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株式相場乱高下の真犯人はコンピューター:NW誌日本版最新号(学校で教えてくれない経済学)

2011-08-18 12:21:43 | 経済学
米経済メルトダウン?経済危機の深刻度」というタイトルで近着の二ュ-ズウイーク(NW)誌日本版が特集を組み、ノーベル賞学者が診断書と処方箋を書いていた。しかし、「債務削減と経済成長は、そもそも両立しない」銘題を前にして、「不透明な状態」から抜け出すことは容易でないことがはっきりした。

一端原発がメルトダウンしてしまうと、チエルノブイエ同様フクシマも抜本的な処方箋が描けないことと類似している。「米FRBが量的緩和策第二騨(QE2)の一環として6,000億ドル相当の米国債買い入れを決めたがあくまで「鎮痛剤」に過ぎなかった」とベタ二―・マクリーン記者がNW誌本号に書いていた。

18日朝の「モーニングサテライト」を久しぶりで見ていたら野間口毅氏が「今後の米経済データ次第では金融緩和第三弾(QE3)に対する期待感が出て来るだろう。」と話していた。職業柄期待感を持たせた発言をどうしてもされたいのであろう。ただ、先日米FRBは「2013年半ばまでゼロ金利を据え置く」とFOMC声明文に明記した。にもかかわらず米株式市場はその後も乱高下を繰り返し、17日のNYダウは、一時124ドル上げたが、引けにかけて値を崩し、前日比4ドル高、ほぼ横ばいの11,410ドルで取引を終了した。

行き場のない資金はどこへ流れているのか。17日の付けのWSJ紙電子版は、NY金先物相場が1,791.20ドル、NY原油(WTI)がバレル87.58ドルで取引されたと書いていた。今一つの資金の流れは外国為替市場である。18日付けの WSJ紙日本版は「スイス中銀3度目の金融政策もフラン高なお収まらず、多国籍企業スイス離れ」のタイトルで、「スイスフランはここ1週間で10%対ドルで下げたが、ここ1年で見ると対ドルで32%、対ユーロで14%値上がりしている。スイス中央銀行(SNB)は「スイスフランは余りにも過大に評価されている」と声明を出したと書いていた。

今朝の「ワールドWaveMorning」を見ていたら中国中央テレビがバイデン米副大統領の訪中の様子を紹介、その中で「中米関係は大きく変化している。工場からマ―ケットへの変化、中国は今後、資本の輸出国へ進もうとしている。両国の信頼し合うことが重要だ。ライデン副大統領の訪中は理解強化に貢献するだろう」と中国政府を代弁してアナウンサーが力説していた。

バイデン副大統領の訪中は「習副主席の政治姿勢を探る目的」と題して、「今回のバイデン副大統領の訪中は、主にワシントンの政治問題と台湾への武器売却の可能性について話し合いをすると見られている。」「今回、バイデン氏は習氏と四川省で会うことが決まっている。習氏の知名度向上を狙った共産党の意図的な判断と思われる」などとWSJ紙日本版の記事がでていた。同じテーマのニュースでこれだけの違いがある。

NW誌の記事に戻す。ベータ二・マックリーン記者は「NYダウ、4日連続で400ドル以上の変動の「真犯人」はFRBとコンピューターだと断言していた。今日のマーケットでは売り買いの大半がコンピューターによつて行われている。70%から90%占めると言う専門家もいると書いていた。

朝から晩までコンピューター画面を見ながら生活する習慣が日本でも定着して来た。今では小学校低学年でもパソコン授業が増えて来たと伝えられる。鈴虫の声に秋を感じ、夕日を見て美しいと感じる子供の感性も大切にして欲しい。(了)

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