ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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全指の痺れ:井穴刺絡

2024-08-03 09:29:17 | 診断即治療と虹彩学
一般的には鍼でやるのですが・・・

昨日、「全脂が痺れている」という方が来られました。
最近痺れているのではなく、前々から痺れていたのです。
80歳代の方ですので、動脈硬化による血流不足が考えられます。

私は「井穴刺絡」というのはあまり好きではないのですが、2~3年に1回程度刺絡をする場合があります。
それは、四肢の一方向に痺れがあるときなどに使います。
たいていは、関節を調整すれば痺れはとれますので、あまり使うことがないのです。

井穴刺絡(せいけつしらく)とは、伝統的な東洋医学の一部で、特定の経穴(ツボ)に対して針を使って刺し、そこから少量の血を取る治療法です。
この治療法は、体内のエネルギー(気)と血液の流れを調整し、病気や症状の改善を目指すと言われています。

具体的には、以下のような効果や目的があるとされています。
  1. 痛みの緩和:特定のツボに対して刺絡を行うことで、痛みを軽減する効果があります。
  2. 血液循環の改善:刺絡によって血液の流れを促進し、血液循環を改善することが期待されます。
  3. 免疫機能の向上:体の免疫機能を活性化させ、病気の予防や回復をサポートします。
  4. 内臓機能の調整:経絡を通じて内臓の働きを調整し、全身のバランスを整える効果があります。
井穴刺絡は、古くから用いられてきた治療法であり、現代でも東洋医学の一環として利用されています。
ただし、治療を受ける際は、信頼できる専門の鍼灸師による施術を受けることが重要です。

それで結果はどうだったかと言うことですが、
「少し楽になった」と言ってくれました。
※ 多分、気を遣ってそのように答えてくれたと思います。

井穴刺絡は、「寫法」です。
瀉法で治療をすると、「気を抜いてしまう」ので、使いすぎると「虚衰」させてしまうので、頻繁に使うことは避けた方がいいと思います。
だから、私は刺絡をほとんど使わないのです。

井穴刺絡で検索すると、いろいろな症状に効果があるように書かれていますが、井穴刺絡をする場合はマイナス点も考えて使うことをお勧め致します。

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