「金」 今年の漢字
日本漢字能力検定協会は12日、今年の漢字を発表した。「金」である。
25万8912通の応募のうち、9156通を獲得
金環食のほか、ロンドン五輪での日本人選手の活躍や高さ世界一の「東京スカイツリー」の開業、
京都大学教授・山中伸弥氏のノーベル生理学・医学賞受賞など
「多くの金字塔が打ち立てられた」ことがその理由にあげられる。
また、消費増税や生活保護費の増大など「金(かね)」をめぐる問題を理由に挙げた人も多かった。
と、メディアは伝えています。
その年の世相を表す字として、1995(平成7)年から毎年12月12日の漢字の日に発表している。
今年の漢字で「金」は二回目の受賞である。
前回2000年には、シドニー五輪や金融機関の破綻・再編などを受けて選ばれたようです。
今年の2位以下は次の通りです。
ロンドン五輪のチームワークなどから「輪」、領土問題から「島」「領」、政治の混乱などの「乱」が
続く。これを見てなんだかちょっと寂しくなりました。東日本大震災や福島第一原発の放射能拡散が、
たった1年と9か月しか経っていないのに、これに関する漢字がでていない。
ちょっと寂しい。
人々の中で3.11は徐々に風化し始めている。
「悲しいことや辛いことは早く忘れて、希望への道を歩みたい」という気持ちも大切ですが、
福島をはじめとする東北の被災地の苦しみを忘れてはならない。
過去の災害を教訓として、未来を担う子供たちに安心して住める社会を手渡すことが、
私たち大人の役割だと思います。
3.11の悲劇を決して忘れてはいけない。
(昨日の風 今日の風№2)
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