先日、ヨドバシカメラへパソコン用品を買いに行き、ついでに最近のデジカメの視察に回りました。 新製品を見るわけではなく、あのカメラ、このカメラがどの程度安くなったかを見るためです。 どうせ私の見るカメラは変デジカメであります。
まずは、3Dデジカメですが、いつもならばそろそろ人気落ちで安くなるはずの製品が映画やTVでの3Dブームのせいで高値安定です。これはフジフィルムのものです。 3Dカメラは既に百年以上前に開発されており、リンカーンの葬儀や日露戦争も3Dカメラで写されて世の中でブームを呼んだようですね。 交通事故の写真は距離関係がはっきりすることから今でも3Dカメラを使っていると思います。以前はステレオ写真or立体写真と呼んでいましたが、動画やTVが世に出るまでは大変貴重な映像だったのだと思います。 そうそう、火星へ送られたMarsパスファインダーからの立体写真を眺めて楽しんでいたのはついこの間でした。今でも見ることが出来るはずです。
3Dことステレオ映像は流行り廃れを数十年ごとに繰り返しているようです。 今度のブームはどのくらい続くのでしょうか?前回は1993年バブルの頃だったと思います。眼鏡を使わずに立体視で来るようになり脳内リゾートという本などで楽しんでいました。 実は私がクラシックカメラに目覚めたのは、この頃に昭和22年製のアメリカのステレオカメラ(リアリスト)を修理したことがきっかけです。3Dカメラは因縁のカメラです。(笑)
次は本命だったプロジェクター付きデジカメ(Nikon Coolpix S1000pj)です。カメラのotomen師匠から推薦されていたのですが、当時はまだ高くて見て見ぬふりをしていました。今回は意外に安くなっていました。貯まったポイントを乗せると・・・・・ あ、いつの間にか手の中にありました。(笑)
手のひらに収まる普通のデジカメです。突起が何もないのでポケットに入れられます。この形状はミノルタ・ディマージュ以来でした。右端の窓がレンズです。電源を切っていたので金属板が覆っています。
ところがプロジェクターボタンを押すと今まで撮った写真や動画が映し出されます。強力な発光ダイオードの開発がこのカメラを産み出したのですね。
レンズ窓が閉じられて中央のファインダーのような窓が輝いてプロジェクターに変身します。子供だましだろうなと発売当時は思っていましたが、結構役に立つプレゼンツールになりそうです。
パソコンにA4の紙を立てて投影してみました。周囲を暗くしたわけではありませんが、こんな具合に映写できます。当然動画もOKですし、自動映写機能を使うと音楽が流れパンダがおどけながらコマめくりをしてくれます。
お堅いニコンの製品なので仕事優先のガチガチカメラかと思いきや意外に楽しめるのですっかり気をよくしています。撮影機能は自動モードのみなので写真コントロールにはもの足りなさもありますが、投影機能を考えるとコストパフォーマンスの高いデジカメだと思います。現在使っているCoolpixP6000にない幾つかの新機能がさりげなく盛り込まれていました。 プロジェクターとして使うと電池の消耗が1時間以内と大きいので予備電池は必須のようですが、実績はこれからです。。しばらく運用してどのような使い方ができるのか楽しんでみます。 会社勤めではないので「何に使うの? 宴会用?」と嫌味を言われそうなのが大変心配でまだ見せていません。(苦笑)
昨年9月の発売と思いますが、製品発表と同時に注文がどっと来てしまったので発売を遅らせることになったという話を聞いた覚えがあります。なるほど確かにそうだろうなと頷けます。最近の売れ具合はいかにというところですが、楽しいアイテムと思いました。