からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

朝雨軽塵を潤す

2011年07月28日 11時19分00秒 | からくり情報

 一雨あったもののカラカラな地面にはまだ足りません。暑い日のみを酷暑酷暑と採り上げているマスコミさん。梅雨明け十日を外せば意外に涼しい日続きです。大震災の前後も結構寒い日が多かったと思います。 そのせいなのか今年はまだ蝉の声を聞かない我が家の近所です。もちろん庭木もシーンとして物足りない夏の朝です。 関西では蝉の声がうるさくてとマイミクさんらが書いていますが、こちらはネタなし。

継続的な雨の日が足りないのか地面が固すぎて羽化環境が整わないという話もありますが、さてこの数日の雨でどのようになるのでしょうか? 地震のせいだという声もあるようですが、その前に地震に直撃された蛙の産卵を調べてから云って欲しいものです。 何度か書きましたが、蛙の産卵日は4月25日。何時もの年より1-2ヶ月遅く、特異な年であったのは間違いありません。出てきた蛙も寒くてジーッとしてしまい、地震の後も寒さが続いたせいか居なくなりました。そして再登場しての産卵が四月末になりました。 陸に上がった蛙数匹を蜻蛉池の側で今朝目撃したのでその後の推移は順調のようです。

P1000252

蝉の鳴き声の記録はとっていなかったので何とも云いようがありません。 まさか放射性降下物のせいだと言い出す向きはないでしょうね。(苦笑)

窓を開けてこれを書いていますが、聞こえるのは小鳥の声のみです。

そんな身近な心配をよそに、辞める辞めるを隠れ蓑に居座る宰相。やっと衆院選の公約は見込み違いだと言い出しましたが、あれはバラマキを前に出して国民を騙したことに他ありません。騙される方がもっと悪いと開き直りを決められそうですが、単純な理屈を覆い隠した報道の類も同罪だと思います。 曰く、ただより高いものはない。武士は食わねど高楊枝。など連想します。 衆議員選挙後の徒然に書いたメモを集めて 私のHomepageに残していました。

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人参
 鼻面に人参をぶら下げられると人はどのような行動をするのか。それが、掴み所のない淡雪のような人参もどきであったら中身は分からぬが外側は食べられそうなので尚更である。

  人参もどき = マニフェスト

と思いつつ数ヶ月、どのような状態か表面からしか伺いしれないのであるが??
この先、スカスカの中身がわかったら我々大衆はどういう行動をとるのだろうか。(2009.11.20)


糖衣錠
 甘い錠剤を舐めているうちにイヤーな味がしてプッと吐き出すのは子供。大人は我慢して飲み込んでしまうのである。しかしながら、その薬が効けばいいのであるが、とんでもない劇薬かもしれない。こんな状況が今の日本で生じている。薬を飲ませるのは医師ならぬ政権与党である。糖衣錠の外殻の分厚いのが以前の医師と違う特徴である。薬が現れた時は手遅れになっているような気がしてならない。(2010.4.8)

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もっと色々ありましたが、こちらには残しています。 書いても流れ去るブログや さえずりよりも自分の倉庫として残しているHomepageは思い出しやすいですね。自分で読んでも、「あれっこんなことを考えていたんだ。」と面白いです。しかしながらコンスタントな管理は面倒です。(苦笑)

この数日は前に書いた立て直しのために倉庫を書斎に戻す作業を始めました。が、ゴミだらけホコリだらけ、十年放置した塵埃の層を取り除くのに苦慮しています。そのゴミがいつもの居場所に移動している最悪の環境がしばらく続きそうです。おかげで仕事も手抜きになって彼方此方に迷惑をかけているようです。しかしやらねばならぬと思う最近です。

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趣味の話でまとめようと思ったのに飛んだ方向違いになってしまいました。これもホコリに含まれる未確認物質のせいのようです。(ペコリ)

何故か寝転がった伊予鐵道の客車、これまつわるお話しを書くことが出来れば何よりと思います。そして週末は静岡市へ出張です。ライブスチームの見学を楽しんできます。もちろん青春18切符の各駅停車です。


建て直し

2011年07月24日 10時22分24秒 | からくり情報

 今年も頑張るぞと思っていたライブスチームでしたが、3.11大震災で気持ちが萎えてしまい、更には仕事も不調となり何となく遠ざかってしまった最近です。 季節はいつの間にか夏、我が家の地震の後始末も終わってきたのでそろそろ気持ちを切り替えて「からくり趣味」の立て直しを図ろうと思う日曜の朝です。 もちろんその前に仕事の課題も多々ありますが、この話題はここでの対象外。(苦笑)

どんなものがあったかと趣味の話を思い起こすのはストレスにならないのでまあいいでしょう。

足踏みしているレンズ整理、これは加速したい。

地震で一番の被害は、製作途中の車両改造などですが、何が何処まで行ったのか記憶が消えかかっています。工場へは地震のトラウマで籠もりたくない気分は相変わらずでありますので手元の写真で再整理です。

Dscn9889 まず思い出したのは一番簡単なカブースの点灯です。小型LEDを入手し室内灯と外部ランタンに埋め込んでいる最中でした。

Dscn9873 これも途中、配線の太さが目立ったので細いものに交換です。

Dscn9189

一番の問題は長い期間かけて作ってきた木製カブースですが、車体が出来上がり金属製のステップや手摺りを装着し始めたところでの震災です。 見事に外れたり折れたりしてしまったので悩みは大きいです。

そして震災で転がり落ちた機関車のテンダー縁の修理、小被害ですけど塗装をうまく仕上げられるか、それが問題です。

Dscn9410

そして最大のテーマは四気筒Kingの修復。小手先の修理で誤魔化すか、それともオーバーホールかと迷っている最中でありました。 果たして蒸気で走るのかまだ疑問な機関車なのです。 それにしても倉庫と化している書斎もどきを復活させるのが先決のようです。ここではかってカメラの修理をやっていたのですが、修理待ちカメラやフィルム類が増えるに従って倉庫になってしまったので今の工場に逃げ出しました。 断捨離が流行る昨今、これに倣って周辺革命が必須のようです。ここを書斎ではなく工場にするのが当面の課題のようです。

倉庫から書斎兼工場への変身、まずは家中にまで展開されて溢れて?しまったモノの整理が主題です。フラフラ遊び回るなといつも云われている所以であります。

もう一つ忘れているのが、Nゲージレイアウトの修復です。大地震で路線が浮き上がったままになっています。いつ修理をするのかまだ予定が定まりません。会社であれば即倒産ですが、倒産状態でも運転されつつけているので困ったものです。(笑)

ブログネタに行き詰まると仕方もないネタで時間稼ぎしてしまいがちです。 しかしながら、来月再来月と本業が多忙になりそうな予感がするので「からくり事業建て直し」は、今が実行すべきタイミングでもあります。

何だかこのほかにも沢山やるべきことがありそうですが、考えたくない日です。 せっかくの遊びなのにそのストレスに押し潰されないよう注意しなければいけないようです。このような精神状態はあまりいいことではありませんね。 青春18切符で気持ちをリセットしてくる時期のようでもあります。


帰郷した友人

2011年07月21日 11時13分34秒 | 交友

 太平洋上を台風通過中の本日は、北の空気を引き寄せたと見えて涼しい日になって一息付いています。この数日はいつもと違う台風の動きで騒動させられました。 しかしこの台風コースは秋台風のような気がします。

そんな中で一昨日は仲間とミニコンパ。それも町田という初めての地です。 結果的には出席者全てが満足してくれたようでホッとしました。 町田から近い住人が多かったのでこれからはこの界隈での集まりが増えるかも知れません。それもまた良きかなです。

 この日話題になり、電話連絡をしたのは佐賀県武雄市に帰郷したH島くんです。 「地元の佐賀新聞に出ていたぞ。」と鹿島市出身のK森くんが新聞の切り抜きを持ってきました。 個人的には色々話を聞いていましたが、新聞記事に採り上げられるとは、 立派なものです。 高スキル通信技術者&経営陣だった彼がローテクなノウハウを身につけて忘れ去られようという技術を復活したのは大変素晴らしいことだと思います。 この先の団塊世代の生き方を切り開いてくれているようで出席者も我が事のように喜んでおりました。

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武雄市の皆さんにも彼のような帰郷者が居ることを知って貰いたいものです。里山復活のプロジェクトでもありますね。

去年武雄市に行ったときは彼が入れ違いで旅行に出かけていたので会えませんでしたが、次の機会には是非訪問してみようと思います。


C61 復活

2011年07月18日 20時31分16秒 | からくり情報

「あ、そうか今日は休日だった。」という本日でした。 事務処理がたまっていたので取りかかったら止まらなくなり先ほどまでパソコンとにらめっこです。 こんなご時世、仕事はなかなかスムーズに回りません。 気ばかり焦ります。 

 疲れて中休みを取り結局土曜日にNHKで放映された山田洋次監督の蒸気機関車C61の 「復活」 を見てしまいました。 ライブスチーム趣味の目から見るとちともの足りませんが、初めて見る人には蒸気機関車の仕組みがよく分かる内容に仕上がっていました。 何気なく出てくる専門用語にもやっぱり山田監督は汽車ぽっぽが好きなんだなぁーと云うことも分かりました。

 三年がかりでの記録なのでこれでお終いでは勿体ないことです。更に突っ込んだ番組が出来上がることを期待しています。この番組は途中が飛んでいるようで、何となくダイジェスト版に思えました。 吉永小百合のナレーションは記録映画としてみた場合、彼女でない方が良かったような気がします。語りの場面も少なかったですしね。

この番組では、大阪・淀川にある サッパボイラー が唯一の蒸気機関車ボイラーを修復できる会社と解説がありました。他のボイラーも並んでいたので何処の鐵道の機関車のだろうと思いました。或いは真岡鐵道のC11か? 山口線を走るC57の再生にもこの会社のボイラー修復技術が大いに役立ったのは記憶に新しい話です。 日本の技術の裾野は、このような会社が支えてきたわけですが、それらが崩壊しかけている現実にこの先の日本の技術はどうなるのだろうかとかすかな不安もオーバーラップさせつつ鑑賞しました。 特にもの作りというか高精度の手仕事の世界での落ち込みが大きいのではないかと思います。

企業の現実を見ても企画ばかりやりたがって手を動かす仕事が嫌われているようです。しかしながら、まずは泥臭い仕事から身につけることをお薦めします。特に理科系人間の皆さんには強く言いたいですね。

IT業界においても技術者と云われる階層が単なるコンテンツを扱う人だったりで失望感を禁じ得ません。仕事をばらまくのが大企業と勘違いしている若手を見ると尚更です。

「何故だろう」、「どうなっているのだろう」、「どうやって作るのだろう」などを次へ次へと進め、疑問の本質を突き詰めていくことが必要に思えます。 自分自身の反省を込めてそう感じる最近です。 「畢竟(ひっきょう)して何の用ぞ!」と道元禅師の云ったという言葉がこのことを捉えていると思います。

今日は午前中用足しに出たっきりで家に居着いてしまいましたが、明日は出かける用があるので固まらずに済みそうです。 しかし台風が来ているなぁー。

写真は東京の某所の復活?光景です。NHKの番組とは関係ありません。(笑)

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塩辛蜻蛉

2011年07月17日 11時44分03秒 | からくり情報

 梅雨明け八日目、やっぱり暑いです。昨夕は高校同期会だったので適当に楽しんできました。皆さんありがとう。

今朝もエアコン入れるかどうか迷いつつ、やっとスイッチオンしました。 室内が31-2度になると辛くなります。そういえば休業中の工場にモノを取りに入ると38度ありました。もはや仕事など出来る状態ではありません。 その一方で蜻蛉池には塩辛蜻蛉が飛来中です。やっぱり嬉しいですね。昨日給水したのが良かったのでしょうか。 で、炎天下カメラを構えて待っているとなかなか近寄ってくれません。汗だくになった頃、写すことが出来ました。待機が必要と云うことを忘れていたようです。(汗)

Dscn0970 これはカメラ任せでで撮りました。Nikon P7000 これ以上近づくと逃げてしまうのでこれが限界です。 この池生まれであれば蜻蛉池の意義達成です。 きっとそうでしょう。

P1000252 先日はこのように水草が茂りすぎていたので半分刈り取りすっきりさせています。水面をジーッと見るとメダカの稚魚も群れておりこちらの世代交代は上手くいったようです。

Dscn0973 時折飛んでくる蜻蛉を見つけるのは楽しみですけど、このところ暑すぎて観察が粗雑になっています。

そろそろ観察再開といたします。 今年は大地震を含めて異常な年のようで蛙の産卵も遅れたし、我が家ではまだ蝉の声を聴いていません。 季節が遅れてなかなか暑くならないと思っていたのですが、いつの間にか暑さが先行してしまいました。


梅雨明け十日

2011年07月16日 09時36分11秒 | からくり情報

P1000367 まさにタイトル通りの日が続いています。 真昼の街は、夏至のあとなので日差しをよける影も少なく、ついエアコンの効いた屋内に退避して体調不良となりがちです。

関東甲信越の梅雨明けが9日ですから20日頃までは極暑のようで諺の通りです。 そして、その次は台風が来そうな雰囲気です。被害がないことを祈ります。

最近やっと日よけ棚の形が整ってきました。二階近くまで伸びて咲き始めたゴーヤの花を写してみました。もちろん古いレンズです。 Nikon製のライカネジマウント用f1.4のレンズです。 このレンズは距離計と連動しないものの45cmまで近接できますが、デジカメに装着するときちんとピントを合わせることが出来るので大変便利でいいレンズです。

カメラはパナソニックG2 Nikkor L9用 5cm/f1.4 f4 で撮影、現代のレンズで撮ったものより柔らかく感じます。

P1000366地面から伸びたゴーヤの蔓を撮りました。三米はよじ登ってくる光景です。地面の水分を先端まで供給するメカニズムは素晴らしいなと思いますが、どんな仕組みなんだろう。 毛細管現象では説明できないので弁が付いているのでしょうか?

同じレンズで f5.6に絞っています。

P1000373 その後新宿に用があって足を延ばしました。カメラにはNikkor S型用 3.5cm/f3.5を付けていました。 ヨドバシ西口本店方面です。時間的に逆光気味になっていたせいか、クリアとは言いがたい印象です。使い方によっては鮮鋭なレンズなんですけど。

暑い中を出かけたものの家に帰るとグッタリ、エアコンを出たり入ったりすると体へのダメージを感じます。 例年の楽しみである青春18切符を買ってきたのが成果と言えば成果です。7月20日から使用開始ですが、今のところまったく計画が立ちません。昨晩の地震もいやな感じです。 とりあえずは月末、静岡のライブスチーム大会に一泊で行きたいのですけど。

さて、本日の夕方は武雄高校の同期との会合で楽しみです。 21時から蒸気機関車C61再生記録がNHKから放映されるのでそれまでには帰宅するつもりです。と云っておこう。(苦笑)


樋渡さん講演会

2011年07月14日 16時09分22秒 | からくり情報

 東京はお盆の中日です。先ほどお寺からお坊さんが来てイベント終了、これで本日は自由時間とはいえまだ暑くて出たくなくなります。ここに来て色々課題が噴き上がり溜めてしまった仕事を処理するのが賢明かも知れません。

一昨日は法政大市谷校舎樋渡武雄市長の講演会があるというので久々市ヶ谷へ行き、元気一杯の市長の講演やコメンテータの方々の話を聞いてきました。 東北支援にますます磨きがかかっていく様子は何よりと思います。 漠としている震災支援よりも陸前高田市にリソースを集中するという具体的な目標のある武雄市の活動は素晴らしいと思います。 武雄市議等地元の有志とともに仙台市若林区に赴いての支援活動経験から発せられる言葉には説得力があります。 学生諸君からの質問に対する答えはなかなかいいなと思いました。 これらは既にツイッターでリアルタイムに流れていたのでご覧になった方もあるでしょう。 漫然とボランティアに行くのではなくセンターの充実した石巻市に行きなさいという話にもなるほどと思います。

 そういえば陸前高田市副市長として復興全体を取り仕切る腕利きとして 久保田崇氏(35)が就任することになったという話も出ておりました。 この名前を聞き一人でニンマリとしていました。この方を存じ上げているわけではありませんが、この名前を持つ方はきっと素晴らしい方であろうと何故か断言できるのです。(笑)

Dscn0951 この講演会で武雄高校のOBが質問をしておりました。なかなか元気ですね。九月から講義の始まる私の講座の雰囲気と比べ学生諸君が元気で華やかに感じます。 女子学生の活発さには感心しました。文化系学部と言うことの良さでしょうね。 学生時代は男性のみのクラスだったので羨ましくも思います。 この講演会のように大学としても外部講師とのQ&Aに慣れるように教育している面もありそうです。まず知識レベルを上げて次のステップへ進めていく理科系単科大学でも何か工夫が必要なことだろうなと感じました。

こんな雰囲気を味あうとさてどのように授業を進めるのがいいのだろうと考えさせられます。

樋渡市長に久し振りにお目にかかり、ますます元気にご活躍の様子にホッとしました。朝令暮改と言えそうな市政を敢えて進められているようですが、これがいい意味で回っているのは何よりです。そしてもう少し走って武雄に合った市政が展開されることも期待しています。 年寄りから見ると走りすぎるのは面白くもあり危なっかしくもありとハラハラしているのも事実。どうぞ頑張ってください。(笑)

武雄高校と言えば、昨日打ち合わせのために八重洲に向かう小田急車内で地元に住む20歳下のM島くんに遭遇、彼には何故かよく会うのでお互い悪いことは出来ません。 15日の同窓会総会反省会会合に誘われましたが、明日はお盆の送り火を予定しているので残念ながらパスしました。また別の機会にね。

そして16日は東京在住の高校同期10名ほどと暑気払い、何となく集まる年齢になったようで今回は珍しく女性からの発案でもあったようです。 そして19日は大学の級友4名と町田ミニ会合、武雄に帰郷してしまった級友H島くんの噂話をすることでしょう。 若い頃、小父さん達が昼酒を呑んで酔っ払っている光景によく出くわしていましたが、この理解不能なことを理解できるようになったのは歴史は繰り返す現象に捉えられたからでありましょう。(苦笑)

ところで暑い日が続いています。が、昔から「梅雨明け十日」というようにこの季節は暑いもの、マスコミは温暖化温暖化と持ち上げていますが、今に始まったことではなさそうです。知恵切れネタ切れなんでしょう。 10数年前に自分で修理?したバルナックライカのシャッター幕が酷暑で剥がれたことがあります。耐熱修理をやってないからだと早田名人から指摘されたことを思い出します。この日アルフィー坂崎商店でLeitz 90mmファインダーを格安で入手した直後だったので暑さの記憶とともに鮮明に覚えています。

ということで ここをご覧いただいた皆さまへ

 「暑中お見舞い申し上げます。 暑さはこれからです。どうぞご自愛ください。」 


ウルトラマチックのレンズ

2011年07月10日 12時45分37秒 | からくり情報

 被写体がそろそろ時期を過ぎてきましたが、まだ撮っています。昨日の土曜日、関東は梅雨明けしました。出かける前に残り少なくなったカンゾウを写しました。

レンズは、フォクトレンデルのウルトラマチックに付いているSepton 50mm/f2 です。 同社の銘レンズの一つです。1950年代のレンズですけどいかがでしょうか。稼働率の低かったウルトラマチックですが、デジカメに付けることでレンズの味わいが簡単になったのはいいことか悪いことか少々気になりますが、このような楽しみもありました。

P1000332 絞り値 f2開放です。

P1000333 絞り値 f4 です。

P1000334 絞り値 f5.6 です。

カメラのファームウェアにせいと思うのですが、この辺りで絵の感じががらりと変わるのです。なんでだろう? 背景がはっきりしてくるのでこれを含めて処理しているのだろうか?

この後で浅草まで出かけました。早田カメラ、ハヤタカメララボと梯子をしてリラックスしてきましたが、 いろいろ勉強になります。

浅草寺は ほおずき市、猛暑でも仲見世は大混雑でしたので迂回して外からお参りした次第、ちょっと熱中症気味になったようです。

P1000344 ほおずきだらけ、鉢を下げている人を多く見かけました。

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しかしながら30数度の炎天下、次第にボーッとしてきます。

Dscn0948 雲も無く、スカイマークツリーも暑そうです。高かったクレーンもいつの間にか小さなものになっていました。

Dscn0945 暑くて麦酒を飲む気もおきませんでした。(汗)

今日は炎天下散歩を止めて自宅でのんびりしているところです。 金曜日に菜園整備と庭の草取りをしたダメージが残っているようです。暑さに負けたというより水を飲み過ぎてお腹が不調になったせいかもしれませんが・・・/


整備作業

2011年07月08日 23時09分01秒 | からくり情報

 アスターホビーの工場見学に行ったせいか、機関車を整備する気になって地震被害の無かったものを掃除しました。が、外の作業の暑いこと、汗が流れ落ちます。 しかも重量級機関車を選んでしまったので尚更です。 この機関車、置いた場所で横倒しでしたが何もなくて幸いでした。或いはと思って最下段だったのが良かったようです。P1020397_2

NKP Berkshare です。2-8-4という車輪構成でシリンダー径15mmのパワフルな機関車ですが、実に重く運転会の出番が激減しています。 牽引力は1.4kgあるので状態の良い2kg程度の貨車だと40両は引けるでしょう。多分大人一人は引っ張れそうです。米国では72両牽引したそうです。

でも重たい。歳とともに重荷模様です。(汗)

P1020401  テンダーの大きさもこの機関車の特徴でマレー型機関車と変わりません。このテンダーに500ccもの燃料が搭載できるので50分は走り回り線路待ちの人泣かせです。

清掃前だったので線路に乗せずに写してしまい失礼しました。

P1020411 弁装置は、保守が容易なベーカー式です。ワルシャート弁のようにスライドする箇所はなく、軸受けを使って作動しています。軸受けベアリングの強度、工作精度の高さがあったので米国で受け入れたのでしょう。 模型では油まみれにしておいた方がいいと先輩から助言されたので多めにグリスを塗してあります。運転中心に考えているうちの機関車ですので手摺り関係の曲がりや欠けが散見されます。

一通り清掃を終えて圧縮空気で動作確認をしましたが、問題なく動きました。ドレイン弁動作も問題なく、チェックバルブのベアリングのこびり付きもないのでこのまま動かせそうです。

が、しばらくモスボール状態になりそうです。 やはりNゲージのBerkshareが扱いやすいのでついそちらに行きそうになります。でも我が家の鐵道も3.11の震災で外周線の破損が生じ現在まで不通のままです。何とかしなければなりません。 暑くて工事が進まないのが現状です。我ながら軟弱になりました。(涙)

ネタはあると思いますが、暑さで出てこないのでライブネタが続いてしまいました。この機関車の詳細はHomepageをご覧下さい。 作成してもう5年経っているのに気が付きました。会社を辞めた記念に作ったことを思い出します。しかしながら記念品が多いなぁー(苦笑)


アスターホビーは今

2011年07月07日 10時43分09秒 | からくり情報

 仕事で近くまで行ったので町田まで足を延ばして某会合の場所を捜して遅い昼ご飯。その際、はたと思いついたのがアスターボビー工場見学です。 営業のKさんに連絡をしたところOKが出たので久し振りに鴨居まで行ってきました。 このところ鐵分が抜けていたのでちょうどいいビタミン補給になりました。 記憶していることをかいつまんで書いておきます。

工場は話題のチャレンジャーの試作?組立中でした。シンプルかつ機能的にという設計のようですね。これだけ大きなものになると値も跳ね上がるので如何にコストダウンするかも命題のようです。長いボイラーがロコタイプでなくC型ボイラーになっているのも宜なるかなです。 エンジンはEveningstar5MTで定評のあるピストン弁を採用したのとことで必須のドレイン弁もうまく考えられています。予約の皆さんお待たせしていますとのこと。 あ、私には関係ありませんけど。(笑) 一部写真を許可の上で掲載致します。

Dscn0936 BigBoyに比べると動輪二軸分小さいのですが、完成すると堂々たるマレー型機関車になることでしょう。興味を引いたのは排気管です。通常の単一ノズルではなくてSpamcanのような集合排気管に太い煙突なのでドラフト音は大きなものになりそうです。

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これで0.1kg/cm2程度で回った話が出ていましたが、エンジン効率は期待できそうです。電池式血圧計のポンプで回せるかも知れません。電池で動くライブスチーム、意外に楽しいかも知れません。が、ロスコー(置換)式給油器では潤滑が不十分になりがちなので邪道な方法ですね。

このチャレンジャー。どこかの運転会で目撃できれば何よりです。

Dscn0939

シリンダーブロックとドレイン弁の頭を写したつもりです。

さて、現在は松山の坊ちゃん列車でお馴染みのクラウスが生産ラインにありました。小さな機関車ですが、機能は盛りだくさんなので楽しめそうです。

Dscn0931 完成モデル?を組立中の様子です。或いはサンプルかな?ボス曰く、「一日で組める。」とか。 「それじゃ楽しめないね。」と言っておきました。(笑)

組む楽しみは3ヶ月以上は抱え続けなければいけません。

Dscn0929 小さな機関車なのでさすがに部品も細かいようですが、これらが誤差無く組めるのがこの会社の模型のいいところです。さて今回はいかがなものでしょうか? 部品個々を一通り拝見しましたが、小さなサイド水タンクがよく出来ています。小型ガス焚きは一回限りの運転が普通でしたけど水を補給できるのはいいですね。排気ノズルはB20とは違った形状で白煙を出す効果は残ったそうです。  試作品を分解したところで残念ながら組み上がったものがまだありませんでした。

弁装置は古典的姿をしているスチブンソン弁です。この弁は我が家の古株であるCLIMAXWM-SHAYでお馴染みの弁装置です。 あとはユーティリティカーを接続しておけば長時間運転が出来るようです。 そうそう単機でもガスタンクが二個に分割しているので燃焼も安定しているようです。 北裏鐵道で木曽森林鉄道の機関車が好調に走っていましたが、ノウハウが引き継がれているのでしょう。

これっていつから発送が始まるのでしょうか?

Dscn0938 機関車完成品はなくともクラウスと同時に出荷されるほぼ完成の二軸客車が出荷を待って並んでいました。これは伊予鐵道色だそうです。 あとは濃茶の客車がありました。 ちなみに日本では黒の機関車がよく出そうな感じです。 英國型にはまっている私としては黒よりもグリーンがいいなぁーと勝手に考えていました。この客車に先日の車軸発電機を付けようとけしかけましたが、さてどうでしょうか?車輪径が小さくて床下の余裕がないかも知れません。

回転半径も0.55mというのでLGB並みに狭い庭を回せそうです。電気軌道の上で両者を回せるとなると夢は広がります。でも車軸絶縁はなさそうです。(苦笑)

ところで 震災後の売れ行きが芳しくなく会社も大変とのこと、協力できる方は是非ともよろしくとボスからの伝言でした。

協力したいのは山々でありますが、年金生活の身にはちと辛いものがありますなぁー。(涙)

忙しい中を割り込んでの見学でありましたが、丁寧に対応していただき感謝いたします。地震の被災も結構あったようでしたが、昨日の時点ではもう感じられませんでした。更なるご健闘を祈ります。