米来週開催のFOMC控えてNY市場様子見、NY原油WTI,バレル72ドル台まで下落、一方、中国、ゼロコロナ規制解除に進む、11月の中国輸入額、前年比中国輸入:10.6%減(学校で教えてくれない経済学)
「米FOMCを13,14日に控えて様子見、NYダウは横ばい、S&P500とナスダックは小幅値下がりした。中国が7日、10項目のコロナ規制緩和策を発表した。」と7日、WSJ紙電子版が伝えた。7日。ブルームバーグ電子版は「中国政治局員会で景気回復に焦点を移すことを決めた。習主席は腐敗との戦いを推進すると語った。」と伝えた。7日、NYタイムズ電子版は「ジョージア州米上院再選挙が行われ現職の民主党のアーノック氏が勝利した。米上院は民主党51議席、共和党4席と民衆党多数が確定した。トランプ前大統領が送り込んだ候補が敗退したことでトランプ氏には痛い結果となった。」と伝えた。
7日、NY市場でダウは33,597ドル、1ドル高とほぼ横ばい、S&P500 は3,933と7ポイント、0.19%安、ナスダックは10,958と56ポイント、0.51%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは22.68と2.30%上昇、米10年債利回りは3.419%と2.68%低下した。NY外為市場=136.56円、1ユーロ=143.48円、1英ポンド=166.63円と週明け開かれる今年最後の米FOMCを控えて様子見した。NY原油(WTI)はバレル72.38ドル、2.5%安、北海ブレントは同77.35ドル、0.06%安と続落した。米利上げ継続観測による景気後退懸念と米原油在庫の予想外の増加が相場を押し下げたとブルームバーグが伝えた。NY金はオンス、1,798.80ドルと0.92%高、ビットコインは1万6,829ドル、1.51%安で取引された。
8日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①航空機旅客員組合1,000人が23日までの8日間のストライキに入ると7日発表した。グラスゴーでは学校関係職員が7日からストライキに入った。英政府は対応について明らかにしていいない。英議会で英首相は「言葉では断固反対すると述べたがどう行動するかについては触れなかった。②ドイツで7日、過去ナチスに関わっていたとされる極右勢力とみなされるグループ25人が首相殺害何度の容疑で逮捕された。」と伝えた。
シンガポールCNAは「①中国国家衛生健康委員会は、7日、大幅なコロナ規制緩和を発表した。中国はようやくコロナと共有を始めたようだ。ゼロ・コロナ政策が中国経済に打撃を与えている。PCR検査の廃止、無症状‣軽傷者には隔離施設収用から自宅隔離を容認に変更した。国民のニーズにこたえることが出来ると当局は述べた。②米・豪・英3国は潜水艦技術共有で合意した。③中国統計局は11月の輸出額が前年比8.7%減(10月:0.3%減)、輸入が10.6%減(10月:0.7%減)と貿易額が大幅に減少した。ゼロ・コロナ政策が大きく影響した。」と伝えた。中国CCTV,上海衛視はともに中国のコロナ規制解除を詳細に報道した。韓国KBSは「ワールドカップで大活躍した韓国チームが7日、帰国した。多くのサッカーファンがお疲れさまでしたと出迎えた。②韓国梨秦院雑踏事故に関連して大統領に虚偽報告していたことが新たに判明した。」と伝えた。12月8日は82年前の1941年、日本が真珠湾を攻撃した日である。1938年生まれの筆者は全く記憶にない。日本がアメリカと戦争をした事実さえ知らない人が増えているそうだ。歴史を振り返る日としたい。(了)