今日から6月、薄曇りで出掛けるのには丁度いい。
昨日出掛ける予定だったが30度超えで家籠りに・・。
今日は曇りがちということで「花菖蒲」を見に玉名市まで出掛けた。
花菖蒲まつりは6月4日までということで、現在ほぼ満開の状態。
(玉名市:高瀬裏)
(人専用の石橋)
高瀬裏には用水路に幾つかの石橋が架かっていて、車が通れるものから人専用までさまざま。
高瀬の町(現玉名市)は古くから米やその他の集積地として栄えた町である。
菊池川の河口に位置し、菊池川から堤防を隔てた用水路に船着場が残っている。
菊池川流域は米の一大生産拠点であったので、関西方面への米の積み出し港として古くから栄えた。
2000年に及ぶ米と流域の文化は、日本遺産に登録されている。
(裏露地)
船着場から街の中心部への裏露地は往時の面影を残している。
(高瀬藏)
米問屋の跡は、高瀬藏と名付けられて保存されている。
トロッコに乗せられた米俵は、土間に敷設されたレールの上を船着場まで運ばれた。
(米問屋の中庭の井戸)
井戸もかなり痛んでいるが残されている。
加賀千代女の「朝顔に釣瓶とられてもらひ水」の釣瓶も朽ち果ててぶら下がっていた。
もっとも、言葉としての「釣瓶(つるべ)」も死語になって久しい。
かつての米蔵は、ギャラリーとして開放されて各種の催しに活用されている。
花菖蒲祭りの期間中は、地元の窯元展が催されていた。
当地は、小岱焼き等で有名である。
(駐車場のマリーゴールド)
菊池川河川敷を利用した駐車場脇のマリーゴールドが綺麗だったのでパチリ。
後方の堤防の向こう側が、高瀬裏の用水で花菖蒲祭りの会場である。
堤防に沿って、沢山の幟が立てられていた。
自宅に帰り着いて、相方よりプレゼントを貰った。
(小岱焼きのカップ)
私のご愛用は、近くの100円ショップでご購入の陶器のカップ。
お茶・コーヒー・焼酎のお湯わり・牛乳・薬服用時の白湯、その他何でもござれの万能マグカップ。
何の不自由も感じなかったが、相方との格差是正の一環として有難く頂戴することに。
ただ、使えるのを止めて乗替えるのに、少し引っかかるものがあるのも確か。
子供が、手垢がついて綻びも目立つ縫いぐるみを、大事に抱き続けるのに似ている。
「焦点を合わすと花を揺らす風」・・・しろ猫