「10日のNY市場は上下に大きく揺れを繰り返したが,経済対策期待から、取引終了にかけて上げに転じ、NYダウは25,000ドル台へ戻して取引を終えた。3月6日の26,121ドルから3月9日に23,892ドルまで下げていた。直近安値からほぼ1,000ドル戻した。」と10日付けWSJ紙電子版は伝えた。10日のロイター電は「10日のNY市場でダウは1,167ドル、4.9%高、25,018ドル、ナスダック、5.0%高、8,344、S&P500,4.9%高、2,882で取引を終えた。いずれも安値拾いによる値上がり。恐怖指数VIXは47.30へ13.2%低下したが年初の20ポイント台と比べれば高い水準にある。景気対策期待から株反発で米債券が売られ米10年物債券利回りが一時、0.8%まで戻したがあと0.75%まで反落した。NY外為市場では利回り上昇、原油反発、株高から対円でのドル買い戻しが目立った。1ドル=105.51円、1ユーロ=118.89円、1英ポンド=135.73円で取引された。NY原油(WTI)がバレル34.87ドルまで戻した。一方、NY金はオンス1,649.45ドルへ小幅に値下がりした。」と伝えた。
10日付けのヤフーファイナンス電子版によれば主要個別銘柄別の動きは以下のとうり。「アップル、285ドル、7.2%高、ダウを130ポイント押し上げた。ホームデポ、225ドル、7.2%高、同103ポイント押し上げた。いずれも急落の後の安値拾いによる値上がりで、2銘柄でダウ反発の25%を占めた。マイクロソフト、160ドル、6.8%高、同70押し上げ、JPモルガン,100ドル、同49ポイント、VISA、182ドル、6.7%高、同77ポイント、ゴールドマン、184ドル、6.7%高、同78ポイント、マクドナルド、199ドル、7.0%高、同88ポイント、ダウ平均を押し上げた。旅客便大幅減のアメリカン航空、17ドル、15.3%高、クルーズ船業績悪化見通しのカーニバル、24ドル、10.4%高と上げたが、いずれも大きく売られていたあとの安値拾いによる。原油関連ではエクソンモービル、43ドル、3.7%高、ボーイング、231ドル、1.7%高とともに株価の戻りは鈍い。」と伝えた。
10日付けのワシントンポスト紙電子版は「①コロナウイルス感染が全米に拡大で、トランプ氏の2020年選挙対応で政策及び日程変更を迫られている、②トランプ大大統領にはコロナウイルス対策で14回ツイートしたがその都度中身が違っている、③コロナウイルスによる地政学的リスクと純政治的リスクが併存している、④トランプ大統領はコロナウイルス対策で共和党議員首脳らと10日会合を開いたが具体的な合意は得られなかった模様だ、⑤コロナウイルス対策でリセッション回避が可能か。うまく機能するかどうか保証はないとの見方が多い」と書いた。一方、10日のNYタイムズ紙は「①コロナウイルス風評被害でクーズ船業界は苦しい局面に立たされている、②欧州自動車メーカーはコロナウイルスによる域内での影響以上海外需要が当初予想以上に落ち込みが懸念される、③トランプ米大統領は米議会に緊急コロナ対策予算を上程見込みである、④コロナウイルス対応で米FRB緊急利下げ、さらなる追加利下げの発動は悪循環をもたらし景気が逆スパイラルに陥るリスクが指摘される。」と書いた。10日のNY市場は急反発した。しかし落ち着きが見られない。目がキョロキョロしている。いかに腹に収まっていないかを教えてくれている。(了)
10日付けのヤフーファイナンス電子版によれば主要個別銘柄別の動きは以下のとうり。「アップル、285ドル、7.2%高、ダウを130ポイント押し上げた。ホームデポ、225ドル、7.2%高、同103ポイント押し上げた。いずれも急落の後の安値拾いによる値上がりで、2銘柄でダウ反発の25%を占めた。マイクロソフト、160ドル、6.8%高、同70押し上げ、JPモルガン,100ドル、同49ポイント、VISA、182ドル、6.7%高、同77ポイント、ゴールドマン、184ドル、6.7%高、同78ポイント、マクドナルド、199ドル、7.0%高、同88ポイント、ダウ平均を押し上げた。旅客便大幅減のアメリカン航空、17ドル、15.3%高、クルーズ船業績悪化見通しのカーニバル、24ドル、10.4%高と上げたが、いずれも大きく売られていたあとの安値拾いによる。原油関連ではエクソンモービル、43ドル、3.7%高、ボーイング、231ドル、1.7%高とともに株価の戻りは鈍い。」と伝えた。
10日付けのワシントンポスト紙電子版は「①コロナウイルス感染が全米に拡大で、トランプ氏の2020年選挙対応で政策及び日程変更を迫られている、②トランプ大大統領にはコロナウイルス対策で14回ツイートしたがその都度中身が違っている、③コロナウイルスによる地政学的リスクと純政治的リスクが併存している、④トランプ大統領はコロナウイルス対策で共和党議員首脳らと10日会合を開いたが具体的な合意は得られなかった模様だ、⑤コロナウイルス対策でリセッション回避が可能か。うまく機能するかどうか保証はないとの見方が多い」と書いた。一方、10日のNYタイムズ紙は「①コロナウイルス風評被害でクーズ船業界は苦しい局面に立たされている、②欧州自動車メーカーはコロナウイルスによる域内での影響以上海外需要が当初予想以上に落ち込みが懸念される、③トランプ米大統領は米議会に緊急コロナ対策予算を上程見込みである、④コロナウイルス対応で米FRB緊急利下げ、さらなる追加利下げの発動は悪循環をもたらし景気が逆スパイラルに陥るリスクが指摘される。」と書いた。10日のNY市場は急反発した。しかし落ち着きが見られない。目がキョロキョロしている。いかに腹に収まっていないかを教えてくれている。(了)