夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

背中の痛みは筋肉痛?

2013年04月19日 | いろいろな事
数日前から背中が痛くなりだんだんひどくなってきて
寝返りも辛い。糖尿病持ちであり、腎臓も丈夫でなくおまけに
胆石持ちと、私も持病をいろいろ持っている。
たいした事していないのに何で背中が痛むのか?

今日は手のリハビリ最終日、それが早く終わったので
行きつけの整骨院へ寄って看て貰うも、あまり好くならない。
夕方父ちゃんが
「内臓が悪いのじゃないか医者へ行け」という事で
罹りつけのF医院へ。尿検査して淡白も血糖も出ていない。
診察のためベッドに寝転ぶも
「イテテテテ」と私。お腹や背中を触診して
「こりゃ筋肉痛だわ」と先生。
そういえば足の筋力を鍛えようと1週間くらい前
スクワットをし始めた。どうもその運動で筋肉痛が
今頃になって背中に出てきたらしい。
父ちゃん「アホか」と一言。
1週間分のシップ薬と痛み止めを貰って帰ってきました。

コブシの木はすっかり新緑になり、緑の中で「ツピー、ツピー」と
シジュウカラが啼いていました。

今日は3ヶ所も医者周りの日でした。
本当の背中の痛みは何だったのか・・・つづく
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病院で池波正太郎を読む

2013年04月19日 | 愛読書
手のリハビリに通っていますが大きな病院は待ち時間がとにかく長い。
私の場合音楽を聴いたり本を読んだりして長い待ち時間を過ごしています。
病院で読む本はもっぱら池波正太郎「剣客商売」これは一話完結の
短編なので読みやすい。
 
その「剣客商売」の解説を常盤新平が書いていた↓
     
      日本橋で乗ったタクシーの運転手に、お茶の水の
     山の上ホテルと行き先を告げると、その返事が
     丁寧だった。はい、わかりました。珍しく制帽を
     かぶった、実直そうな初老の運転手である。赤信号で
     車を停めると、彼は話しかけてきた。山の上ホテル
     というのは池波正太郎先生の定宿でしょう。やはり
     日本橋から山の上ホテルまでお載せした事があり
     ます。(中略)
     池波さんの読者であれば、受け答えも礼儀正しい
     はずだ。池波先生はおもしろいですねえと彼は何度も
     言った。私は嬉しくなって、おりるときにチップを
     わたした。これはまぎれもなく池波さんのまねである。
     「剣客商売」の秋山小兵衛もまた四谷・伝馬町の
     御用聞き、弥七、その下っ引きの傘徳こと徳次郎に
     用を頼むときは、二人ともが恐縮するほどにたっぷりと
     金子をわたしている。(中略)
     小兵衛の気前のよさ、お金の遣い方のうまさは貧乏な
     読者にとっては羨ましいかぎりである。家のローンや
     子供の進学や税金などで鬱陶しい日々を送っている
     読者は、小兵衛が弥七や留七などにぽんと金をわたす
     シーンを読むと、胸がすっとするおもいがする。
     老境にはいったら、私たちもまた小兵衛のように
     金に不自由しない身になりたいと願い、彼のように
     融通無碍(ゆうずうむげ)でありたいと思う。

と書いている。
つまりは年取っても自由に使える金を持っていた方がいい。
という事です。私の母は生前
「自由に使えるお金は死ぬまで離してはだめだ」と言っていた。
面倒を見てもらうからといって子供に全財産(金)を渡して
しまったらいけない。ということです。
母は我が家に遊びに来ると子供たちに何かとお小遣いをくれていた。
子供たちもげんきんなもので
「おばあちゃんが来るとお小遣いをもらえる」と喜んで母を
迎えていたのです。息子が大きくなって
「おばあちゃん、いらっしゃい」といって大きな手を出すと
母はその手をピシャリと叩いて
「今度はこっちが貰う番だぞ」等と冗談言っていた。
買いたいもの、欲しいものがなくなっても実際、年を取ってから
お金がないのはつらいものがあります。財産をすべて孫子に渡して
しまうと「リア王」と同じ事になるというのが私の持論です。

常盤新平さんも亡くなり、池波正太郎が愛した「山の上ホテル」も
先日火事騒ぎがありました。

     
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