慰安婦・歴史認識問題に関して、安倍晋三は自分のホームページで「歴史はあくまでも歴史家に任せるべき」と述べ、あの戦争が侵略ではなかったとか、従軍慰安婦に関しても、「狭義の強制性」とか「広義の強制性」とかと、ニセ学者のような事を言いっている。
歴史が重要なのは「歴史をどうとらえてどう生かすかが重要なので」「狭義の強制性」とか「広義の強制性」云々では全くない。
一方、安保法案(戦争法案)については、自公が推薦した一名を含め3名の憲法学者が「憲法違反」だと述べ、4000名を超える憲法研究者が、安保関連法案に反対している。
さらに、安保法制をめぐり高知で憲法審査会公聴会では6人中5人が安保法制に反対や懸念を述べた。
この様な状況に対して、今度は「違憲との指摘はあたらない」(菅官房長官)、「違憲ではないという著名な憲法学者もたくさんいる」(菅官房長官)、「憲法の番人は最高裁で憲法学者ではない」(高村副総裁)、「憲法学者の言う通りにしていたら今の自衛隊はなく、日本の平和と安全は絶対守れない」(高村副総裁)
憲法学者は「集団的自衛権の行使は憲法違反」だから、この「安保法案は憲法違反だ」、「集団的自衛権を行使するのなら憲法を改正する必要がある」と言っているわけである。
憲法違反かどうかは憲法学者の意見に従うべきである。内閣も国会議員も憲法に従う義務がある。
裏口入学したり、内閣法制局長官に「お友達」を送り込んだりせずに、堂々と憲法改正してからにすべきだ。それが「政治の王道」というものだろう。
法案を国会に提出する前に、アメリカ議会で「この夏までに成就する」と述べ議会制民主主義をないがしろにしておきながら、「議会制民主主義の王道進んでいくべきだ」などと良く言えるものだ。
血迷うたか!?安倍晋三
安倍首相「丁寧な説明を心がける」 安保関連法案の成立に改めて意欲
安倍晋三首相は22日夜、今国会会期の95日間延長が議決されたことを受け、安全保障関連法案について「十分な審議時間を取って徹底的に議論していきたい。最終的には決めるべきときは決める。この議会制民主主義の王道を進んでいくべきだと判断した。丁寧な説明を心掛けながら、成立を目指したい」と述べた。国会内で記者団の質問に答えた。