からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

ペーパークラフト

2007年01月30日 18時32分56秒 | コンピュータ

 残っていた医療関係領収書を整理して本日は確定申告の作業中です。ためてしまうと大変な作業になってしまうので毎年この季節は反省の日々を送るのですが、今期は頑張っていたのでちょっと余裕。(笑)  若い税理士先生のチェックの合間にパソコンの世界に逃避しています。

昨晩の作業の合間に印刷していたのが相変わらず完成しない精密な軍艦の用紙ですが、紙の厚さを変えてまた印刷しました。 これできっと進むことでしょう。??? パソコンの世界ではWindowsビスタなるOSがデビューしてマスコミネタで賑わっていますが、我が家で必要かどうか今一つはっきりしません。Office系とmail、webがサクサク使えればそれでいいのです。 在宅の中高年ユーザの利用目的が何か今一つはっきりしないのですが、おそらく今までは年賀状印刷機械だったと思います。 デジカメが普及した最近は、DPE機械。 これでは町の写真屋さんが悲鳴を上げるはずです。いつの間にか一円プリント?という看板も見なくなってしまいました。量販店や通販店などはデジカメ合戦の真っ盛りでパソコンとのセット販売が大はやりです。  これまでカメラに興味を持たなかった方までもが騒ぎに巻き込まれている様子に、これでいいのだろうかと思っています。

 余暇にパソコンを使いこなしてみたいという向きには強引な我田引水でありますが、難しい写真など止めてペーパークラフトなどはいかがでしょうか。 インターネットでペーパークラフトを検索すると140万件のヒットという凄さです。この中から自分の好きなサイトを探し当てて切り抜くシートを厚めの紙に印刷するだけでパソコン操作に慣れるとともにリアルな手仕事が始まります。 「紙工作なんて」と馬鹿にされる方がいるかも知れませんが、工芸品に近い作品も溢れています。 パソコンで探し出したシートを印刷し、家族と一緒に組み立てるのもなかなか楽しいのではないでしょうか。 私の子育て時代には、このような遊びは想像も出来なかったのですが、現代人は幸せですね。(汗)  googleで検索し、二番目にあったのがペーパークラフトでは老舗のヤマハ発動機のサイトです。は家族と楽しめる材料が沢山あるのでご紹介いたします。 季節ごとにこのサイトからダウンロードした作品を作ったことがあります。 もうすぐ節分、鬼の面があるようです。 パソコンの目立たぬ使い方、ペーパクラフトにチャレンジしてみてください。

 ところで、私が作っては立ち止まっているのは昭和7年に建造された重巡洋艦「高雄」という軍艦の紙工作です。 米国で設計・発売されたキットをオークションで入手しましたが、精密すぎて遅々として進みません。口惜しいので何とかこの写真に近づけたいと奮起し始めたところです。

Takao

これは購入したCD-ROMに入っていた完成サンプルです。紙でもここまで作ることが出来るというのだから驚きです。全長60cmちょっとあります。(Digital Navy CD-ROMより)

マストやアンテナはもちろん紙ではありません。(汗)

これは有償でしたが、無料のもので気に入ったものもネットサーフィンして見つけては印刷しているものですから未着手の用紙がどんどん増えています。 こうなるとどこから手を付けていいものやら分かりません。勿体付けているとそのうち変色してしまいそうです。 季節柄精密な雪上車を印刷したのですが、それは一年前のことでした。(汗)


試運転の成果(汗)

2007年01月28日 17時09分54秒 | ライブスチーム

 折角やり始めてしまったので一番ゲージ・ライブスチームの動作確認を昨日の続きから始めました。Berkshire試運転がその主な作業です。 従ってブログの中味も連日汽車ぽっぽになってしまいましたので意味不明の方も多いと思いますが、御容赦下さい。 (汗)  昨日準備を終わっていたので慣らし運転をさっとやるつもりだったのですが、重大な問題を発見し修理となりました。 怪我の功名というのが本日の成果です。(笑)

 というのは、燃料であるメチルアルコールがテンダーから漏れていたのです。昨年の運転会でも線路上にポタポタ落としながら走っていたことでしょう。枕木を順番に燃やすところでした。(ペコリ)  気付いたのは圧力が2kg/cm2に上がったのでブロワーを外そうとしたときです。何気なくテンダー下を見るとバーナーへ燃料を供給するシリコンチューブに水滴が付いています。水かなと指でなぞるとヒヤーッと冷たい感触です。 アルコールです。急遽燃料をカットしサンプ内のアルコールが燃え尽きるのを待ちました。パイプを指で触ると漏れが増えます。機関車側には着いていないのでどうやらテンダー側から漏れているようです。 さて、火が消えるのを待ちかねてパイプを取り外すとサンプに取り付けた部分にクラックが入っていました。 製造時に装着しづらいためラジオペンチで軽くつまんで取り付けた記憶がありますが、おそらくそのせいです。熱に強いシリコンゴムですが、小さな傷から裂け目へと拡がることもあり全くの不注意のなせる技でした。 急遽取り替えて事なきを得ました。 ゆっくり試運転する効用は不具合の発見にもあることを再認識したところです。

Berk3

大型機らしくパワフルな回転をしてくれます。これも昨年の完成直後の写真です。

  その後、満タンにしたアルコールを使い切るまでの40分?程度あらためて各箇所の点検をやりましたが、水圧ポンプは少し漏れているようです。水圧ピストンのOリングかピストン径の変更が必要に思いました。これはアスターホビー殿に相談することとします。 本日は軽負荷での運転でしたが、注水は漏れがあっても問題なく作動し、ボイラー水位が上がりすぎるので時々バイパス弁を開きながら動かしていました。 負荷をかけたときの給水バランスがどのようになるのかを手首が好調になってからやってみたいと思います。ボイラー水位が高いと汽笛は殆ど鳴りません。結果的に水位を落とすツールとして機能しました。(笑)  ということで今日の運転は大変いい結果となったので満足です。 これでBerkshireは万全であります。 長い路線敷設して思いっきり走らせたいのですが、こればっかりは思い通りになりません。 それに手持ちの線路をつなぐジョイナーが見あたらなくなっています。 色々課題が出てくるのでそれが楽しいのです。と言っておきます。

Berkshire080128今日の運転の様子です。


思いつきの試運転

2007年01月27日 18時25分53秒 | ライブスチーム

 やれやれと腰をおろしたらもう17時をまわっています。先日の北裏鉄道運転会で長い間動かしていなかった機関車の不調を発見したので気になって一部の機関車に火を入れてみました。特に手首の不調のために運転を避けていた重量級機関車のDuchess と Berkshireの二両としました。 いずれの機関車も満足できる動作をしてくれました。特にDuchessは四気筒の排気と火室内のステイの効果で安全弁を噴きっぱなしでした。やっぱり性能のいい機関車です。

Duchess1_1 以前の写真ですが、またこんな運転が出来ることと思います。

引き続き更に重量級のBerkshireをベンチマーク用コロに載せて準備を始めました。 実はギャラリーに酔考さんを迎えておりまして、この機関車をお見せするのは初めてです。 慣らし運転終了前に運転を休止したものですから本体の油の回りとともに操作にも慣熟していないため扱い方にぎこちなさが残っています。 それでも何とか火を入るとボォーット云う音とともに圧力が上がりました。しかしながら水を入れ過ぎたせいか汽笛弁を押しても水を噴きだしてしまいます。 エンジンを暖めるためにドレイン弁を開くと水平に凝結水を排出し次第に白い水蒸気へと変化していきます。 排気音はDuchessよりも重厚に感じます。こちらのシリンダー径は15mm、Duchessは11mmなので4mmの差は面積の大きさとして効いてくるので音の感じは違ってくるようです。

 そうそう最初の注水時に第4動輪下から水が漏れました。 「あ、水圧ポンプだ。」と仲間から聞いていた水圧ピストンリング径の緩さに因るようです。一年前の試運転時には目立ちませんでしたが、やっぱりリングを交換した方が良さそうです。 運転時には圧力がかかるので多分リングが潰れて耐圧が出来ると思いますが、いずれ摩耗すると早めに洩れることでしょう。 手押しポンプから注水も以前よりも気持ち時間がかかったような気がします。が、このまま続行することにしました。

 加減弁と逆転弁を操作し、低速から高速と順調に運転が続きます。が、最初の水が多かったのでバイパス弁は開けたままです。 そろそろ自動注水に切り替えて水圧ポンプの具合を見ようとしたところで、何とまあ燃料切れで断念することになりました。 この機関車の燃料タンクは500CCという大きさがあってもバーナーは4本あるからあっという間に燃焼してしまいます。  ところが、本日の燃料は100cc程度しか残っていませんでした。 従って、肝心な確認をする直前に中断することになりました。 明日再チャレンジしてみる気になっています。

Berkshire この写真も以前のものですが、こんな感じで動かしておりました。

春のような暖かさに誘われてかなり無理な運転をしてしまいました。 お付き合いいただきました酔考様ご苦労様でした。


驚き

2007年01月27日 10時46分11秒 | コンピュータ

 色々あるので還暦の厄払いをと川崎大師に行ってきました。お土産はくず餅とのど飴。それはともかく、川崎駅近くに新装なったヨドバシへ寄り、家人から頼まれたヘアドライヤーを買うまでは忠実にスケジュールをこなしていました。 が、ポイントを見るとそこそこに貯まっていたので、良からぬ考えを起こして周辺機器売り場へ行ってみました。 我が家には購入したもののまだ稼働していないPCから操作できるインターネットカメラやプリントサーバーが転がっているので大きなものは駄目です。

で、ふと思いついたのがワンセグTVアダプターです。携帯でTVを見る気はありませんが、ものを見たことがありません。PCでも扱えるようになったと聞いていたので売り場でウロウロすると、ありました。 4種類並んでいる中で店員の評価を信じてバッファローのUSBワンセグTVアダプターを選び、ポイントで購入しました。 その小ささたるや握りしめた手の中に収まります。 早速ノートに装着すると意外にも簡単なインストールで動き始めました。食卓に置いたPCで視聴できるかなと起動したところ、意外にも写ります。 チャンネルによっては受信できない局もありますが、付属の外部アンテナで受信すれば全チャンネル問題ないようです。それに録画再生も出来るのですから大したものです。 著作権で録画ファイルを外に持ち出しても視聴できないようですが、アダプターの値段や携帯ワンセグの普及を考慮するとあまり気にならないかも知れません。 ただし放映するコンテンツと今後のビジネスモデルが一体どうなるのか興味を覚えます。 小父さんは当事者になることがないから気楽なものです。(笑) でも、税金は突っ込んで欲しくありません。

応用技術の進歩に追随していくのは大変ですね。 さてパソコンを持ち出すときはこのアダプタをポケットに入れておくことにいたしましょう。 

200701271050000 取り急ぎ携帯で撮ったものを載せました。 バッファローの宣伝マンではありませんので念のために(笑)


モタモタ復帰

2007年01月25日 23時36分31秒 | からくり情報

 鼻詰まりと耳が不調でなかなか風邪から復帰できなくて家の中で能率悪く仕事中です。とはいえ、からくり復帰を考えてライブスチームで一番小さなRUBYという機関車に火を入れましたが、冬場に弱いガス炊きのこの汽車は案の定機嫌が悪く良く燃えません。 結局、運転中止です。 鼻水を流しながら頑張るのは年寄りの冷や水になることからの(好)判断です。(笑) からくり復帰策第一弾はあえなく失敗しました。

 冬のガスバーナーは、ボンベが低温で燃料タンクとの圧力差が小さいせいか注入がとろく、燃焼はボンベからバーナーへのガス供給時にノズルが凍ってガスが出たり出なかったりで寒い中で苦労した割には報われなかった一時間でした。 という次第なので次回の北裏鉄道運転会にはアルコール炊き機関車を持っていくのが正解のようです。手首のリハビリを考えて軽量級9600になりそうですが、四気筒にも未練があるので当日の気分で決めることとします。 ご一緒するS田さん、乞うご期待を(笑) 

Duchess_cab

夕方、近くのドイトまで散歩を兼ねて運搬ボックスの下見に行ったところ、意外に安い値段にぶら下げて帰ってきました。各機関車のおおよそのサイズは分かっていたのですが、帯に短したすきに長しのサイズしかなく軽量級用のものを選んでしまいました。小型機を気軽に運べることになりましたが、写真の中量級のサイズに5cm足りず臍を噛みました。

思い浮かんだことを書いてみたらライブスチームのことになってしまったのですが、ペーパークラフト軍艦真空管アンプも作りかけのまま転がっております。そろそろ何とかしなければと昨日に続く反省の辞と精進宣言になってしまいました。 

 あと一種類の資料作成となった途端、気が緩んで趣味の世界に迷い込んでしまいました。 明日こそ仕上げるぞ。(汗)

 


からくりへの復帰準備

2007年01月24日 12時11分53秒 | からくり情報

 風邪の治りかけで受けた一日ドックではこれまでになく色々指摘され、すっかりめげた最近でしたが、思えば不摂生も数多く、生活態度を改めようと心を新たにしている今朝であります。風邪のせいなのか生活習慣のせいなのか分離できないのですが、後者と思って精進せよとカミさんから檄を飛ばされてしまいました。 手首の不自由さで歩き回ることが減ったのにも一因ありそうです。 再検査する数ヶ月後には改善するよう努めるようにいたしましょう。(汗)

と言うことで、そのためには「からくり生活」に復帰することが一番だと思ってサボっていた数々に手を付けていくようにしました。 荷造りをしたまま一ヶ月の英国コロンビアの卓上蓄音機を倅の就職祝いに弟宅に発送し工場のスペースをちょっぴり開けました。何も云わずに送ったので驚くことでしょう。

 試運転用に敷いた線路はそのままですが、今日は寒いので明日の運転に備え機材を整備します。次回の吉祥寺北裏鉄道の運転会はいつもよりも繰り上がっているので真面目に準備をしておきます。それにギャラリーを2名お連れするのでコンパクトな運搬ボックスをあつらえるつもりです。 久しぶりに四気筒のダッチェスか大型のC622にしようかなと手首を気にしつつ嬉しい迷いに浸っています。(笑) とはいうものの鼻炎の兆候が残り相変わらず薬を飲んでいるので歩き回るのは今日まで我慢しておくことにしています。 まだ残っている家の事務処理を終わらせたら工場に籠もろうとも思うのですが冷房完備なのでこれも悩みます。

さてパソコンに向かって事務処理を再開しましょう。 おっと、もう昼食だ。(汗)


蒸気機関車DVD鑑賞会

2007年01月21日 21時47分10秒 | ライブスチーム

 吉祥寺北裏鉄道では、いつもと趣向を変えて蒸気機関車ビデオ鑑賞会が開かれました。 武蔵野市のコミュニティセンタに秘蔵のビデオを持ち込んで新年会を兼ねて汽車ぽっぽ談義をやろうという試みでした。 とりあえず持ち込んだNHKアーカイブスのC62急行ニセコから始まり、米国チャレンジャー、Hさんの7.5インチライブスチームDVDが佳境に入ったところで時間切れとなりました。 一人で見る映像よりも仲間ワイワイ言いながら見るのが数段楽しいものですね。時間配分が難しいのが難点ですが、この先どのような運用になるのか楽しみです。

鑑賞途中で終わったのですが、米国ライブスチーマーのスケールの大きさには驚きます。土地の広さもそうですが、延べ2マイル?とかの線路、10数メートルの高さもあろうかという木製の橋、開削工法で作ったトンネル、そしてあらゆる機能を持った機関区。 それにも増して驚いたのはCADと連動するNCマシンです。このオーナーの本業は何だろうと理解する前に終了。 彼の地のもの作りや機械に関する親しみ方が全く違うのには驚かされます。  そういえばUNIXはMITの模型鐡道クラブレイアウト運用マシンから生まれたものであると聞いたことがあります。 

 お金を持ったら使い道はクルーザーや別荘だけではないですね。ましてや呑む、打つ、買うでは・・・(笑) シュリーマンはトロイの遺跡を見付けるために事業をやったし、ビルゲイツは、慈善事業に寄付でしたっけ?でもまだ生臭いのかな。  「年を取ったら自分の好きなことをやろう。」と思いつつ気が付けば年を取ってオロオロしている自分を反省しながら画面を見ていました。 時、人を待たずであります。 好きなことに没入したいのですが、肝心なものが足りません。鉄道を鐡道に変えて健闘します。(苦笑)

午後の新年会は、他のイベントと重なったのか残念ながら参加者が半減したので食事会に切り替えやっぱり汽車ぽっぽを中心の四方山話で楽しみました。 明日人間ドックの私はアルコール抜き会合になったので自制心を保つことが出来てホッとしました。(笑)

 帰る際にオーナーの高橋さんが目の前で収穫されたブロッコリーを頂戴しました。有り難うございます。武蔵野産の野菜を食べるのが楽しみです。


ホームページ・からくり劇場のこと

2007年01月20日 11時00分24秒 | からくり情報

 「からくり劇場」というホームページを公開したのが2001年6月でした。 ほんの思いつきに悪戯心をプラスして始めたのですが、いつの間にか6年経ってしまいました。その名前の通り機械からくりや趣味に関することどもを書き集めたホームページですが、そのアクセス数が一昨日5万回を越えました。 試行錯誤を繰り返しつつ続けてきたマイナーなホームページでありますが、これだけの回数ご覧いただけたかと思うと嬉しい限りです。 会社のストレス解消ということもあって仕事のことやプライベートなことは一切排除したつもりで走ってきましたが、時折その断片が混じり込んでしまったのはお恥ずかしい限りです。

 10年ほど前にHPに書いたような内容の本を探してみたのですが、見あたりませんでした。それならば自分で書こうと自分自身のために作った箇所も多いので同好の士を除き他人様にはあまり面白いHPではないと思います。 会社勤めから離れた今も、同じスタンスで取り組んでいますが、昨年手首を痛めて遊び事が出来なくなるとトーンダウンしてしまいました。 やっぱり何事も健康が基礎であります。  この先も独断と偏見のからくりネタをコソコソと紹介していきたいと思っています。 どうぞよろしくご支援ください。

 これまでに様々な方からメールでご意見や貴重な情報をいただきました。その内容をHPに紹介させていただいたものもあります。また記述内容を修正したこともあります。 自分の独断で書いていると見誤ることも多々ありそうで、いただいた情報でHPの内容をより確実なものにすることが出来、大変感謝しております。 今後ともよろしくご教示くださいますようよろしくお願いいたします。 HP「からくり劇場」に関するご意見をメールとともにこのブログにもコメントいただければ幸いに思います。

次のラウンドに向けて充実していきたいと思います。

さて今年のからくりにはどのようなものが控えているのでしょうか?何が飛び出すか分からないことに我ながら楽しみにしています。


ガンバレ、地方ローカル線

2007年01月16日 23時18分21秒 | ぶらり旅

 テレビ東京の「ガイアの夜明け」を見終えて書いているのですが、今日の特集は「赤字ローカル線を救え」でした。 岡山県のリョービ和歌山鐡道の経営に入りなんとか持ち直しつつあるという話の反面、鹿島鉄道・カシテツの救済は断念したようです。そのポイントは住民の熱意の差だとか、鹿島鉄道はぶらり旅で往復したのですが、リョービ幹部が感じたことと同じ感触が昨年八月には町の雰囲気として現れていたと思います。テレビですから辛辣な表現ではありませんでしが、実際に乗ってみて感じたのはまずカシテツ驛職員の熱意がさほど感じられませんでした。 一部の住民の方が懸命になっているだけで当の職員は別の路線に配転でもあるのかのんびりしているなと思ったのは私だけでしょうか?

Kasima4_1

更には終着駅・鉾田の町もこの写真のようにのんびりしたもので驛から続くメイン通りも全体が埃を被ったままのように感じました。最近はどうか分かりませんが、何とかカシテツを残したいという意気込みを当時は全く感じられず驚いた記憶があります。地元の方には申し訳ないのですが、今夜の「ガイアの夜明け」を見て取材のあった地域の熱意の差を如実に感じ、地元の意識が一丸になるかならないかのパワーの差は恐ろしく大きいのだと思いました。 それには、誰か旗を振って牽引する人がいるかいないかでも大きく違いそうです。 カシテツには関連自治体も諦めてしまっているように思えました。石岡、鉾田等々の首長の連携はあったのでしょうか。

 こんなことを考えながら我が故郷の佐賀県武雄市を期待を込めて思い浮かべておりました。樋渡市長さんのご健闘を祈っております。


江戸博物館

2007年01月14日 00時38分08秒 | ぶらり旅

何だか気合が抜けてしまっておりましたが、リセットのために上京中の義母らと両国の江戸博物館へ出かけてきました。江戸城特集14代将軍家茂展が開催中でした。ほぼ一年ぶりかで出かけたのですが、やっぱり広い。すっかりくたびれてしまいました。 気合いの入った展示を丹念に見入ったせいかも知れません。 組織が大きく長くなるにつれて綿密かつ体系的な規約が出来るというのは江戸の世も今も変わりないようです。 階級毎に微細に定められた文様、色彩、衣装。これらは素晴らしいものがあります。威厳を保つためなのか自然発生的に出来上がるものなのかな不思議だなと想像をたくましくしておりました。そしてそれを維持するための組織が維持されていく・・・ 皇女和宮さん関係の展示物も多く皇室と幕府の体系が重なってくるものですから尚更上のように感じたのかも知れません。しかしながら鎖国という制度下に独自性を持った制度を作り上げた日本人はさすがであると云うべきかも知れません。更に昔に大陸からの文化流入があったとしてもそれらを独自の江戸文化に昇華させたのはなかなかと云うべきご先祖様方であります。

ところでその中で幾つか珍しいものを見付けました。皇女和宮さんが将軍家茂に嫁するにあたっての嫁入り道具に何と肥前有田の辻常陸窯のものがありました。見たことある椀はやや厚めながら現在も皇室向けに製造されているものと同じではないでしょうか。今更ながら辻精磁社の伝統と製品の素晴らしさに感心しました。呑み仲間の辻君は展示されているのを知っているのでしょうか。

Tuji_1 薄手の七つ揃いの磁器椀です。最近焼かれたような状態なのに感心しました。

Tuji_2 この茶碗に添えられた説明文です。禁裏御用窯から現代の辻精磁社への系譜が分かります。 鍋島藩に管理されることなくかなり以前から禁裏への直納体制が出来ていたのですね。

ところでもう一つ興味深いものを発見しました。それは床の上。   江戸時代の大名屋敷を配置した巨大な地図です。目をこらして見るとありました。駿河台から神田にかけた場所に我が殿、酔考さんのご先祖の名前が・・・ 果たしてご存じなんでしょうか。 床にあって足で踏みつけるのは恐れ多いのですが、博物館がやったことなのでお許し下さい。(笑) そうそう、小栗上野介の功績には殆ど言及されていないのはちといただけません。横須賀市に学んでいただきたいものです。(汗)

Ninagawa

館内をこんな風にぶらつき、土産物売り場で墨田区の江戸時代からの名物長命寺桜餅を買って帰りました。 おっと、浅草まで足を伸ばして遅い初詣、厳しいおみくじで知られた浅草寺のご託宣は吉でありました。ゆるゆるスロースタートのようなことを書いてありましたので少し気をよくした次第です。 江戸時代に触れてホッとしたひとときでありました。

精神的にまだちょっと不調ですが、何とか回復しなければと思っています。(汗)