人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

第三者の眼

2016-06-08 12:41:00 | 意識、照明
僕は逃げも隠れもしない
やっちまったことは仕方ない
確かに僕は毒ガスを使った…殺す目的でね…でもあれは事故だった…
この件については、第三者の眼による公平な判断にゆだねるしかないだろう…
反省してるかって?…反省ねえ…まあね。
ただ、アイツが可哀そうだ…四肢をピクピクさせて、断末魔の声が聞こえてきそうだった…
どこからともなくスーッと降りてきて、忍者みたいな愛嬌のあるヤツだったな…
まさか、こんなことになるなんて…アイツはただあまりにも小さく、目立たなかったんだ…

いくら反省しても悪しきことは止むことは無いだろう
悪しきことをすれば法によって罰せられる、社会的制裁を受ける
あるいは信じる人たちには神の裁き、地獄の業火が待ち受けているかもしれない
多くの人はこのように”裁かれること”を悪しき衝動の抑止にしているのだ
だが…法そのものが、神の教えそのものが我々の衝動を飲むべく変えられてしまったらどうなるのか?
戦争下、極道の支配する社会、あるいは公的に神も地獄も否定されてしまった社会…
良心?…僕はこれでも良心的だったと思うよ
そうね…反省もするよ。けど…それは破綻もするものだ
あの責め苦ってのに耐えられるのは余程のM性に違いない!
”さあ、立ち上がれ、心の命ずることを行え!”体はちっとも言う事聞いちゃくれないよ…
あれっていうのはねえ…精神分裂の元だね、根本的抑止にはならない
しかしね…第三の、あのすべてを見通す眼、これの前にはどうしようもない…
その前では、どんな悪しき思いも明るみにされ、永遠の裁きにさらされるのかって?
地獄の話など知ったこっちゃない!
すべてを見通す…悪しきことというのは見通させまいとする何かのことだろう
この光から逃れられる何か、ずっと隠しておきたいものなんじゃないのか?
それが何かかは…全ての人それぞれの明かされざる秘密だろう…
ゲス不倫も政治資金の私的流用も痛恨の大事にゃ違いないだろう…
でもね…あの信じられないような愛としか言いようのないものの前では…
あの何ものとも代える事の出来ないものの前では…
そうだ…絶対に失いたくない!…もう、どこにも行きたくない! 見失いたくない!
だから…
そんなことはしたくないんだよ!

やっちまったことは仕方がない
あの、黒光りするヤツラときたら、夜中に寝床でゴソゴソ…おかげで睡眠不足だ、それにバイ菌の媒体なんだゾ!
バルサンで一網打尽にしてやろうと思ってね
ただ…ボリスが部屋に居る事に気が付いたのは、外に出てだいぶ経ってからだった…
ああ、可哀そうなボリス…誰(The Who)かって?クモのボリス(Boris The Spider)だ…アーメン
僕が一体何をやったっつーの?…



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