密度薄い仕事をやっていても金曜日になると何となくホッとします。 ちょっと早起きしたので朝一番に菜園の手入れ。昨日までの強風に折角植え付けた苗が倒れかけていたので支柱とシュロ縄で軽く結んでおきました。 緑のカーテン計画のために植え付けたゴーヤ、朝顔はまだ殆ど変化がありません。根が大きくなるまではこの状態が続きそうです。 こんな余裕が起きるのも金曜日と気持ちのいい好天のせいでしょう。
さて、そのついででありますが、趣味ネタ模様は大型機関車への着手が出来そうにないので作りかけのレイアウト整備に傾注するべくイメージ出来ている場所に手を入れています。 レイアウト製作にはどうやら絵を描くことと同じセンスが必要で、図工の成績が芳しくなかった私にはなかなか不得手な世界です。それに根気が続きません。
そして少しずつ増やしていくと線路沿いらしくなっていきます。
ほぼおなじ場所です。機関車は先日入線したBerkshireです。大型機なので植木との境界線確認用です。林の中に消える道路のつもりです。下手な遠近法です。(苦笑)
さらに数日かけて上の場所から道路沿いに木を植え込んでいきました。実景らしく見せるために木の間隠れの線路になるように配置したつもりですが、写真で見るとまだ足りないようです。 本物の森や畑は苗を植えるとどんどん成長していきますが、レイアウトは植えない限り何年経っても同じ光景のままです。この間、作る意欲を持続するのはなかなか大変です。此処までくるのに始めの写真から一ヶ月以上経過してしまいました。 停留所はトミテックのものを埋め込みました。 買い物へ出かける小母さんが時刻表を眺めています。そろそろバスが来ることでしょう。
オート三輪は新品状態です。時代設定はその頃になりそうです。 この周辺までイメージが出来ていますが、この先のエリアは未定。これから細かな雑草植えやウエザリングが始まります。なんと言っても人物の配置が楽しみです。
で、建設作業と時間は前後しますが、知る人ぞ知る「魔除け」として転がり込んできた車両のお話です。(笑)
オーストリアRoco製の9mmゲージですが、中古。昔では考えられない安さでした。 ドイツのBR V188というディーゼル機関車です。連節車体で動輪が8軸あります。日本ではさしずめEH10に相当する数です。この動輪の数が魅力でした。さらには非電化の我が鐡道にはぴったりの機関車です。もちろん中古なので起きる課題は自己解決です。
分解掃除に取り組むと予想以上のからくりに嬉しくなりました。上部の電気回路板を外すとご覧の通りです。 両方の車体にモーターを持つ2モーターの強力機です。フライホールも備えているので実感ある運転が期待できます。 しかしながら問題はプラスチック製のギアです。欧州製は多数の歯車で駆動している傾向にありますが、この機関車もご多分に漏れません。一つの動輪軸のギアに怪しいものを見つけましたが、負荷をかけなければまあしばらくは大丈夫でありましょう。モーターブラシの摩耗も少なかったので一安心です。注油してデビューさせてみました。
連結器はまだオリジナルなアーノルトのままですが、地味な機関車なので色々使い道がありそうです。緩衝器がついているのが違和感ありですが、ほかにも数台存在するのでよしとしました。二基電動機のパワーでメインラインの急坂も軽々登ります。数少ないDLとして運行していきたいと思います。
という具合に、レイアウト建設から車両整備まで多岐にわたる作業を社長一人でこなさなければならないのが個人鐡道会社の面白さであります。このいい季節に鐡道建設を進めたいものです。