桜五分咲き・茶屋地区会館
江嵜企画代表・Ken
神戸住吉、茶屋地区会館前庭にある阪神淡路大震災慰霊碑を
見守るように立つ桜の木がここ数日で一気に花をつけ、五分
咲きとなった。前々から一度描いてみたいと思っていた桜である。
前日の雨も上がり、絶好のスケッチ日和となった。朝晩は
まだぴりっとするが、週明け朝一番でスケッチが出来幸いだった。
この日は茶屋地区のごみ出しの日で、ご近所の人が、目ざとく
見つけて、ごくろうさん、立派に仕上げて下さいと激励され、
元気をもらった。
慰霊碑には茶屋地区協議会の名前で地区で震災でなくなられた
30名の方々のお名前が刻まれている。わがマンションから幸い
犠牲者は出なかったが、茶屋地区に属している。震災直後打ち
合わせなどの会合では、茶屋会館にはしばしばお世話になった。
今年は阪神淡路大震災が起こって20年の節目の年にあたる。
5月4,5両日の本住吉神社例大祭には茶谷地区だんじりも
13台の一つとして巡行に参加する。子供たちも含めて大勢が
駆けつけることだろう。
今年の本住吉神社例大祭のテーマは「絆」という。世界各地で
火山噴火、地震が頻繁に起こっている。わがマシンションも少しでも
顔見知りになっておこうと何ができるかについて有志での集まりが
先日あった。いざと云う時に顔見しりになっていることが助けとなる
ことが、20年前の大震災の教訓の一つとして残っている。
神戸も人口が155万と、ほぼ震災前の水準に戻った。しかし、
震災後生まれた人、その後神戸に来られた方入れると、人口の半分
以上が震災を知らない方になった。この機会に人と人の絆の大切さを
改めてかみしめたい。(了)