今朝、起きた時あの甘美なバイブレーションに包まれていました。
覚えが無いのですが、多分素敵な夢でも見てたんじゃないかと思います。
この夢にまつわる話で6,7年前のことで忘れられない事が有ります。
色々な意味で…私がどんな性格なのかもその夢から伺い知ることが出来ました。
それは夢にしてはかなり飛躍はあるものの、ドラマを見ているように筋書きがハッキリしていました。
そこは何やら近未来、どうやら世界滅亡の危機が迫っているらしいではありませんか!
何でも巨大な有毒ガス帯が地球を覆いつくさんとしているのです。
フォトン・ベルトかなんかだったらいいのですが、これはヤバイ!コイツに覆われると地球上の生物は死に絶えてしまうのです!
そしてこの危機を免れる方法はたった一つ、ナンヤラトリウム?とかいうある惑星に存在しているという超物質をそのガス・ベルトにぶっ放す!
これは核分裂のように一粒万倍の威力を秘めた、毒素を中和させてしまうという物質で、私もそれを研究していたのです。(実際は全く科学オンチですが)
それを地球に持って帰えるというのが任務です。
私はテレビで宇宙船に乗ってこの任務を遂行する勇敢な乗組員を紹介しているのを食い入るように見ていました。
ただもう一人、この任務に欠かせない人材が要るらしいのです。
その超物質について詳しい人物です。
専門家の先生がその人物の名前を公表し、任務への参加を打診したのですが、その名前を聞いて私は腰を抜かしそうになりました。
そう、それは私だったのです!
な、何で又そんなことに…どうやら一寸前、軽はずみで「超物質ナンヤラトリウムはあります!」とか言って盛んにその存在をアッピールしていたので、私に白羽の矢が立ったようなのです。(むろん夢の話ですよ)
でも私は中々その要請を受け入れようとしません。
何故ならば、その宇宙船に乗り込んで無事に地球に戻ってこれる確率は、10パーセントしかないというのですから…
「世界の救済とか何だと言って、私と一体何の関わりが有るんだ!」といったものです。
ただ日に日に募る世界中から私に寄せられる嘆願の声…耳や目を覆いたくなるものの、正直無視も出来ない…こんな気持ちで一歩も外に出れないような状態が続いたのです。
徐々に不吉な暗雲が迫って来る中、ある時不覚にも救世主待望に駆られた群衆に取り囲まれてしまいました。
「頼む、引き受けてくれ!」「世界を見捨てるのですか!」…ええい、もういいや! 群衆パワーに押されたという事もあって、その場は「分かりました。行きましょう!(行きゃあ、いいんだろう)」と言ってしまいました。
その場を逃げ出したい気持ちもあったと思います。
この瞬間、ドット湧きかえる群衆の歓喜の声…この喧騒をよそに私の内心は「これで良かったのだろうか?」という気持ちは拭い去れません。
やがてある時、乗組員を集めての多分世界同時中継の共同記者会見が行われました。
船長は何故かトミー・リー・ジョーンズに似た渋い、硬骨漢そうな男です。
私にもマイクが向けられたのですが、確か任務がどうのこうのと言うより「我々は必ず戻ってきます!」という事を強調していました。
生きて帰りたい一心からです。
そして、葛藤を持ちながらついに宇宙船乗船の日が来ました。
いざ、ゴルゴダの丘に登るようにタラップに登り、息が詰まりそうな船内に入り、出発時間になって扉が閉まる瞬間…
私は世界中の人たちをドン引きさせるような行動に出たのです!
何と…出入り口に突進して「開けてくれーッ! 出してくれーッ!」と扉に取りすがったのです。
瞬間、私は世界平和なんかより、いつもの公園でマッタリ一息つくようなささやかな平安を選んだのです。
世界平和が保たれなかったら、それも保たれなくなるのは分かってましたけど…
「世界中の人間を敵に回したって構うもんか!」という心境です。
いやはや、何とも女々しく、卑劣なアンチ・メシアが居たものです。
本当にこういう状況に立たされた時…あなたならどうする?
私はこういう事やりかねないですね。
そういう人間なんですから私は…。
ところが続きが有ります。
この時トミー・リー・ジョーンズ船長からこう戒められたのです。「往生際が悪いゾ!お前も我々の一員だろ!」
このツルの一声を聞いた瞬間覚悟を決めて、座席に戻りました。
そして、全てを委ねるという心境に変わり、あの得も言われぬ甘美なバイブレーションに全身が包まれました。
世界中の世論などには耳を貸さないが、この全託へと誘う、神秘の現臨の前にはどうしようもありません。
ジンジンとしたに天来の響きに浸り、徐々に遠のく青い地球、母なる地球に別れを告げながら…夢が覚めました。
夢の世界から現世に戻って…ヤッ、ヘンじゃないか?
状況はすっかり変わってるのに、同じあることが進行中です…。
バイブレーションは続いていたのです!
夢も現実も関係無く…です。
そしてしばし何とも言えない平安に浸っていたのは言うまでも有りません。
地球は回っているんだなあ…
それでも地球は回る…。
覚えが無いのですが、多分素敵な夢でも見てたんじゃないかと思います。
この夢にまつわる話で6,7年前のことで忘れられない事が有ります。
色々な意味で…私がどんな性格なのかもその夢から伺い知ることが出来ました。
それは夢にしてはかなり飛躍はあるものの、ドラマを見ているように筋書きがハッキリしていました。
そこは何やら近未来、どうやら世界滅亡の危機が迫っているらしいではありませんか!
何でも巨大な有毒ガス帯が地球を覆いつくさんとしているのです。
フォトン・ベルトかなんかだったらいいのですが、これはヤバイ!コイツに覆われると地球上の生物は死に絶えてしまうのです!
そしてこの危機を免れる方法はたった一つ、ナンヤラトリウム?とかいうある惑星に存在しているという超物質をそのガス・ベルトにぶっ放す!
これは核分裂のように一粒万倍の威力を秘めた、毒素を中和させてしまうという物質で、私もそれを研究していたのです。(実際は全く科学オンチですが)
それを地球に持って帰えるというのが任務です。
私はテレビで宇宙船に乗ってこの任務を遂行する勇敢な乗組員を紹介しているのを食い入るように見ていました。
ただもう一人、この任務に欠かせない人材が要るらしいのです。
その超物質について詳しい人物です。
専門家の先生がその人物の名前を公表し、任務への参加を打診したのですが、その名前を聞いて私は腰を抜かしそうになりました。
そう、それは私だったのです!
な、何で又そんなことに…どうやら一寸前、軽はずみで「超物質ナンヤラトリウムはあります!」とか言って盛んにその存在をアッピールしていたので、私に白羽の矢が立ったようなのです。(むろん夢の話ですよ)
でも私は中々その要請を受け入れようとしません。
何故ならば、その宇宙船に乗り込んで無事に地球に戻ってこれる確率は、10パーセントしかないというのですから…
「世界の救済とか何だと言って、私と一体何の関わりが有るんだ!」といったものです。
ただ日に日に募る世界中から私に寄せられる嘆願の声…耳や目を覆いたくなるものの、正直無視も出来ない…こんな気持ちで一歩も外に出れないような状態が続いたのです。
徐々に不吉な暗雲が迫って来る中、ある時不覚にも救世主待望に駆られた群衆に取り囲まれてしまいました。
「頼む、引き受けてくれ!」「世界を見捨てるのですか!」…ええい、もういいや! 群衆パワーに押されたという事もあって、その場は「分かりました。行きましょう!(行きゃあ、いいんだろう)」と言ってしまいました。
その場を逃げ出したい気持ちもあったと思います。
この瞬間、ドット湧きかえる群衆の歓喜の声…この喧騒をよそに私の内心は「これで良かったのだろうか?」という気持ちは拭い去れません。
やがてある時、乗組員を集めての多分世界同時中継の共同記者会見が行われました。
船長は何故かトミー・リー・ジョーンズに似た渋い、硬骨漢そうな男です。
私にもマイクが向けられたのですが、確か任務がどうのこうのと言うより「我々は必ず戻ってきます!」という事を強調していました。
生きて帰りたい一心からです。
そして、葛藤を持ちながらついに宇宙船乗船の日が来ました。
いざ、ゴルゴダの丘に登るようにタラップに登り、息が詰まりそうな船内に入り、出発時間になって扉が閉まる瞬間…
私は世界中の人たちをドン引きさせるような行動に出たのです!
何と…出入り口に突進して「開けてくれーッ! 出してくれーッ!」と扉に取りすがったのです。
瞬間、私は世界平和なんかより、いつもの公園でマッタリ一息つくようなささやかな平安を選んだのです。
世界平和が保たれなかったら、それも保たれなくなるのは分かってましたけど…
「世界中の人間を敵に回したって構うもんか!」という心境です。
いやはや、何とも女々しく、卑劣なアンチ・メシアが居たものです。
本当にこういう状況に立たされた時…あなたならどうする?
私はこういう事やりかねないですね。
そういう人間なんですから私は…。
ところが続きが有ります。
この時トミー・リー・ジョーンズ船長からこう戒められたのです。「往生際が悪いゾ!お前も我々の一員だろ!」
このツルの一声を聞いた瞬間覚悟を決めて、座席に戻りました。
そして、全てを委ねるという心境に変わり、あの得も言われぬ甘美なバイブレーションに全身が包まれました。
世界中の世論などには耳を貸さないが、この全託へと誘う、神秘の現臨の前にはどうしようもありません。
ジンジンとしたに天来の響きに浸り、徐々に遠のく青い地球、母なる地球に別れを告げながら…夢が覚めました。
夢の世界から現世に戻って…ヤッ、ヘンじゃないか?
状況はすっかり変わってるのに、同じあることが進行中です…。
バイブレーションは続いていたのです!
夢も現実も関係無く…です。
そしてしばし何とも言えない平安に浸っていたのは言うまでも有りません。
地球は回っているんだなあ…
それでも地球は回る…。
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