときも…    

   あなた

 空一面がくまなく晴れ渡り、薄青さがどこまでも続いて…

 素晴らしいお天気です。

 キリリと引き締まった冷たさ、凛と気高い空気…

 こんな日は、背筋もシャンとのびダラダラしていた自分が疎ましく

 何もかも忘れウント動ける様な…そんな気がする。

 庭の雪は…キラキラ輝いて…

 眩しさが目に滲みて…痛くなる… でも、こんな痛さは嫌いでない。

 そんなに素晴らしい!冬青空…久しぶりに会えたね…

 あなた

 一緒に何処かへ行きたいね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 霧雨のように細かな、あわ雪…が舞い散って…儚げにきえて…。

2015-02-16 16:53:47 | Weblog

              
             紅空木 今年は咲かないでしょう…可愛いお花でした。

   あなた

 霧雨のように細かな、あわ雪…が舞い散って…儚げにきえて…。

 言い様のない暗さ…

 
 午前中はベタついた、いや~な日だった…

 モヤッっとした夕暮れだけど…すこ~し明るくなったかな…

 霧雨みたいなあわ雪も降ってない… 

 静かな夕暮れ…

 庭の雪が心持ち減った様な~…

 懐かしい友達との長電話…

 何年振りかな?…

 嬉しかった…

 やっぱり、アチラコチラ…身体を痛めて…

 この齢になると生きるってことが、本当に大変。

 彼女の話を聞いてると自分と重なり…

 胸の奥がキュン!と痛くなる。

 そして思った。

 自分を弁えて…あまり人に迷惑かけず…にって。

 何時も思っている筈なんだけど…

 あなた

 夜の始まり…今日もよい日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
                              


 時どき思い出した様に風花みたいな雪が、チラチラ舞っている…

2015-02-15 18:30:47 | Weblog

                                     

   あなた

 昨日と変わらぬお天気。

 庭にヒヨドリの番です。

 山には木の実がないとみえ、ベニシタンの実を風で毛を逆なでながらも、

 かわるがわるで啄ばんでいます。

 寒いです。

 春はまだ遠く待ち遠しい…

 凍りついたままのデコボコ道…

 時どき思い出した様に風花みたいな雪が、チラチラ舞っている…

 凛冽という言葉がピッタリの冬の朝の光景でした。

 この寒さを越えなければ「春」はやって来ない…

 深い雪の下でまだ出番でない事判っているのでしょう…ね。

 あなた

 今日も何時もと同じ何事もなく暮れそうです。

 暮れ泥む空を…見ながら遠い昔を偲んでいます。

 

 暮れ泥むじゃなく真っ暗な夜になりました。

 リコが来ていました。

 じゃ~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                


約束したことは「泡沫の夢」だったよう…

2015-02-14 14:30:38 | Weblog

                           
                      この椿のように「ボンヤリ」した日です。

   あなた

 降るでもなく、降らぬでもなく、晴れるでもなく、ザラついた粒子の粗い冬の空。

 屋根の氷柱が一段と寒さを誘う…

 昨夜もまた眠れずに、夜の静寂のなか、怯えながら目を瞑りひたすら朝を待つ。

 どんなに小さな音でも逃さじと…ピクリとも動かず、只々ひたすらに朝を待ってる。

 朝刊の入る音。

 やがて、白々と朝の気配。

 こうした、繰り返し。

 そのころようやく睡魔がやってくる。

 ひとりは寂しいよ…

 今日は友達の声が聞けたから…よく眠れることとおもいます。

 あなた

 やっぱり、ひとりは…淋しい…

 約束したことは「泡沫の夢」だったよう…

 決して責めはしないけど…

 

   

 


                                   

                

   

        


 沈んだ雪の上にチラチラ風花のように小さい雪が舞っている。

2015-02-13 13:06:43 | Weblog

                                          
            

  あなた

 今日は昏~い日です。

 友待ち雪…

 そんな雪の表情…

 沈んだ雪の上にチラチラ風花のように小さい雪が舞っている。

 寒々としたそら色。

 お陽さんの欠片すら見えない…

 淋しいなぁ…

 梅見月

 花朝

 小草生月

 等々

 2月旧暦の言い方。

 夫々に「なるほど…」と思うきちんとした訳がある。

 先ほど外へ出てみたけど…

 とても歩ける状態ではなく、やっぱり炬燵中が一番安全のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

                                 


 如月の月も後幾ばくも無くして終わり…です

2015-02-12 14:40:03 | Weblog

                                 
                                       ホタルブクロ  今年は咲くでしょうか?…   

  あなた

 今日も弱い光のお陽さん、ともすれば雲に覆われそうになりながら、それでも、

 照らさなきゃ~と…仄かな光をはなっています。

 すぐそこに「春」が足踏みしてるようにもみえるけど…なかなか「春」は遠いようです。

 雪囲いの竹が、待ちきれずに堅雪を押しのけニョキニョキと顔をだして…


 凍りついた道路はまだ融けずにデコボコ…

 弱いお陽さんの光では、まだまだこのままなのでしょう…

 

 如月の月も後幾ばくも無くして終わり…

 

 今朝”ナマゴミ”だしにでたら、お向かいの90歳になるおじいちゃんが、氷割をしている。

 「〇〇さん無理しないで…」って声をかけたら「ハイ判ってはいるけど性分で」って

 笑いながら「後何年こんな作業ができるんでしょうね…」と言っていた。

 「お互い与えられた命ですもの大事にしましょう…」と別れたが、

 奥さんを3年前に亡くしている〇〇さん…やっぱり淋しいのでしょう…

 


 


 『冬は、つとめて。                 「清少納言」

 雪の降りたるは、言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、

 火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。

 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃火桶の火も白き灰がちになりて、わろし。』

 平安時代は今より、もっともっと寒かったことでしょう…

 今の世に生まれて本当によかったって…思う…

                                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  


「今日も寒かったね」って言の葉を残し西の彼方へ消えていきます。

2015-02-11 16:05:24 | Weblog

                   
                                     金枝梅…今年も咲いてくれるかな?

   あなた

 昨日歯科予約日。

 でもあまりにも酷いデコボコ道で「転ばれては大変」とリコが送り迎えしてくれました。

 本当に助かったよ。

 今日もお陽さんがでています。

 穏やかな暖かさで照らしています。

 が、冬の陽射しは弱々しく儚げにみえて今にも雲に覆われてしまいそう…

 でも、懸命に頑張ってる…


 夕陽の溜め息まじりの光線が屋根屋根をこえ、少しずつ、少しずつ傾いて…

 「今日も寒かったね」って言の葉を残し西の彼方へ消えていきます。

 こうして、今日の日も何事もなく暮れかかっています。

 あなた

 こんな穏やかな日は心より「感謝」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 昨日の雨で案に違わず、道路はツルツル、おまけに、デコボコの轍の跡…

2015-02-09 10:41:12 | Weblog

                              

   あなた  

 見て!見て!久しぶりのヒヨドリです。

 昨日の雨で庭の雪が随分と減ったので、山からやってきたんですね。

 あなたならリンゴを忘れず置いていたでしょうけど… 

 わたしは何も置いていなかった。

 何もないので雪を啄ばんで帰っていきました。

 ちょっと可哀想だったかな?

 昨日の雨で案に違わず、道路はツルツル、おまけに、デコボコの轍の跡…

 とっても、とっても歩くのは無理。

 明日は歯科予約日…どうしよう……

 いま悩んでもどうしようもないから…明日の事は明日考えよう…

 穏やかに晴れた冬日和…キリリとした冷たさ、寒さ…

 美しく晴れ渡った青い空に耀くお陽様…

 幸せと思います。

 

 

 

 

 

 

 

           


 窓が雨に烟り眼を凝らさなきゃ庭の雪が、よく見えない…

2015-02-08 13:25:47 | Weblog

                                            

   あなた

 暖気です。何となく生暖かく、お陽さんは隠れたまま。

 風が強い。

 雨も降って来ました。

 窓を打つ雨…

 雪が融けるのは嬉しいけど、其のあとの「しばれ」が恐ろしい。

 雨はやむ気配がない。

 大粒の雨が茶の間の窓を覆い、時どき、「ゴオッ」っと大きな風音がしたかと思いきや、

 何もない筈なのにゴロンゴロンと何かが転がって飛ばされるような音…

 ちょっと不気味でいやだなぁ…真夜中でなくてよかった…

 冬の雨。

 窓が雨に烟り眼を凝らさなきゃ庭の雪が、よく見えない…

 《やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもへば》
                               『源宗于朝臣』

 「山里はいつの季節でも寂しいが、冬はとりわけ寂しく感じられる。尋ねてくれる人も途絶え、

  慰めの草も枯れてしまうのだと思うと。」  現代違訳

 雨はまだ降り続いています。