福島県磐梯吾妻スカイラインの入り口に高湯温泉はある。
全部で7~8軒ある温泉宿の旅館・玉子湯の露天風呂に入る。
白濁湯の硫黄の匂いが強い露天風呂は、渓流に沿ってあり野趣満点である。
硫黄の匂い=ゆでたまごの匂い、が旅館の名前の由来なのだろう。
ゆっくり湯につかり、体の心地よい火照りが冷めないうちに
ふたたび上りこう配の道を走るとすぐに、磐梯吾妻スカイラインの料金所に着く。
やがて、左に荒涼とした浄土平らの噴煙を眺め、右手には標高1707mの吾妻小富士を
眺めながらの快適なドライブ。
車窓に展開する高原の景色を眺め、車を走らすうちに土湯料金所が見えてくる。
そこが、平均標高1350mの「日本の道100選」のスカイラインの終点である。
ここに高見楢吉の高さ2mの歌碑が台座の上に聳え立っている。
土湯峠の視野の涯にて
碧々し(あおあおし)
桧原小野川秋元の水
この土湯峠に立ってはるか下界の涯
碧く(あおく)かすむ景色の中に
桧原湖、小野川湖、秋元湖の湖水が
白く光っているのが見える。
「視野の涯」と詠んだことがこの歌のスケールを
大きなものにしている。
雑草におおわれ、
人々に忘れられたような歌碑の前のススキが
初秋の訪れた土湯峠の風に、ゆらゆらゆらいで
旅の疲れを忘れさせてくれた。
(2010.9.19)
全部で7~8軒ある温泉宿の旅館・玉子湯の露天風呂に入る。
白濁湯の硫黄の匂いが強い露天風呂は、渓流に沿ってあり野趣満点である。
硫黄の匂い=ゆでたまごの匂い、が旅館の名前の由来なのだろう。
ゆっくり湯につかり、体の心地よい火照りが冷めないうちに
ふたたび上りこう配の道を走るとすぐに、磐梯吾妻スカイラインの料金所に着く。
やがて、左に荒涼とした浄土平らの噴煙を眺め、右手には標高1707mの吾妻小富士を
眺めながらの快適なドライブ。
車窓に展開する高原の景色を眺め、車を走らすうちに土湯料金所が見えてくる。
そこが、平均標高1350mの「日本の道100選」のスカイラインの終点である。
ここに高見楢吉の高さ2mの歌碑が台座の上に聳え立っている。
土湯峠の視野の涯にて
碧々し(あおあおし)
桧原小野川秋元の水
この土湯峠に立ってはるか下界の涯
碧く(あおく)かすむ景色の中に
桧原湖、小野川湖、秋元湖の湖水が
白く光っているのが見える。
「視野の涯」と詠んだことがこの歌のスケールを
大きなものにしている。
雑草におおわれ、
人々に忘れられたような歌碑の前のススキが
初秋の訪れた土湯峠の風に、ゆらゆらゆらいで
旅の疲れを忘れさせてくれた。
(2010.9.19)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます