カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

梅雨空と目立たない花

2018-06-19 09:32:08 | 日常あれこれ
 如何にも梅雨という感じの空模様になってきた。

 気圧配置の関係で湿った暖かい空気が前線に向けて供給されるそうで、今日から明日にかけては大雨の予報。

 
 (今空)

 空を見上げて溜息をついた後、下を見ると「ネジバナ」が咲き始めていた。

 上を向いて歩いているとつい踏んづけてしまう。

 
 (ネジバナ)

 踏んづけたことすら気がつかないが、踏んづけられても復元して咲き続ける根性は見上げたもの。

 小さなピンクの花がネジ状に曲がりながら咲くのが名前の由来だろうが、多分本名は違うと思う。

 
 (オリヅルラン)

 鉢を室内に置いて管理していたが、面倒臭くなってツツジの下に放置しておいたらドンドン増えていった。

 冬場はほとんど枯れて姿を見せないが、春先から芽を出して蔓を伸ばしドンドン繁殖する。

 適当に先を切ってやらないと際限も無く増えそう。

 
 (竜の髭)

 最後は「竜の髭」、あの勇壮な竜にしてはちょっと貧相なヒゲだが・・・。

 小さな白い花を、殆ど葉っぱで見えない低い位置に咲かせる。

 この後、青い実をつけるがこの実の方が花よりもむしろ目立つ。

 いづれにしてもこの梅雨空の下では、注意しないと見過ごしてしまう花ばかりである。

 そして、注意しないとどんどん増えて手に負えなくなるところも共通している。

 人間も花も目立たないやつが、以外と手強いのだ。


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謡曲の発表会でひと唸り

2018-06-18 10:35:16 | 日常あれこれ
 昨日は、謡曲のグループの発表会だった。

 同好の士が集まって、年に二度発表の機会を設けているのだ。

 私達のグループはこの外に、町の文化協会が主催する「文化祭」で発表しているので都合三回になる。

 以前は九州大会なども催して各県から集まったりしていたが、各県とも構成員の寄る年波には勝てず中止になって久しい。

 こうした古い伝統芸とも云えるものは、若い人へ伝えるということが一つの課題になっている。

 午後から発表会をやって、夕方からは懇親会になるのが通例である。

 むしろ比重をこの懇親会に向けている御仁も多いので、もはや切り離せない。

 会の幹事も会場探しなどが面倒なので、同じ会場に次の会を予約して帰るという手法を使っている。

 いつも恒例の会場というのもなかなかいい点もある。

 懇親会の世話をしてくれる、従業員の人とも顔馴染みみたいになって要望もツーカーである。

 
 (会場の山荘からの夕暮れ)

 どなたかの歌うカラオケに耳をかたむけながら窓越しに外を覗くと太陽は雲間にあるものの、夕闇が迫っている。

 空はまだ少し明るいが、山陰の町には灯が点るという時間帯。

 舞台の裏は全面ガラス張りで、背景は実物の夜景が眼下に広がるというなかなかのロケーション。

 謡曲よりカラオケの方が上手い人とか、歌より踊りの方が好きな人とか、とにかく入り乱れての大騒ぎ。

 この会も、会を追って健康上の問題で参加者が減少しつつあるが、参加している人達の鼻息は相当に荒い。

 発表会が終わると、次の週からは新しい曲に移行する。

 
 (謡本:「三井寺」)

 私達は「三井寺」を新しく習う曲ときめている。

 町の文化祭では「橋弁慶」をやることに決まっているので、当分「三井寺」との二本立てで謡うことになる。

 候文も馴染んでくると自然にスーッと入ってくるから不思議だ。

 謡曲に出てくる地名は機会があれば立ち寄ることにしているが、橋弁慶の五条の橋や三井寺も訪れたことがある。

 謡曲の文句でいうなら「立ち寄り一見せばやとおもい候」ということになる。

 「長雨に湿った寺の鐘の音」

 
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ロアッソのナイトゲームは楽しかった

2018-06-17 10:57:12 | スポーツ
 昨夜はJ2第19節ロアッソ熊本VSカマタマーレ讃岐のホーム戦を観戦に行った。

 ゲートを入って直ぐのところに選手の幟が立っているので、覗いてみた。

 たまたま益城町出身のGK畑実選手、MF上村周平選手の幟があったので撮してみた。

 
 (各選手の幟旗)

 入場する頃はまだ十分明るかったが、ピッチ練習が始まる頃にはもう早めの照明が点灯した。

 暑くなく寒くなく、風も有るにはあるがさほど気にもならずという、やる方も観る方も絶好のサッカー日和。

 迎える相手は現在最後尾につけている讃岐、こちらも3連敗中の18位とあっては、どちらも勝ちたい一戦。

 よって、試合は面白いものとなった。

 結果はドロー。

 

 反省するなら材料には事欠かないが、ここぞというシーンでの詰めの甘さとか思い切りの悪さ・・・とか。

 あと3点くらいとれたシーンもあったし、2点くらい失っていたかもという場面もあって、お互い似たような反省会になるはずだが・・・。

 

 勝つつもりだった、選手も少し俯き気味にスタンドの前に整列したが、な~に俯くことはない。

 終わっても拍手の方が多かったのは、次に繋ごうというサポーターや観客の気持ちの表れ。

 

 勝ち試合ならいつまでも続く音や掛け声もなく、明るい照明だけが夜空を照らしていた。

 気分は悪くなくて、駐車場整理員にねぎらいの言葉をかける余裕はあったし、家に帰ってささやかにビールも飲んだ。

 これからは一戦一戦が大事になってくる。

 がんばれロアッソ!!

 
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名前ってなに?

2018-06-16 12:49:41 | 日常あれこれ
 四季咲きの真紅のバラが沢山咲いている。

 ピンクのバラはせいぜい2~3輪なのだが、この赤いバラはビッシリと咲きその重さで頭を傾げる枝もある。

 昨日は、とうとうそのうちの何本かの枝の先が花の重さで折れてしまった。

 相方が「折角咲いたのに・・・」等と云いながら1~2分咲のモントブレチアと一緒に壜に挿した。

 

 これがなかなか良い。

 けっこう日持ちもいい。

 西洋人がバラを特別扱いするのも分かるような気がする。

 昔何かで読んだことのある名言で、バラに関するものがあったなあと思いだした。

 「名が何じゃ、バラは他の名で呼んでも良い香りがする」

 確かこんな風な文句だったように覚えている。

 誰の言葉かとネットで調べたら、なんとシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の中の台詞だとある。

 「名前って何?、バラと呼ばれる花を別の名前にしても美しい香りはそのままよ」とある。

 訳によって台詞に多少の違いはあるが、概ね最後は女言葉として訳されている。

 つまり、ジュリエットの台詞なのである。

 私はどうして、「名が何じゃ、・・・」等と云うじいさんの言葉のようなニュアンスで覚えていたのだろうか。

 「覚え方等どうでもよいのじゃ、要は名前に意味があるのじゃない。本質を見誤るなと言う事じゃ」とシェイクスピアの声が聞こえてきた。・・ような気がした。

 まあまあ、薔薇の花の枝が折れて、勿体ないからと壜に挿しただけの話を、ここまでご大層に盛り上げるのも骨が折れる。

 「花故に赤い闇吐く赤い薔薇」

 またまた、ご大層に・・・。

 
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整列した亀

2018-06-15 17:51:17 | 日記
 江津湖の公園の駐車場に車を駐めて、脇の遊歩道を歩くのは月2回の恒例となっている。

 川柳の同人誌の事務所へ向かうにはベストポジションにあるからだ。

 
 (今日の江津湖)

 月に2回ほど、編集と校正の手伝いをしている。

 その程度の頻度だと湖畔の草木の変化が直ぐにわかる。

 岸辺の葦などの伸びが著しいし、この前まで目立たなかった外来の駆除対象の水草もボチボチ目立ち始めていた。

 帰りにも同じコースを辿るが、そこで珍しい物を見た。

 生き物なのだが、生き物自体は珍しくもないものだが、その配置というか配列というか、それが面白い。

 
 (三匹の亀)

 朽ちて倒れた木杭のようなものの上に、はじめは亀が1匹見えた。

 よくよく見ると少し小型がもう1匹いる。

 カメラを出して被写体をよく見直してみると、なんと後方にもう1匹小さなやつがチョコンと。

 ♪親亀の背中に子亀をのせて・・♪♪・・という孫亀まで乗せる歌があったが、こちらは一直線に整列。

 それも並ぶ順番が順不同なので替え歌にもならない。

 それでも何とも珍妙で、悟ったような落ち着きと間抜けさ加減が微妙に混在して、カメラを向けざるを得ないキャラクターぶり。

 もし付近に人がいれば、教えてあげたくなるようなシーン。

 可笑しな風景はまだまだ足元に転がっていそうな、金曜日の午後だった。

 
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目立つ場所と目立たぬ場所と

2018-06-14 11:13:00 | 日常あれこれ
 人間でも草花でも同じで、メインで目立つ存在と陰でヒッソリという存在がある。

 派手なものはメインの花壇を飾ることになる。

 
 (一番目立つ場所)

 
 (バラとグラジオラス)

 バラは四季咲きだから年中気が向けば花を咲かせているが、グラジオラスは梅雨の鬱陶しい時期にパアッと明るくしてくれる。

 とくに黄色ばかりなので、とにかく暗い空模様に目立つ。

 以前はピンク系のものもあったが、気がついたら無くなってしまっていた。

 ここ数日壁補修をしたりして庭に出ることが多かったが、家の周りをグルグルまわっていると気がつかなかった花が咲いている。

 
 (ガクアジサイ)

 他の地植えのアジサイは咲かない年もあるのに、この鉢植えのガクアジサイだけは毎年花をつける。

 
 (サツキ)

 繁殖した菊や、あまり歓迎しない変な草花が生い茂った一角に、ちょっと一輪だけ可憐な花が見えたのでどこから落ちた花だろう?等と思って近付いたら何と生きている花で、しかも完全に他の草花の陰になって忘れ去られていた「サツキ」だった。

 もともと鉢植えで、とても綺麗な花で好きだったのだが管理が上手くいかず、枯らしたらまずいと思い20年くらい前に地植えした。

 何年かは他のサツキなどより時期遅れで花を咲かせていたが、そのうち他の草花の成長に囲まれ圧倒され、さらに先般の地震でブロックや瓦の下敷きになったのを掘り起こしたものの駄目だろうと諦め、そのうち忘れてしまっていた。

 ところが、たった一輪をもって強烈にアピールをしてきたわけである。

 さっそく周りの雑草クラスの草花を取り除いて陽の目を見せてやることにした。

 一隅を照らすなどという言葉があるが、花でも健気に一輪の花をもって周りを照らしていたのだ。

 「美しいものにはきっとわけがある」

 
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手鏡が役にたった補修作業

2018-06-13 17:05:11 | 熊本地震
 前日に引き続き、外壁と基礎部分の接合部を修復した。

 とにかく仰向けに寝て、頭をやや持ち上げた状態で作業をすることが多いので首は勿論のこと腹筋の運動になった。

 今日は朝から首とか腹筋とか日頃意識していない箇所が痛くなっていたが、材料が足りないので買い足しに行くところからスタートした。

 作業は昨日の反省に基づく学習効果やらでかなりスムーズになってきた。

 細部の確認などでは、手鏡が非常に重宝した。

 
 (釣り竿と手鏡)

 今回の地震を通じて役にたった物に、この2品がある。

 手回し発電の懐中電灯とか、いろいろ役にたつ物はおおいが、この2品は変わり種だと思う。

 手鏡は首を突っ込めない程の狭い場所や低い場所を見るのに役立った。

 釣り竿は手鏡を、角度を調整しながら先端に取り付けて、登ることの出来ない屋根瓦や雨樋などの点検に役立った。

 それに吹き抜け部分などの天井の高いところの内壁の補修などは、釣り竿の先に補修用の刷毛と押さえのローラなどを付け替えながら根気よく補修した。

 手鏡はどこからかの貰い物だし、釣り竿は30年以上も使っていなくて物置の奥に放置していたものだが、どちらも困ったときの工夫材料としてその役目を果たした。

 この他地震に際して、特に復旧・補修作業で車のジャッキとかが役立った。

 補修材料が少し余ったので、しばらく家の内外のコンクリートやブロックの不具合箇所を見つけたら直ぐ補修しようと思っている。

 「新芽拭く落ちた古葉を知らぬまま」

 
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小判笹が見つけてくれた損傷箇所

2018-06-12 20:01:39 | 熊本地震
 熊本地震から3年目を迎えた今頃になって、新たな地震での損傷箇所を発見した。

 事の発端は、玄関脇の犬走りの上に置いていた「小判笹」に実がついてむやみと落ちて繁殖すると困るので穂先をカットすることにして、ハサミで切り始めたところ何本かが壁際に曲がっているのを発見した。

 
 (小判笹)

 これは既にカットした後の画像だが、先端が曲がっているので、多分壁に寄り掛かっているだけだろうと思い切るために手元に引き寄せたらズルズルと壁の中から小判笹の幹や葉っぱなどが出てきたのでビックリ。

 何の事かと手で触ってみたら、基礎部分と壁の部分の間に隙間が出来ている感触があった。

 
 (壁と基礎部分の隙間)

 2度の震度7の大地震で複雑な揺れ方をしたので、基礎と壁の間に隙間が出来た部分がある。

 この画像が一番隙間が大きい場所で、手鏡で下から映して確認したが他はそれほど傷んではいないようだった。

 取り敢えず、コンクリートや外壁用のコーキング材を買ってきた。

 
 (補修材料)

 とにかく雨水などが直接入り込む恐れは無い構造になっているが、放置すれば蟻などの虫が入ったり、湿気が入ったりする恐れが有る。

 とくに梅雨を迎えて放置するには忍びないので、今日から2日間の予定で被害の無いところを含めて、家の周りを全周にわたってコーキングすることにした。

 ただ玄関付近は直接目視出来ないし、作業も鏡を見ながらの手作業なので動作が反対になって、頭が完全におかしくなってしまいそうだった。

 それでも悪戦苦闘しながら塗りおえた。

 
 (手鏡での作業結果)

 表面が綺麗になるところまではとても出来なかったが、とりあえず隙間は全部埋め込んだ。

 それ以外の部分は段ボールを敷いて、仰向けに寝て作業をした。

 作業は結構つかれる姿勢だが、鏡での作業に比べたらずっと楽で作業も進捗した。

 
 (直接手作業できる場所)

 段ボールを移動させながら、尺取り虫のようにゴソゴソ動きながら家を半周したところで、本日は打ち止め。

 家の周りにいろいろと物を置いているので、それを動かした後に作業し、終われば元に戻すという動作も結構疲れる。

 明日の作業予定部分にも相当に物があるが、晴れそうなのでとにかく早く終わらせて本格的梅雨に備えたい。

 しかし考えてみれば丸々2年も放置し、発見は小判笹の功績によるわけだからあまり褒められた話ではない。

 どこの家でも構造は似たり寄ったりだと思うが、基礎と壁の接合部分でしかも目線に隠れた場所で見逃し易い箇所だ。

 天井裏など地震の後は見ていないが、一度覗いてみることも必要かも知れない。

 「6月の梅雨のさなかの五月晴れ」

 
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クリアファイルの裏の詩

2018-06-11 15:42:22 | 日常あれこれ
 川柳大会参加者へのお土産の袋の中に、熊本城とくまモンをデザインしたクリアファイルが一緒に入れてあった。

 クリアファイルは貰っても貰わなくてもいい品物だと思っていた。

 家に帰ってお土産のお菓子を引っ張り出したりしていたら、当のクリアファイルが出てきた。

 
 (クリアファイルの表)

 熊本城と清正公の衣裳のくまモン、それにさり気なくデザインされた辛子レンコンなど面白い。

 ひょいと裏返してみると「五七五でなんでもよむ」というサトウハチローの詩が印刷されている。

 
 (クリアファイルの裏)

 五・七・五でよむ
 悲しみをよむ
 さびしさをよむ
 母の声をよむ
 友達の姿をよむ
 
 で始まって・・・川柳は俳句と共に
         世界で一番短い詩の形
         私達だけが
         すぐにとびこめる詩の形
         わたしたちは
         これを大切にもちつづけよう
 
 最後は・・・ものすごい足のしびれをよむ
       つづけてとびだす
       しゃっくりをよむ
       思いのままよむ
       五・七・五でよむ

 なかほどは省略したがなかなかいい詩だなと思った。

 短歌・俳句・川柳などなど、日本には短詩型文芸という誰でも直ぐに飛び込める詩の形がある。
 詩人からここまで励まして貰えていたことを知って嬉しくなった。

 「美しいものにはきっとわけがある」

  
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心に残る全日本川柳2018熊本大会でした。

2018-06-10 21:46:52 | 日記
 昨夜の前夜祭で多少飲みすぎて、頭は回らなかったが席題を考えていたら頭がガンガン痛くなった。

 諦めて早めに寝たのが良かったと見えて、朝から頭はスカッしてこれなら今日の本番は持ちそうだと思った。

 各係は8時に現地集合になっていたので、7時に家を出た。

 日曜日でしかも早朝なので道路は空いていて、日頃よりかなり早く着いてしまった。

 
 (小糠雨に曇る熊本城)

 早く到着したので熊本城の入口付近を歩いた。

 
 (市民会館:シアーズホーム夢ホール)

 川柳大会の会場はシアーズホーム夢ホール、熊本城の堀の役目をしている坪井川を挟んでお城の直ぐ南側にある。

 地震でこわれて使用禁止になっていたが、この大会の数ヶ月前に改修工事がおわって使用が可能になった施設。

 
 (オープニングセレモニー:牛深ハイヤ踊り)

 牛深高校の生徒による牛深ハイヤ踊りが開場を盛り上げた。

 特にこの牛深ハイヤは、テンポの良い曲で若い女性が元気いっぱいに踊ると、浮き浮きした気分になってくる。

 どちらかというと、お年を召した方には不向きなような気もするが・・・。

 
 (くまモン体操)

 くまモンも応援に駆け付けてくれた。

 なにしろ、今大会のキャッチフレーズが「くまモンも熊本城も待っとるばい!」という、絶対にPCで一発変換出来ない方言仕立てになっていたので、くまモンが出て来ないことには話が始まらなかったのだ。

 日頃手足をあまり動かさないお年寄りも、くまもモンにつられて動いていた。

 席題の「パワー」「譲る」「草」の投句が11時20分で締め切りとなり、それから選者が選考して選んだ秀句各題3句の中から更に2次選考を経て、ジュニアの部・一般(高校生含む)の部の優秀作品が表彰された。

 
 (表彰式)

 大書された作品に、各賞のリボンを読み上げられる度に付けるのが私の役目になっていて、何度も舞台の上を往復した。

 とにかく、昨夜のホテルでの前夜祭受付から始まって懇親会、それに引き続き早朝からの準備~受付~リボン付けと、殆ど椅子に座っている暇は無かった。

 私も結構な年を取っているのだが、この世界では若手の方なのだ。

 どちらかというと、身体を動かしてご奉仕する立場ということでとにかく疲れた。

 ほっとする余り、家に帰り着いて相方と慰労会と称して500mlの缶を4本も開けてしまった。

 多分役員も各係も今夜あたりは、皆すこし飲み過ぎる筈だ。

 多少不手際もあったが、22年ぶりの熊本大会もドサクサのうちに終了した。

 多分私の頭が正常に機能している間には、次の熊本大会が来ることはまずない。

 ただ、皆それなりに経験したので地方の大会などでは十分生かされるだろう。

 ちなみに私も1句だけ呼名をする機会があったが、良いのが浮かばなくて適当に軽く流した作品が読み上げられた。

 「フルパワー額の汗で顔洗う」というドサクサ紛れの句だったが・・・。

 そういえば、来賓挨拶で大西熊本市長が「震災句集(復興編)」の中の句を紹介したのは、なんと私の句だった。

 「時々は家間違える震災後」

 我が家族が、皆経験した実感の句である。

  
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