『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

気持ちと言葉は、裏腹って沁みじみ感じさせられたよ…

2015-12-18 13:57:07 | Weblog

                   
                                               

                                    2015-12-18-とうとうこんな姿になりました。     

   あなた

 昨夜の雪で庭の木も、こんな姿になり、朝日がキラッキラッって

 煌めき眩しいよ…   

 今季初めての除雪

 道路、物置への通路、きれいにして頂き心より「有難うございました」

 こんなになったのを、見ると「この冬も越せるのでは?」って、

 生きる事への執着心が、膨らんできて…やっぱり、これが「本音」なの

 だろうと…

 気持ちと言葉は、裏腹って沁みじみ感じさせられたよ…

 庭の囲われた木の上に雪がまん丸に積もって…

 おとぎ話にでてくる、「笠地蔵さん」を彷彿とさせる。

 優しい「おじぃさん、おばぁさん」の話です。

 『おじいさんは、五つの笠を持って売りに出かけました。

  家を出てまもなく、雪が降ってきました 。

 雪はだんだん激しくなったので、おじいさんはせっせと

 道を急ぎました。

 か さじぞう. 村はずれまで来ると、お地蔵さま(おじぞうさま)が六つ

 ならんで立っています。』

 大晦日のお話し。

 五つの、笠を売りに行った筈なのに、あまりの雪でお地蔵さんが、

 可哀想になり、一体づつ笠をかぶせ一つ足りないのでじぶんが被っていた

 笠を被せて帰りました。

 大晦日の夜に食べるものは何もないけど…

 優しい「おじぃさん・おばぁさんは」良い事をしたと満足でした。

 夜中に、騒がしい音に目覚めたら、お地蔵さんたちがお礼にと、

 お米やお金を置いていったというお話、

 ず~っと昔に聞かされたおとぎ話です。

 いまも、こんな童話が残っているでしょうか…

 あなた

 また、雪が降ってきました。

 フワッフワッと…おとぎ話にでてくるような…

 

 

 

    
             
                                              


 貪欲なまでに、四季折々を楽しみそれを「サラッ」と認める(したため)。

2015-12-17 15:42:37 | Weblog

            
                                                                                               2015-12-17-雪が降った庭

   あなた

 ついに、雪のある白い庭です。

 フフフッ…タヌの恨めしそうな顔。

 庭の木も、ようやく落ち着いた様子。

 大きいボタン雪が舞ってます。

 やがて小粒になって積もるのでしょう…

 
 40年来の友達と電話でのお喋り

 本当に久しぶりなので、話が止まらなく、彼女の電話の電池がなくなって

 ようやく、終わり…またね。

 楽しかった。

 何の衒い(てらい)もなく、長々喋っていても、飽きもなく、

 やっぱり「倖せ」これも、生きていればこそ…

 

 『雪のおもしろう降りたりし朝、人のがり言ふべき事ありて、をやると

 て、雪のこと何とも言はざりし返事(かへりごと)に、

 「この雪いかが見ると一筆のたまはせぬほどの、ひがひがしからん人の

 おほせらるる事、聞きいるべきかは。かへすがへす口をしき御心なり。

 と言ひたりしこそ、をかしかりしか。今は亡き人なれば、かばかりの事も

 忘れ難し。』  吉田兼好 (鎌倉時代末期)

 徒然草「雪のおもしろう降りたる朝 」より。

 四季折々を貪欲なまでに楽しみ、「サラッ」と書き認める(したためる)

 そして、延々と読み繋がれる。

 素晴らしいと思う。

 あなた

 日暮れてきました。

 細かな雪が飽きることなく、降ってます。

 楽しい一日でした。

 

 


 目まぐるしく、次々と色んなことに遭遇し!疲れ果てました。

2015-12-16 19:37:37 | Weblog

*        
                                                                   

                                         2011-1-「サザンか」

  あなた

 「サザンか」です。

 今は、影も形も、ありません。

 昨日からの、わたし、見えていたでしょうか…

 目まぐるしく、次々と色んなことに遭遇し!疲れ果てました。

 『かささぎの わたせるはしに おくしもの 

       しろきをみれば よぞふけにける』 (中納言家持)

 好きな和歌(うた)です。

 あなた

 午後友達がきて「疲れてるんじゃない?」って言われちゃった… 

 昨日、頑張って、作って保存したのが何故かない…

 とうとう昨夜も眠れず…

 きっと酷い顔してたのだと、思います。

 今夜は、少し自分の体を労わってやりたいと…思ってます。

 

 

 

 

 

 


                                                        


 淋しさで心が折れて…しまいそうな時もあるの。

2015-12-15 10:30:22 | Weblog

                   
          2015-12-14-「カランコエ」  

    あなた

 ピンクの「カランコエ」あまりにも可愛くて、買ってきました。

 たくさんの小さな想い出を散りばめて咲く花、夢がいっぱい。

 花言葉=「幸福を告げる」「ときめき」など。

 本当にそう思う。

 
 雨が降ってます。

 心のなかにまで”ジュワッ”って沁みてくる様に静かに降ってる霧雨…

 敷石が濡れている。

 風も少しでてきたようで、囲いの中から出てる葉っぱが、小さく手を

 振ってる、そんな感じ。

 
 久しぶりに出かけようと、準備はしたけど「どうしようかな?」

 あまり天気がよくないので、迷ってしまう。

 おまけに頭がキ~ンって…

 昨夜変な時間に目が覚め、それからず~っと眠れずじまい…

 何度も寝返りをうち、 考え無くても良いことまで!

 あれや、これやって…

 一人ってことの、哀しさですね。

 あなた

 シャキッとするって言ってたけど…

 淋しさで心が折れて…しまいそうな時もあるの。

 まだ、迎えに来てとは言わない。

 整理できてない物、いっぱい…。

 何時になったら、できるか?それも、判らない…

 随分と昏い日です。

 昏い日は寒い。

 
 ピンクの「カランコエ」に、話しかけてみる。

 可愛いお花は、只々頷いてるだけ。

 もの言わぬけど、愛おしい「カランコエ」です。

 

 

 

 

          


庭に出て、タヌと並んでの深呼吸。やっぱり「倖せ…」

2015-12-14 14:07:25 | Weblog

  
         
                 雪のない庭~2  

   あなた

 柔らか~い~優しい~あったか~い、そんな陽射しに誘われ窓を開けての

 お掃除。

 気持ちいい~… 

 庭に出て、タヌと並んでの深呼吸。

 この頃のタヌは、齢のせいでしょうか、気弱になって、甘えることが

 多く、傍に並ぶのを待っている様子。

 あなたが、居なくなった頃は不機嫌そのもので、わたしが傍に行っても

 知らん顔で頬っぺたを膨らまし可愛げなく、横を向いて「プイ」。

 そんな、タヌだったのに…

 今は、当然のように、甘えてくる…

 何だか哀れで…~~

 久しぶりにお花屋さんを覗いて来る。

 良い香り、仄々とした気持ち。

 迎春に備えてでしょう…春のお花がいっぱい。

 お正月花は後にして、切り花少々と鉢植えの「カランコエ」を買い

 「あぁ倖せ!」って気持ち…

 
 この齢まで生きていると、色んな人に巡り合います。

 不思議と楽しい事ばかり。

 淋しいこと、苦しいこと、哀しいこと、厭なこと、みんなモヤモヤと

 霧のなかへ、消えてしまう…

 そうあるかのように?願うからかな…

 何か判らないけど、今日のわたし「倖せ」です。

 明日のことは、明日になってから…考えます。

 

 

 

 

 

 

   

                          

 

 

                 
              

 

          
        


 タヌはご老体のせいか、暖かい日を、瞳(め)を細めて喜んでいます。

2015-12-13 12:42:39 | Weblog

              
                                    2015-12-13-雪のない庭

    あなた

 こんなに穏やかでポカポカとした、暖かい日が続き、少しササクレ

 だっていた心の中も潤って…嬉しい。

 冬の日のこと、何時まで続くかは?わからないけど…

 雪のない庭です。

 冬囲いされてる木の不満の声が聞こえてきそう…

 雪あればこその冬囲いですもね。

 とは、言っても今更!どうしようもない…ひと冬我慢ね。

 タヌはご老体のせいか、暖かい日を、瞳(め)を細めて喜んでいます。

 フフフッ~あの大きい瞳(め)が細くなって…

 わたしも、後に来る大荒れのことは考えず、今の暖かい日を喜びたいと

 思います。

 一日、いちにちが、生涯です。

 与えられた「いのち」大事に生きます。

 あなた

 ご近所の90歳の「おばぁちゃま」昨日いらして、また言ってたよ

 「じいちゃん、迎えにこない」って。

 「折角与えられた「命」大事に生きましょうよ」って言ったら、あまり

 ご機嫌よろしく、ない様でした。

 あちらの病院、こちらの病院と、連れて行ってもらっているのに…ね。

 難しいです。

 リコに言われます

 「可愛いおばぁやんになってね」って。

 あなた

 今日も半日過ぎました。

 残りの半日も大事に生きるね…

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

     


「矜持」を胸に刻み、生きなければ!…そうと思います。

2015-12-12 10:59:24 | Weblog


                     
 

       あなた 

 2011-1-です。

 迎春花「黄梅」が見事に咲いてます。

 花言葉=「恩恵」「優美」「気高い」「期待」等々 。   

 例年お元日に咲かせて喜んでいた人。

 特別、思うことなくただ、お互い「新年おめでとうございます」って…

 元気で今日を迎えることが出来たことを喜ぶ…それだけ。

 まさかそれから数か月で、お別れ?泣きの日々を過ごす?なんて

 予想だにしなかった。

 人の命の儚さです。

 だから、鉢ごと捨てました。

 4年たった今、写真が残っていようとは…

 努々思わない出来事。

 あなた

 忘れようとして、忘れる事は出来ないけど…

 「矜持」を胸に刻み、生きなければ!…そうと思います。

 呼べど叫べど…もう帰らない人。

 この寂しさから、たった一人で這いあがらなければ…

 ならないのです。ガンバッテます。

 ときには、ブツブツと独り言、あなたの前で。

 これは、致し方ないこと。

 今日も、「感謝」で暮らします。

 


身じろぎもせず、何者も寄せ付けない!って言う様に立っている。「庭の木」

2015-12-11 11:03:41 | Weblog

                             
                                         ツルウメモドキ   

   あなた

 「ツルウメモドキ」可愛いでしょう… が、今はありません。

 昨夜來の雨で、庭に雪はなく、道行く人も傘をさし、ジャボジャボの道な

 ので前屈みで歩いている。

 この後の凍れが恐い

 「どうか病院へ行く日は、ツルツルになりませんように!」って

 祈るのみ。

 陽も射さずドンヨリト暗い日。

 僅かばかり残っている雪も、雨で消えてしまうのでしょう。

 ”昏いなぁ…”

 庭の枯れ木が、なにやらボンヤリと、黒い影のように、淋し気に

 身じろぎもせず、何者も寄せ付けない!って言う様に立っている。

 風もないのでしょうけど…

 微動だにしない庭の木。  

 わたしも、そんな心境になってみたい。

 どんな事があっても、刻(とき)は、一秒たりとも 遅れず過ぎて

 行き、

 ときには、残酷とも思える 「刻」。 

 「時間よ止まれ…」と、喚いても平然と狂いなく過ぎていく「刻」

 あなた

 こんな昏い日は厭。

         


ほんの少し残っている庭の雪、朝日にキラキラ煌めいて…

2015-12-10 11:36:27 | Weblog

      

 

         あなた

 昨年我が家で咲いた「芍薬」です。

 どこから見てもやっぱり、豪華  な花「芍薬」です。

 冬にしては暖かく穏やかな日。

 家の中にいるのが憚られる様な日。

 外へ出てきれいな空気を思いっ切り吸い込んでの深呼吸。

 これで、「ゼイゼイ~」もなくなるよ…

 ほんの少し残っている庭の雪、朝日にキラキラ煌めいて…

 「あぁ瞳(め)が痛い」って

 ガラスの欠片が飛んで来るような…そんな感じ。

 アッまた、番のヒヨドリ。

 あの甲高く鋭い声からは、想像できない細身の優雅な姿、いつ見ても

 美しいなって…

 この頃はいつ来るとも判らず、リンゴも置いてない。

 それでも、紅紫檀を啄ばみ一声残し去っていく。

 何時までも続いてほしい、冬の暖かな日。

 あなた

 散歩してみない?

 

                


どんな時でも「矜持」を忘れず「キリ」っとして生きなさいって…。

2015-12-09 11:55:11 | Weblog

        あなた    

 あなたが慈しんだ「ゼラニュウム」です。

 2012-12-12月と書いてあります。 

 いっぱいのお花を育てていた、「あなた」。

 大きな声で呼んでも!帰って来ない。

 居なくなる…とは、こうゆうことなんです…ね。

 今日もピカピカの眩しい天気。

 庭の木がただ、すっくと立っている。

 当たり前の光景。

 でも、何時まで見られるの?って思うと、やっぱり、瞳(め)に焼き付けて…

 おかなきゃ…ね。

 突然亡き母に言われた言葉を思い出す。

 どんな時でも「矜持」を忘れず「キリ」っとして生きなさい。

 毎度言われました。

 その頃は本当に厭だった。 

 でも、今のわたしは、ただ、グダグダと昔のことを引き摺って、生きている。

 これじゃ~ね…

 「シャン」として生きなけりゃ…

 きっと亡き母が「いい加減シャン」としなさいって、「喝」をいれてくれたの 

 だと、思います。

 あなた

 わたし、「シャン」とするね…。