ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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短すぎるブリーフも困るが、しばらくは長居を控えた方が良い?(学校で教えてくれない経済学)

2010-10-22 21:36:01 | 経済学
ブリーフ・イズ・ジャスト・ブリーフ(Brief is just brief)と言ったのは、日本化学繊維協会が雇用していたカナダ人弁護士、ゴットリ―ブの言葉である。彼は又、日本からカナダ向けポリエステル長繊維織物がダンピング提訴された時、ジャパニーズ・ポリエステル・ジャスト・スメルズ ・シルク(Japanease polyesterfabrics just smells silk)(日本製ポリエステル織物はシルクの臭いがする)と安売り(ダンピング)していないと証言した時、会場がどっと沸いた40年前のオタワでの情景を今も良く覚えている。

ブリーフとは本来、短いという意味である。ブリーフが長いとステテコではないか。様にならない。外国の要人、例えば大統領などのスポークスマンは、しばしば、ブリーフィングを行なう。演説などを手短に要点のみ伝えることである。日本人のプレゼンテ―ションが下手なのは基本的に話が長い。しかも原稿から目を離さないから聞き手の心を掴めない。

欧米系の外国人はスメル(smell)という言葉をよく使う。匂いを嗅ぐという意味である。犯罪捜査の際、あいつはどうもクサイ、と言うときにもスメルを使う。狩猟民族ならではの言葉である。日本の警察の検挙率が落ちたと聞くが、おつむばかり発達した警官や刑事が増えた結果ではないかと勝手に想像している。頭から入る人は概して信用出来ない。

最近の日本人の傾向を挙げろといわれたら、即、嗅覚が衰えたと答える。嗅覚とは、本来、生き物が基本的に持ち合わせていなければならない能力である。脱線ついでに言えば、少子化の背景の一つに、経済問題以前に、日本人の嗅覚の衰えが、大いに関係している。クン,クンが出来なければ、こどもなど生まれるはずはないと、常々思っている。

今朝のNHK・BS[おはよう世界](経済情報)では、大和キャピタルマネジメントのシュナイダ―・ケイコ氏が出ていた。限られた時間に言葉選びして話す彼女の語りにいつも感心している。以下、シュナイだ―・ケイコさんのブリーフィングをお聞きください。

「ガイトナー米財務長官は、アメリカはドル安を意図して進めていいないと語った。G20メンバーからの批判をかわす狙いがある。同時に中国の人民元切り上げを促した。21日のNYダウは前日比38ドル高と小幅の上昇に留まった。金融株の下げが足を引っ張った。」
「NYダウは8月末から1,100ドル上昇した。「量的緩和」期待が相場を支えた。そろそろピークが近いとの見方が出ている。「量的緩和・ドル安」を材料に、原油(オイル)も金(ゴールド)も上げて来た。しばらく一服するであろう。」と実に明快に話しておられた。

水鳥は、逃げ足が早く、深追いしない。ドル安もG20を控えて一服すると投資家は嗅ぎつけたようだ。短か過ぎるブリーフも困るが、しばらくは長居は控えた方がよさそうだ。(了)

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