人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

紫の世界

2022-09-17 08:47:59 | 詩的文章
人生の裏側に踏み入れると、そこは紫の世界だった...
暗い...
しかし、暗いばかりではない!
淡い光が覆っていた...
眩しくない、包み込むような優しい光...
深く浸透するような光...
それが紫の世界を映し出していた...
燃えるような赤い情動を闇が覆っている...
生を死が覆っているように...
赤、濃紺、黒...別々にあるんじゃない!
紫の世界...
生と死があるんじゃない!
生死一如...
紫の世界...
それは夜が明けようとしているのか、
夜が訪れようとしているのか?
何かが始まろうとしているのか、
終わろうとしているのか?
最初にして最後にあるもの...
紫の世界...
惹かれてやまない!
いや、引き付けられているのか?
それは、そこに帰り、
そこから出てくる世界...



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光と闇

2022-08-20 08:40:47 | 詩的文章
闇がすべてを覆っている...
何も見えない
何も為し得ない
みんな、無くなってしまった!
この私も...
見えない、為し得ない、無くなった...
闇はやって来る...
どうしたってやって来る...
受け入れざるを得ない!
闇はやって来るのだ!
見えないことも、為し得ないことも、無くなることも...
見えた!
見えること、為すこと、現れること...
やって来る!
光がやって来る!
すべてを照らす光が!
見えないものが見えて来た!
闇だったものがちゃんとそこにある!
私はここにある!
照らされるまんまが受け入れること
見えないもの、ちゃんと見えているか?
感じているか?
そして、又闇がやって来る...
又闇に覆われるだろう...
闇を覆ってはならない!
本当の闇とは...
闇を見ようとしないこと!...
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セミとアブラムシ

2022-07-31 09:32:23 | 詩的文章
この夏はセミの声があまり聞こえないらしい...
多くのセミは地中に埋もれたままなんだろうか?
こないだ、羽化する途中で息絶えてしまったセミの画像を見た
可哀想!
やっと日の当たる世界に出られるところだったのに...
あと半分だったのに...
その奇しき調べを奏でることなく
自由に宙を飛び回ること無く
天命を果たせないまま...昇天...
亡骸を残して...
半分抜け殻が亡骸なのか、半分成虫態なのがそうなのか?
セミの天命?、昇天?
土に帰るだけではないのか?
ただの虫ではないのか?
でもあの姿はやっぱり...
すべての被造物の悲哀が映し出されているみたいだった...

夜、いつもの衝動に駆られる!
おのれ、生かしておくものか!
“シュ、シューッ!”、毒霧攻撃!
えーい、まだくたばらんのか!
わっ!、飛びやがったぞ!
アブラゼミみたいな色しやがって
そう、お前はアブラムシ!
古い?、ゴキ...ああ、名前呼ぶのもイヤだ!
もはや禁句の四文字!
にっくき、ゴキ...
何で生まれてきやがったんだ!
お前も、ガサゴソしないで、柱で”ジイジイ“鳴いてたらよかったんだ!
羽化の助けもしてあげられたのに...
全く...悲しくなってしまうよ!
愛深そうなのか、残忍なのか分からないこの性格が...
でもしょうがないよ!
生まれてきてしまったんだからな!...

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天の岩戸は開かれている!

2022-06-01 10:59:13 | 詩的文章
天の岩戸はとっくに開かれてある!
幕はとっくに取り払われてある!
方便の世はとっくに過ぎた!

神は居るとか居ないとか...
私を何とでも呼ぶがいいが...
居るか居ないか分からないものを呼んでいる空しさよ!
いつまで私を岩戸に閉じ込めているのか!
天の岩戸は開かれている!...
心の岩戸、はよ開けよ!
いつまで私を探しているつもりか?
分かるとか分からないとか...
分かっても分からなくても、空気はある!
日が昇る、光が差し込む...
日はとっくに昇っている!
お前は生きている!
そのお前だけで生きているのではない!
私が生きているのだ!
だから、お前は生きている...
私はいつまでも岩戸の向こうで、動かずになどいないぞ!
祀られてなどいないぞ!
お前は私...私はお前...二つで一つ
隔てる何ものもないではないか!
呼べば、応える!
打てば、響く!
触れれば、確かな感触!
切れば流れる命の血潮!
お前のすべてのことは向こうからでなく...
ここから始まるのだ!
もう、始まっているではないか!
私はここにある!

天の岩戸はとっくに開かれてある!





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何かが降りてくるー現臨ー

2022-05-25 10:13:21 | 詩的文章
何かが降りてくる...
何かの約束のように...
それが何かは分からない!
いつの間にか私のすべてが覆われ、包まれる...
すべての思いのしばりが解かれてゆく...
こうなってしまうんだ!
思いの怪物に苦しめられていた、あの時...
僕は、どっかで感じていた...
全くその苦しみとアベコベのあるものを!...
あのどん底から願っていた、望んでいた!
そして、このものが臨んだ!
このものに支配されているのだろうか?
僕の自由は奪われている...
しかし...こんな自由は味わったことがない!
僕の自由は、そう思っていただけだったのだ!
幸福は、求めては得られない...
こうなってしまうことが幸福なんだ!
僕は、僕でなくなってゆく...
僕は、思っていた僕ではないのだ!
これは僕だけのこと?
誰にも分からないこと?
こんなにも、すべてのことなのに...
神、キリスト、聖霊、梵、如来、タオ...
愛、平安が伝わる多くの異なる呼び名...
共鳴し合うものを感じずにおれない!
しかし、それは本来名付けることは出来ないもの...
言葉に言い表すことの出来ないもの...
それでも、敢えてこう呼ぼう...
現臨!
それは、イメージ、思い描いたものじゃない!
現実に臨んでくるもの...
たとえ、どんな苦境の中にあっても...
僅かな隙間から涼風のように吹き込んで来る...
その隙間は、けっして閉じられることはない!
僕は今、人生の晩期に差し掛かっているけど...
この先、どうなってしまうのだろう?
僕は望んでいる...いや、望まされている!

ああ...主よ、望みのままに...





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