オニハマダイコンを食べてしまおう!!
今日、めむの会の観察会「アヨロ海岸散策」の下見で登別漁港の海岸へ行きましたが、
ここにもオニハマダイコンがありました。
ヨコスト原生花園の観察会で、オニハマダイコンを観察しましたが、
昨年よりは増えているように見えます。白老港 東の海岸にもあります。
オニハマダイコン(鬼浜大根) アブラナ科
オニハマダイコンについてはこちらが詳しく書いてあります。
このオニハマダイコン、危険な帰化植物なのか調べてみました。
北海道ブルーリストに載っていますが、環境省の要注意外来生物リストには見当たりません。
こちらには、欧米では葉を食用にすると書いてあります。
京丹後のおやじのうんちく日記 には
『詳しくは分かりませんが、新芽は食べられます。(^^)』と書いてあり
それでは食べてみようと採取、さっそく試食してみました。
採取したもの(枝の先の軟らかい部分を採取、筋っぽくなく意外に軟らかい)
さっと茹でたもの
京丹後のおやじさんのお奨めにしたがい茹でて和え物(酢味噌和え)にしてみました。
やや、ほろ苦さがありますが、まずまずの味です。
同じアブラナ科のナノハナ(菜の花)の苦味よりやや強い程度です。
残りを、たまたま冷蔵庫に残っていたコンニャクと、油でさっと炒めて醤油で食べてみました。
ほろ苦さはほとんど変わりませんが、なかなか美味でした。
お酒の肴に良いかもしれません。ただし、たくさん食べるとこの「苦味」が体に良くない場合
が多いので、食べてみたい方は少し味見をしてみるほうがよいでしょう。
菜の花の方は、苦味成分が分解して出来る辛味成分のイソチオシアネートの一種に
抗腫瘍性を有することが報告されているそうです。
「苦味の実体…成分」にいて、何時かわかればお知らせいます。
野菜と山菜の間の「越えられない川」は、この辺りにあるのではないでしょうか?
山菜が野菜になる条件は他に、栽培技術(その植物の生育に適した環境をつくることができること)、
栽培が経済的に成り立つことなどではないでしょうか?
近頃、「山野草の危機」を感じます。食べられる植物はなおさらです。
近年の山菜ブーム?や、最近の食料危機(現時点ではややオーバー?)、エゾシカの増加。
萩の里自然公園では、オオウバユリがエゾシカにより危機を迎えています。
団塊世代の大量退職で、乏しい生活費、かといって適当な仕事も無い、
暇を持て余す人の増加も影響しているようにも思えます。(私もその一人か?(笑い)
今は昔と違い、地域に人口が多いし、車はあるし、札幌からでも採りに来るし、
白老から日高方面まで採りに行くetc。山菜が置かれる状況もちがます。
「根こそぎ採らなければ大丈夫」これも間違いです。
春に芽吹いた山菜の若芽(地上部)を採る。一人ではなく多くの人が次からやってきて。
その植物は来年また芽をだすエネルギーをどうして得ればいいのでしょう。
光合成は葉がないと出来ませんよね。(昔中学校でならったとおもう)
種で子孫を残すものは実を結ばないとどうなりますか?
ほんの一握りで季節を楽しむ、その程度にしたいものです。
(両手にレジ袋、冷凍保存などとんでもないと思いませんか)
また、ラン(蘭)マニア?の増加や、ガーデニングブームで「山野草ガーデン」も
広がる気配を見せています。
さらに、繁殖力旺盛な帰化植物、白老では特にオオアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属)が
どんどん勢力を増大させています。同属のセイタカアワダチソウも見られますが、
オオアワダチソウが圧倒的に多いです。
セイタカアワダチソウを方の食べ方を発見しました。同属なので、今度試してみたいと思います。
○一度行ってみたい、石狩市 石狩浜海浜植物保護センター
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