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それぞれ赤い円で囲んだところが痛いと訴える方が来られました。
筋肉の勉強をした人なら、多分、多分ですよ、多分、手も足も「伸筋の関係」と考えるのではないでしょうか。
そして、経絡を勉強した人なら、「手は三焦経辺りで、足は胃経が関係している」と考えると思います。
となると、筋肉や腱の調整をしたり、経絡で治療したりすると思います。
それはそれで治ればいいのですが、多分、軽くはなっても治るまでは至らないと思います。
これを七星論で診断すると、手は「地=心包、月=三焦、火=心」と関係しており、足は「地=心包、火=心」と関係していると考えます。
つまり、集約すると「心・心包」の問題になるわけで、そこまでわかると、あとは治療法を考えるだけです。
一瞬、どの治療法でやろうか、と考えたのですが、きのうも書きましたが、最近は「エネルギー療法」(七星鍼法ではFAT:機能調整療法)を頻繁に使っていますので、この方もエネルギー療法で治療することにしました。
背中に回り、脊椎診をして、脊椎上部が左に歪んでいるのも確認できましたので、手指に手を添えて、10~20秒ぐらい待ちます。
「はい。手の甲の痛みを確認してください」
「うふ。何で?」
「今度は足を確認してみてください」
「あれ~? 何で?」
「最近、神様になったんですよ。あははは・・・。冗談、冗談。エネルギー療法というやつで、その人の異常があると思われる部位を、私の意識で調整するようにすると治るんです。おもしろいでしょう」
「うん。おもしろいです」
「面白いだけで終わってしまうと、また痛みが出て来るかも知れませんので、後は鍼で調整しておきますね」と、鍼灸治療にかかりました。
「七星論は初めて」という方にはわかり難いかもしれませんので、ちょっと説明します。
手の「心・三焦・心包」というのは、経絡で調べればすぐわかると思いますが、経絡で観ますと、小指=心経と小腸経、薬指=三焦経、中指=心包経となっているので、それらの経絡に異変が出ると、それらの指や経絡の流れに異変が出てくるわけです。
問題は足です。
これは鍼灸師であってもなかなかわからないと思います。
何故なら、その写真に示した赤丸の辺りには、肝経も少しかかっていますが、基本的に胃経が中心になっていますので、「胃経」と判断してしまうと思うからです。
「わかる」という人がいましたら、その人は 『人体惑星試論奥義書』 か 『七星論入門』 を読んだ人です。
ちょっと説明しますと、七星鍼法だと、小趾=水(腎・膀胱)、第四趾=胆経の他に、金(肺・大腸)、第三趾=地(特別な理由で三焦のみ)、第二趾=火(心・小腸)、第一趾=外側:木(肝・胆)内側土(脾・胃)と配置してあるからで、赤丸で囲んだ辺りが「地、火」になっていることがわかるはずです。
これは七星論を勉強した人でもわかり難いと思いますので、今日の臨床実践塾でも説明しようと考えています。
ここに書いた説明だけなら、読めばわかることなので、臨床実践塾で説明する必要はないかも知れませんが、治療の問題があるので、説明の必要があると考えるわけです。
たとえば、これらの症状を「一穴鍼法で治める」とした場合、
「どのように選穴して、どのように刺鍼するか」の問題です。
一穴で手足の症状を治めるのですから、なかなか難しいのです。
そこに七星鍼法の価値があるので、その手法を論理的に解説していくわけです。
この患者さんは「エネルギー療法」で治療してしまいましたが、同じような症状の方を一穴で治療したこともあり、同じような理論で日々臨床をしていますので、私にすれば普通のことなのです。
ですから、自信満々に話すわけです。(^―^) ニコリ
手指を曲げて拳を作るようにすると手の甲が痛い
足を踏ん張ったりすると足の甲が痛い
それぞれ赤い円で囲んだところが痛いと訴える方が来られました。
筋肉の勉強をした人なら、多分、多分ですよ、多分、手も足も「伸筋の関係」と考えるのではないでしょうか。
そして、経絡を勉強した人なら、「手は三焦経辺りで、足は胃経が関係している」と考えると思います。
となると、筋肉や腱の調整をしたり、経絡で治療したりすると思います。
それはそれで治ればいいのですが、多分、軽くはなっても治るまでは至らないと思います。
これを七星論で診断すると、手は「地=心包、月=三焦、火=心」と関係しており、足は「地=心包、火=心」と関係していると考えます。
つまり、集約すると「心・心包」の問題になるわけで、そこまでわかると、あとは治療法を考えるだけです。
一瞬、どの治療法でやろうか、と考えたのですが、きのうも書きましたが、最近は「エネルギー療法」(七星鍼法ではFAT:機能調整療法)を頻繁に使っていますので、この方もエネルギー療法で治療することにしました。
背中に回り、脊椎診をして、脊椎上部が左に歪んでいるのも確認できましたので、手指に手を添えて、10~20秒ぐらい待ちます。
「はい。手の甲の痛みを確認してください」
「うふ。何で?」
「今度は足を確認してみてください」
「あれ~? 何で?」
「最近、神様になったんですよ。あははは・・・。冗談、冗談。エネルギー療法というやつで、その人の異常があると思われる部位を、私の意識で調整するようにすると治るんです。おもしろいでしょう」
「うん。おもしろいです」
「面白いだけで終わってしまうと、また痛みが出て来るかも知れませんので、後は鍼で調整しておきますね」と、鍼灸治療にかかりました。
「七星論は初めて」という方にはわかり難いかもしれませんので、ちょっと説明します。
手の「心・三焦・心包」というのは、経絡で調べればすぐわかると思いますが、経絡で観ますと、小指=心経と小腸経、薬指=三焦経、中指=心包経となっているので、それらの経絡に異変が出ると、それらの指や経絡の流れに異変が出てくるわけです。
問題は足です。
これは鍼灸師であってもなかなかわからないと思います。
何故なら、その写真に示した赤丸の辺りには、肝経も少しかかっていますが、基本的に胃経が中心になっていますので、「胃経」と判断してしまうと思うからです。
「わかる」という人がいましたら、その人は 『人体惑星試論奥義書』 か 『七星論入門』 を読んだ人です。
ちょっと説明しますと、七星鍼法だと、小趾=水(腎・膀胱)、第四趾=胆経の他に、金(肺・大腸)、第三趾=地(特別な理由で三焦のみ)、第二趾=火(心・小腸)、第一趾=外側:木(肝・胆)内側土(脾・胃)と配置してあるからで、赤丸で囲んだ辺りが「地、火」になっていることがわかるはずです。
これは七星論を勉強した人でもわかり難いと思いますので、今日の臨床実践塾でも説明しようと考えています。
ここに書いた説明だけなら、読めばわかることなので、臨床実践塾で説明する必要はないかも知れませんが、治療の問題があるので、説明の必要があると考えるわけです。
たとえば、これらの症状を「一穴鍼法で治める」とした場合、
「どのように選穴して、どのように刺鍼するか」の問題です。
一穴で手足の症状を治めるのですから、なかなか難しいのです。
そこに七星鍼法の価値があるので、その手法を論理的に解説していくわけです。
この患者さんは「エネルギー療法」で治療してしまいましたが、同じような症状の方を一穴で治療したこともあり、同じような理論で日々臨床をしていますので、私にすれば普通のことなのです。
ですから、自信満々に話すわけです。(^―^) ニコリ