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原油新高値、NYダウ大幅安ー学校で教えてくれない経済学

2005-07-07 09:20:22 | 経済学
 7月6日、NYダウは、原油(WTI)相場が、新高値を
更新したと見るや、これが筋書き通りといわんばかりに
101ポイント大幅値下がりした。

 この日、NY原油8月物先物相場は、ハリケーンCindyが
ルイジアナ州を襲い、停電などから2ヶ所の製油所が
操業停止に追いこまれたことを材料に、バレル1.64ドル、
約3%上げ、61.28ドルと6月27日につけた60.54ドルの高値を更新した。

 50ドル台原油はその後の経済統計から見て、
米国経済は未知の経験を乗り切っていくかに
見えた。

 米GDPも今年年後半も年率3.5%と予測、
消費者信頼感指数も、5月の103.1から
6月の105.8へ上げていた。

 ハリケーンの影響をマーケットが心配するには
理由がある。昨年秋メキシコ湾岸を襲い、多くの製油所を
操業停止に追いこんだハリケーンIwanの悪夢が
あるからだろう。

 CindyのあとハリケーンDennisがカリブ海に発生した。
いよいよ夏場のドライビングシーズン到来というところで
またまた今年もハリケーンにやられるのではないかとの
思惑をさそってもおかしくない。

 今年にはいリ株式投資でいま1つ運用成績が上がらない
ヘッジファンドがここをせんぞと原油相場に資金を投入して
くる可能性も十分考えられるだろう。

 米利上げはいつまで続くのか。短期金利上昇下、
長期金利低迷。住宅バブルの行方はどうか?

 今週末発表予定の6月の米雇用統計も見てみたい。

 英スコットランド、グレンイーグルホテルで開催される
G-8も直近に控えている。

 今回のG-8では、アフリカと環境を主議題としているが
なにが飛出すか不透明だ。

 60ドル原油時代が果して到来するのであろうか。

 不透明なことを一番嫌うのが相場の世界である。

 原油新高値、NYダウ大幅安。

 内外ともに海図なき航海が続きそうだ。(了)

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