オウム死刑囚の刑執行から一週間が過ぎて、その裏では私に驚くべき事実が顕になってきました。
中川死刑囚は、獄中でサリンと同じく猛毒のVXガスの研究に参与していたと言うのですi
"そわ、再びテロの再現かi"...違うi
ああいう忌まわしい事件が再び起きないため、という念からだったようです。
同死刑囚は、昨年2月、マレーシア、クアラルンプールでの金正男暗殺事件には、"VXガスが使用されていたに違いないi"と、マレーシア警察の公式の表明に先だってコメントしていたのです。
これはずっと彼と親交のあった、台湾系米国人の毒物学の権威アンソニー.トウ氏を通じてのもので、同氏との連名によるこのVXガスに関する学術論文が発表され、その訳文を掲載した雑誌も近々、又同氏の同死刑囚との交流を綴った著書もこの下旬に出版される予定とのことです。
私が本当に驚き、何とも言えない気持ちにさせられたことというのは実は...
この事実を知らされた時、中川死刑囚は、元死刑囚になってしまった...つまり、既にこの世の人間ではなくなってしまった、ということなのですi
何故なんだろう? とにかく私の頭の中には"何故、ナゼi"というものがずっと反響していて、これをどこにぶつけていいのか分かりません。
この問題に限らず、このオウム事件というものは私にとり霧に包まれているようで、いくつか疑問が残されたままになっているのです。
(ここでは取り上げないけど、オウムの莫大な財源の出所、ロシアとのパイプ、国会議員、宗教学者などの関与の疑いなど、この周辺にはヘンなガスが一杯取り巻いているのです)
十数年前、小池辰雄先生の高弟で、最高裁も勤めた法学者、O先生に単刀直入にこのように訊いてみたことがあります。
「オウム事件の主犯麻原教祖は何故即刻死刑に処せられないのですか?
オウムの後継団体が以前として我が国でその活動を許されているのは何故ですか?
凶悪事件に手を染めた麻原の弟子たちは、多く洗脳され、良心的判断を交えることなく犯行を遂行したものも居たでしょう。しかし、命令に背けば自分の生命が脅かされるように、精神的に追い込まれていたものも居たでしょう。そして今、元の心を取り戻し、自分の所業に向き合っているものも居るでしょう。彼らは実行犯として一様に裁かれてしまうのでしょうか?」
O先生は多忙な身であるため、詳しいご意見は聞けませんでしたが、素人には分からない難しい法律上の問題があるのでしょう。
死刑制度そのものにも、様々な意見があるだろうし、私は近しい人間が殺人の被害者になったということもなく、遺族の思いというものも計ることは出来ません。
だけど...今でも堂々と写真掲げてやってるぞi "瞑想するぞi"と...この国はホントにホントに何てお目出度いんだろう...凶悪洗脳テロ集団も存続が許される...何て有り難い国なんだろう...
そして、"人間"の心を取り戻し(少なくとも私にはそう思える)、獄中で自分の犯した罪に向き合おうとしていた人間にも、有無を言わせない極刑という道しか与えられない...
"人間に戻ったi"とは、先日ドキュメンタリー.ドラマで観た、唯一死刑を免れた林受刑者の取り調べに携わった担当官が、同受刑者が洗脳から解かれ始めた時に持った感想です。
実行犯たちは、それなりに理性も判断力もあり、普段見た目常人と変わらない状態で居たのでしょう。しかし、この洗脳に陥っていた時、この担当官が見ていたように人間性を失っていた、と見ることも出来ます。
洗脳というものの実際が、果たしてどこまで法廷で理解されているのでしょうか?
ヤバイ団体が何故野放しになっているのか?
本当の犯人なのか、どうか分からない人間が何故死刑に処されてしまうのか?
処刑直後に何故、その事件の再発を防ぐことにつながるような書物が公にされるのか?
せめて、加害者にはそれを目に出来る機会は与えられなかったのか?
彼のことをもっと知るようになった時には、何故当人はこの世から去らなければならないのか?
誰か子供でも分かるように説明してもらえませんか?
中川死刑囚は、獄中でサリンと同じく猛毒のVXガスの研究に参与していたと言うのですi
"そわ、再びテロの再現かi"...違うi
ああいう忌まわしい事件が再び起きないため、という念からだったようです。
同死刑囚は、昨年2月、マレーシア、クアラルンプールでの金正男暗殺事件には、"VXガスが使用されていたに違いないi"と、マレーシア警察の公式の表明に先だってコメントしていたのです。
これはずっと彼と親交のあった、台湾系米国人の毒物学の権威アンソニー.トウ氏を通じてのもので、同氏との連名によるこのVXガスに関する学術論文が発表され、その訳文を掲載した雑誌も近々、又同氏の同死刑囚との交流を綴った著書もこの下旬に出版される予定とのことです。
私が本当に驚き、何とも言えない気持ちにさせられたことというのは実は...
この事実を知らされた時、中川死刑囚は、元死刑囚になってしまった...つまり、既にこの世の人間ではなくなってしまった、ということなのですi
何故なんだろう? とにかく私の頭の中には"何故、ナゼi"というものがずっと反響していて、これをどこにぶつけていいのか分かりません。
この問題に限らず、このオウム事件というものは私にとり霧に包まれているようで、いくつか疑問が残されたままになっているのです。
(ここでは取り上げないけど、オウムの莫大な財源の出所、ロシアとのパイプ、国会議員、宗教学者などの関与の疑いなど、この周辺にはヘンなガスが一杯取り巻いているのです)
十数年前、小池辰雄先生の高弟で、最高裁も勤めた法学者、O先生に単刀直入にこのように訊いてみたことがあります。
「オウム事件の主犯麻原教祖は何故即刻死刑に処せられないのですか?
オウムの後継団体が以前として我が国でその活動を許されているのは何故ですか?
凶悪事件に手を染めた麻原の弟子たちは、多く洗脳され、良心的判断を交えることなく犯行を遂行したものも居たでしょう。しかし、命令に背けば自分の生命が脅かされるように、精神的に追い込まれていたものも居たでしょう。そして今、元の心を取り戻し、自分の所業に向き合っているものも居るでしょう。彼らは実行犯として一様に裁かれてしまうのでしょうか?」
O先生は多忙な身であるため、詳しいご意見は聞けませんでしたが、素人には分からない難しい法律上の問題があるのでしょう。
死刑制度そのものにも、様々な意見があるだろうし、私は近しい人間が殺人の被害者になったということもなく、遺族の思いというものも計ることは出来ません。
だけど...今でも堂々と写真掲げてやってるぞi "瞑想するぞi"と...この国はホントにホントに何てお目出度いんだろう...凶悪洗脳テロ集団も存続が許される...何て有り難い国なんだろう...
そして、"人間"の心を取り戻し(少なくとも私にはそう思える)、獄中で自分の犯した罪に向き合おうとしていた人間にも、有無を言わせない極刑という道しか与えられない...
"人間に戻ったi"とは、先日ドキュメンタリー.ドラマで観た、唯一死刑を免れた林受刑者の取り調べに携わった担当官が、同受刑者が洗脳から解かれ始めた時に持った感想です。
実行犯たちは、それなりに理性も判断力もあり、普段見た目常人と変わらない状態で居たのでしょう。しかし、この洗脳に陥っていた時、この担当官が見ていたように人間性を失っていた、と見ることも出来ます。
洗脳というものの実際が、果たしてどこまで法廷で理解されているのでしょうか?
ヤバイ団体が何故野放しになっているのか?
本当の犯人なのか、どうか分からない人間が何故死刑に処されてしまうのか?
処刑直後に何故、その事件の再発を防ぐことにつながるような書物が公にされるのか?
せめて、加害者にはそれを目に出来る機会は与えられなかったのか?
彼のことをもっと知るようになった時には、何故当人はこの世から去らなければならないのか?
誰か子供でも分かるように説明してもらえませんか?