午前中は急遽某所の設備点検をしていました。どうやら補修が必要なようなので残念ながら見積もりを頼むことになりました。(汗) 家人、点検マンと遅い昼食を済ますと午前から午後にかけてのゴールデンタイムが飛んでしまいました。 仕事優先なので仕方ありません。(笑)
それではと、何を思ったのか以前から気になっていたカメラの不具合を直す気が起きて久しぶりに工場に入りました。カメラは富士写真工業というかフジフイルムがかって作っていた高級カメラです。 我々世代で一世を風靡したフジペットの大親分とも云うべきスーパーフジカ-6です。 使うフィルムは二眼レフと同じブローニー判です。フジペットも同じでした。 レンズとボディは蛇腹を介して繋がっており折りたためばコンパクトになり携行するのに便利です。 それに中判フィルムとFUJINAR7.5cm/f3.5というレンズがついているので安定した写真が撮れます。
軍艦部は曲線でまとめられておりこの時代(多分S.33頃)としては洗練されたデザインです。
折りたたむとこのような四角な箱になります。このまま鞄にポンです。
実はこのカメラはカウンターが動かないとフィルム送りが不可能となりただの暗箱になってしまうのです。 10年ほど前に掘り当ててシャッターの清掃やカウンターを修理して使っていたのですが、しばらく放置していたらカウンターが戻らなくなっておりました。修理は簡単なのですが、面倒くさがりという悪しき習性のため2年ほど放置したままでした。粘性の高い油を使っていたせいか裏蓋で押下するカウンタリセッター用突起が入ったままです。という次第だったので手首の治り具合を見るべく分解し、油分を除去すると無事修理完了です。 微細なネジの扱いが下手くそになっており完治にはまだまだのようです。(汗) それでも無事に元通りになったので嬉しい次第です。
私の手元に来てから家族写真を色々撮った記念すべきカメラなので大切に使おうと思います。全手動なので決して使い易いとは云えませんがなれると意外にミスをしないものです。 更には、機械式カメラは何年経過してもこのように蘇ります。フィルムさえあればいつまでも使えるので末永くフィルムの製造をお願いしたいものです。 現在のデジカメが数十年はおろか数年後は使えるはずがありません。買い続けていかなければならないのは辛い話です。(笑) 余談ですけど、サブで愛用のCoolpixS4のトグルスイッチが接触不良になってきました。以前のNikonではあり得なかったのですが、ちと残念です。前世代のCoolpix4700を復活させようと思っていますこのカメラまでが絞り制御が出来るのでカメラといえるのかも知れません。今のコンパクトデジカメは失礼ながら風景のコピー機械と割り切っています。
折りたたんだ状態で内側を見るとこのようになっています。
久しぶりの修理でまだまだバックログが貯まっていることを思い出しました。 が、しかし、以前のように修理三昧の元気が起きないのは年のせいかも知れません。 連休が終わると忙しい日が始まりそうで果たしてこのような楽しみに浸れるだろうかと不安を感じつつ修理していました。 それでも、好きなことなので仕事よりも優先させるとは思うのですけど。(笑)
この話はホームページに書く内容だったと書き終わって気付きましたが、まあこのままにしていずれあちらにも記録することとします。