TimeLess2025展が12月18日に髙島屋京都店6階画廊で開かれ、お目当ての森田りえ子画伯の3点の絵を会場でスケッチし自宅で彩色した。
会場に入り森田画伯の絵と分かる「春の使者」と題する、水仙と椿のタテ90.9センチ、横116.7センチの大作が真っ先に目に飛び込んで来た。
森田りえ子画伯は「北陸に向かう列車の窓に切り取られた一瞬の景色を作品にしました。春とは名ばかりの早春の午後、余寒に耐えながら咲く水仙の花群れと椿の競演は、これから訪れる春を予感させるものでした。」と会場に用意された画集に記した。
森田りえ子画伯の絵は「春の使者」を右に朝顔の絵を挟んで左の桜の絵と3点が並んでいた。
初日11時過ぎに会場に着いた。会場受付で「森田りえ子先生に髙島屋大阪店の日本画教室の生徒でした。森田りえ子先生は会場に来られますか」と伺ったところ、まだですとのことだった。
カウンターにたまたま画集が数冊おいてあった。「これ、分けていただけますか」と伺うと、ラッキーにも「どうぞ、お持ち帰り下さい」とのこと。森田りえ子先生のご縁に改めて感謝した次第である。
森田りえ子先生は画業に専念されるとのことで教室を離れられた後、猪熊佳子画伯にご指導を受ける幸運に恵まれ現在に至っている。
Timeless 2025 展は京都から会場を髙島屋日本橋本店6階画廊で2025年1月8日~13日まで、1月29日~2月3日まで髙島屋大阪店6階美術画廊で開催される。
同展には洋画家6人、日本画家4人が各位各3点出展しておられる。「分野、世代を問わず、10人が触発し合い、美意識を競い合っている」と作品集の巻頭に記されていた。
最寄りお出かけの節は、同展にお立ち寄りいただければありがたい。
時に2025年1月17日、阪神淡路大震災30周年を迎える。2024年は元旦に能登地震、2日に羽田空港事故そして12月17日には韓国で179人が亡くなる墜落事故があった。
2025年が穏やかな年になって欲しいとただ祈るのみである。(了)