先日オークションで到来した汽車ポッポ、Katieがしばらく眠ったままになっています。ラジコン化されたこの機関車には残念ながら送信機がありません。 これを操縦する送信機もオークションの結果到着予定です。元の持ち主から色々ご教示いただいたので助かりました。一台くらいは手元で操ることの出来る鉄人28号みたいなものがあってもいいですよね。
ところでプリミティブなラジコンに取り組むのは伜の小学生時代以来なのでほぼ20年ぶりでしょうか? 当時はニクロム線を巻いた扇形の速度コントローラーをサーボが回すと云うメカに満ちたものでした。接点用グリスを付けて動かしていました。校庭開放日に小学校に持ち込んで遊んでおりました。(汗) その後ラジコンはマイコン制御の電子アンプ式となり昔の機械とは大きく異なるものであることを経験したのは5年ほど前に作ったタミヤの戦車でした。デジタル化されたエンジン音を内蔵し、速度に応じて変化するのです。電源オンでルルルッとセルモータ音にも驚きました。モーターに流す電流もアンプで決めるわけです。ラジコンがパソコン(マイコン)システムそのものに変貌していますね。サーボモーターが消えていました。
とはいえライブスチームのラジコン化はパソコンのようにはいきません。加減弁、逆転弁、通風弁のように人が操作するものを動かすわけですからサーボモータの力を利用するのでオーソドックスなラジコンノウハウが必要になるのです。ライブスチーム仲間のくりさんはラジコン化名人でとても無理であろうという機関車をRC化して驚かせてくれますが、そのテクニックは手の届かない星のようなものですね。某プロジェクトに誘われておりちょっとぐらっとしています。
たまたま手元にあったくりさんの機関車写真。これは有名なシングルドライバです。サーボを置くスペースなどどこにあるのと思うのですが、
加減弁はこの通りです。
逆転弁サーボがこの機関車のどこかに隠してあるわけです。(笑)
ライブスチームのRC化は熱との戦いでもあるので適当に取り付けられないのて大変です。
ところで我が汽車の受信機には驚きました。
このワンボードが72MHzの受信機です。これでちと古いものだそうです。運転室下部のスペースに充電池とともに格納されています。千社札のようなボードに収まっているのにはびっくりしました。
サーボはボードに隠れていますが加減弁と直接リンクしています。逆転弁サーボは最初の写真でどこにあるか想像できると思います。赤い点は電源を入れたときに点灯するLEDです。この機関車は英國製、前オーナが塗装を含め各所をカスタマイズしているのでなかなか面白いものに仕上がっています。
一台一台その特性に合わせてカスタマイズする手間があるのでなかなか踏み切れずにおりましたが、この結果次第では考えようかなと思っています。
殆ど未経験の分野でありますが、新しい?技術に足を踏み入れることは何年経っても興味深いものがあります。 あ、まだ踏み込んだわけではありません。入口でウロウロしているだけです。念のため。(苦笑)
(ところで補足)
昨日秋葉原に行き当世ラジコン事情を探ってきました。 それに依れば72MHz帯域の電波を使ったラジコンは化石化している模様で、今やより高帯域の2.4GHz帯へシフトし、水晶も使っていないというのです。目的の水晶を在庫している店は一店舗のみ、それも片隅にこれでお終いと云う様子です。メジャーなところほど古いものはさっさと切り捨てているようです。
送信機が到着したので早速取り組んだのですが、上手く行きません。一晩悩んでもう一度仕様をよく読むと変調にPCMとFMの二種類あることが分かりました。古い受信機なのでFMかなと切り替えたところ見事に動き出しました。「あーよかった。」と云うところです。 大枚(笑)どぶに捨てずにすみました。しかしながら何事も勉強していなければあっという間に取り残されるのは仕事も趣味も同じですね。 年寄りには辛い時代です。 あ、若者も同じですね。
明日から18切符の旅なので汽車ぽっぽはこれでお休みです。 リアル鐵ちゃんを楽しんできます。