朝からの風雨をものともせずに行って来ました。 「碓氷峠鉄道文化むら」 実はだいぶ前から青春18切符に時期に北裏鐡道の有志でこの地を訪問しようと構想が練られており、やっと実現の運びとなったわけです。 奇しくもこの日はブルトレーン「はやぶさ・富士」のラストランの日。(狙ったわけではありませんが。)
このようなものを展示物の中で見つけたのも何かの因縁。(笑)
前線通過が早からんことを願って現地到着が9:30過ぎでしたが、結局午前中は雨でした。 ところがこれが幸いして土曜日というのに少ない人出です。ゆっくりと展示物の鑑賞が出来ました。雨という条件は屋外展示には不向きですが、蒸気機関車鑑賞には好条件です。真っ白な蒸気、これが何とも云えません。
園内で走っている実物の英国製蒸気機関車です。ご覧のような大袈裟な白煙です。 あまりにも出過ぎていますが、右側の装置は多分エアコンプレッサー、このエンジンのシールが悪いのか大漏れしており、停車中には駅設置のコンプレッサーから圧縮空気を供給しているようです。この不具合は早く直して貰いたいものです。
英国製蒸気機関車らしく奇麗な姿です。典型的な英国製の構造を持っているので感心しました。これが1998年製、今でも作ることが出来るのは発注が続いているからでしょう。1分の1縮尺のライブスチーム。これなら何処か誰かのところで運転できそうであると盛り上がりました。広軌化する鐡道会社はありませんか?(笑)
もう一つは5インチゲージのライブスチームです。馴染みの9600でありまして、一週860mの線路を快調に走ってくれました。お客は撮影名人のAさんと私。雨をものともせず楽しませてくれました。東工学園製と聞きました。良い石炭を使っているようで煙も少なく快適でした。
蒸機を楽しむ今回の目標を無事達成して心の余裕が出来たので蒸気機関車のようなアプト式電気機関車も楽しめました。
これって蒸気機関車ではありません。ED42という昭和9年製のアプト式電気機関車です。ロッドと釣り合い錘の着いた動輪を見ると勘違いしそうな姿です。
このような古くさい乗り物が似合っている小父さん達であります。(苦笑)
そして極めつきがこの回転式変流機、つまり交流を直流に変換する装置です。これが平成19年11月まで使用されていたのが驚きです。しかも熊本市交通局であったというので更に驚いた次第です。熊本の地からこの碓氷峠の旧変電所の展示物として置かれることになった由。産業文化物を大切にしようとする気運が出ているのは嬉しいことです。
周回するライブスチーム上から撮った園内風景です。ちょっと小振りになってきたのでホッとし始めた頃です。
そうそう、お昼はもちろん碓氷峠名物のおぎのやの峠の釜飯でありました。
寒かった見学会でありましたが大いに楽しめた一日となりました。午後は一転して好天へ、人もどこからか湧き上がるように増えてきました。 さて次回は九州熊本の人吉号かと言う話もチラホラ、さてどうなることでしょうか。