『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 一日を大切に!感謝しながら…

2015-04-19 10:50:20 | Weblog

                         
         

   あなた

 昨日の暖かさで「ムラサキツツジ」が咲きそろい見事です。

 同じツツジでも色の違うのがあって、自然を勁く感じやっぱり性格も

 違うのかな?って…

 風が冷たい。

 お陽さんは出ていない。

 日曜日。

 平日と変わらない。

 ツツジは昨日撮っておいて良かった。 

 きょうは寒さで震えて…

 庭へ出て見ても、小花は固く蕾を閉じて、堪えて…

 あなた

 自転車捨ててしまいました。

 ゆっくりゆっくり大地を踏みしめながら歩いています。

 若さにかまけ、ただひたすら急ぎ過ぎたのかも?って

 今頃少し後悔。

 残り幾許もなくなって、気づく!遅い。

 大事に生きます。

 一日を大切に!感謝しながら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       


どうか、こんな良い日がもう少し続いてくれます様に。

2015-04-18 13:13:29 | Weblog

                  
                  

   あなた

 ようやく春らしい穏やかで暖かい日になりました。

 大きな木を始末したので「カタクリ」がアチコチと思いがけない所で 

 ヒッソリと芽を出して、花開こうとしています。

 暖かい陽の光に小さな「カタクリ」が大きく深呼吸。

 いいなぁ…

 野草!だ~いすき… 

 あなたの様には育てられないけど。

 どうか、こんな良い日がもう少し続いてくれます様に。

 春の耀き…

 でも、まだあの黒い雲が邪魔して陽を隠し。

 時どき思い出して、春を苛めて…小花を虐めて…

 お願いだから苛めないで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      


たいした意味もないケンカした日もあったっけって…

2015-04-17 09:47:37 | Weblog

        あなた

 やっぱり水仙。

 決して華やかではない。

 花言葉も種類で随分違って…

 わたしの好きな水仙の花言葉は

 「もう一度愛してほしい」

 「私のもとへかえって」

 ですって…

 愛して止まない水仙…

 こんな素敵な花言葉で癒されて。

 

 たいした意味もないケンカした日もあったっけって…

 ふと思い出し。

 相手がいないって、すべて良い思い出になって…

 どうしてかな?

 今日の空は曇っていて、今にも泣きだしたいような空色。

 どうしても、暖かくなり切れず…

 春がイライラしている様子が何となく、伝わってきて、

 それが悲しい。

 小花はみんな閉じてしまい開く気配がない。

 ツツジだけ咲いていて…

 むりはしないでね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  


「カタクリ」の花が寒さに首を下げたまま、固くとじ……咲けないで。

2015-04-16 14:57:16 | Weblog

                        

   あなた

 雨はやみました。

 陽は出ることなく寒い…

 「カタクリ」が顔を出しても、寒さで花開くことなく重いくびを

 下に向けたまま。

 可哀想に。

 グズグズと寒さが続き、春が来ない。

 「花冷え」と言ったら、いいのかな?

 春の優しい暖かさが戻ってくると、時の花と言われる幾種類もの花が、

 一斉に咲き誇るであろうに…

 今年の初花「クロッカス」ほかの花が咲いても未だにヒッソリと

 可愛いく咲いて。

 曇り空は似合わない春の日。

 寒くってもツツジの花だけ咲いて…

 淋しい庭を彩ってくれて…

 風がでたのか、ツツジの花が揺れて、散ってしまいそう。

 

 『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

 淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためし

 なし。』  鴨長明

 方丈記冒頭部分、この冒頭部分が平家物語と重なりあって…

 世の儚さ、無常さを、しみじみ噛みしめさせられる。

 あなた

 明日は晴れるといいね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  


 雨に濡れてじ~っと我慢、固く閉じてしまった花々。

2015-04-15 13:49:26 | Weblog

                           
                           

   あなた

 世界に一つしかないって、育てていた「ピンクのムラサキツツジ」今年も咲きました。

 気品があって控えめで、楚々として、たおやかで!素敵。

 この花を作り出した人って本当に素晴らしい。

 今日は雨。

 かなり大粒の雨、風がないので真っ直ぐに霏々と落ちて来る。

 

 わたしが座っている茶の間の大きな窓、拭くときは大変。

 庭を見るとき、とっても幸せ。

 その窓

 今日は雨のせいでベッタリと隙間なく濡れて…。

 烟むっていてハッキリ庭が見えない。

 雨に濡れてじ~っと我慢、固く閉じてしまった花々。

 風より、雨のほうが好き。

 でも、昏い。

 あなた

 雨が激しくなりました。

 バチャバチャと何かにぶっつける音。

 遣り切れなく聞こえる。

  

 

 

 

 

        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


大きな庭木がなくなったので「エンゴサク」が満天の星の様に 散らばって咲いてます。

2015-04-14 13:19:44 | Weblog

                            
                            

   あなた

 風が冷たい、肌に刺さる様にさむいです。

 昨日の暖かさは何処かへいってしまいました。

 大きな庭木がなくなったので、「エンゴサク」が満天の星の様に

 散らばって咲いています。

 お向かいの九十歳のおじいちゃま、「ここ一面に咲いたらいいね」って

 おっしゃっり「可愛い花ですね」ってすごく褒めてくださった。

 あなたが大事に育てた「エンゴサク」。

 珍しい「白」と「ピンク」はまだ咲いてない。

 こんなに寒い中でも楚々と咲く花。

 わたしは、弱い。

 ストーブを背に家の中から庭を眺め。

 ただ、寒い…

 用事でいらした方「今日は暖かいですね」って…

 天気予報でも暖かいって言っている。

 どうしちゃったのかな?風邪ひいたのかな?

 お陽さんは眩しいのに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


昔ながらのお花が可愛いって…しばし見惚れて…。

2015-04-13 15:21:32 | Weblog

             
             

   あなた 

 ”ヒマラヤ雪の下”綺麗でしょう

 水仙もようやく花開いて、ご近所の方々が見に、いらっしゃいました。

 昔ながらのお花が可愛いって…しばし見惚れて…。

 お隣りさんはあなたに、もっと樹木についての消毒など聞きたかったって、

 言ってらしたよ。

 風は少し冷たいけど、柔らかな春のお陽さんが眩しい…

 あなたも庭のなかを見廻りたいでしょうに…

 そう思うと悲しくなるよ。

 齢を重ねると楽しく過ごした日々のことばかりが思い出され、

 今、たくさんの人の優しさで、いち日一日を過ごしていることを忘れがち…

 傲慢人間になってしまうね…

 ようやく暖かさを取り戻して小さな花を見ながらのお喋り、

 久しぶりに楽しかったよ。

 窓越しに眺める小さな庭!

 石楠花の葉っぱが心地よげにサヤサヤと揺らめいて…

 春が嬉しのでしょう。

 

 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

 おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。

 たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

 平家物語冒頭部分、この時期になると妙に思い出されるこの物語。

 そして叶わぬ恋の「横笛」悲しいね。

 平安時代へ、のめりこむ…

 そんな切なさに…

 心が折れそうに痛い…

 

 

 

       

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               


役目を終えたら、ただヒッソリと消えてしまう。小さな花たち……

2015-04-12 10:01:22 | Weblog

         

   あなた

 冷たい風がいなくなり、春の暖かい陽射しが庭を照らすようになって、

 水仙がこんなに膨らみました。

 間もなく花開き、ささくれだった心も和ませてくれるでしょう。

 春の花は小さく弱々しいけど、雪の中からポッカリ出てくれるのが、

 たまらなく嬉しい。

 長い間、雪の下で耐え忍び「真っ先に咲いて喜ばせよう」って

 咲いてくれる小さな花。

 その優しい心遣い。

 斯あらねば。

 花に教えられる。

 与えられた花の命というのでしょうか…。

 役目を終えたら、ただヒッソリと消えてしまう。

 

 『散るという 飛翔のかたち 花びらはふと微笑んで 枝を離れる』

                          俵真智

 大好きな和歌(うた)です。

 あなた 

 今日は私にとって大変な日。

 きっと守って…お願い。

 

  


あの時以来どうしても通れなかった道…歩きました。

2015-04-11 13:47:36 | Weblog

                       
                 エゾエンゴサク

   あなた

 午前中は霧ふきで、まき散らしたような小ぬか雨。

 久しぶりに裏道を通って歩きました。

 昨日のような冷たい風でなく”ファン”とした春を思わせる風。

 この道は通りたくない…と思いながら、怖いもの見たさに敢えて歩いてみる。

 病院。

 この病院を見るのが辛い。

 あの頃と同じ。

 住宅が立ち並んで。

 何処のお宅のお庭にも、クロッカスが咲いていて…

 年月を重ねても、変わっていない。

 何年振りかな?

 あの時以来。

 どうしても通れなかった道。

 もう一度通る事はないと思うけど…

 今日は歩きました。

 わたしにとっては、辛いこといっぱいの幾年間。

 でも、何も変わらないで、過ぎて行く日々。

 チョッピリ甘酸っぱい思いが…こみあげて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

 


風が木枯らしの様に冷たく身体の芯にまで射てさすように…

2015-04-10 14:55:10 | Weblog

                         
                                               ミムラス

   あなた

 今日も風が強い。

 ようやく咲いた「ミムラス」可愛いお花なのに、風に傷めつけられてご覧のような姿。

 小さい花なので、起こそうかな?と思っても触れたら折れそうで…

 ただ「ガンバレ」って…

 冷たく…寒い…とても春の風ではない…

 

 病院へ行って来ました。

 バスが来るまでの時間の長さ…

 風が木枯らしの様に冷たく身体の芯にまで射てさすように…

 心が寒さで折れてしまいそう…

 あなたがいた頃の贅沢?が、今この様な形で思い知らされています。

 やっぱり一人はさむいよ…

 あなた

 何もしてやれなかった…ね

 虚しい…な

 切ない…な

 早く暖かくなって…ほしい