昨日の思いがけない地震。もっとも地震とは思いがけないものなので日頃の備えが必要である。 これまでの体験では、大きな地震ほど周辺部での揺れがゆっくり長く続くので昨日の揺れにはどきりとした。 それに夕方の地震にも更にハッとしたもののこちらの地震はたいしたことがなかったようでホッと胸をなで下ろした。 被災者の皆さんにお見舞い申し上げるとともに一日も早い復興を祈念する次第である。
2005.11に中越地震から一年後の山古志村を訪ね、村の神社を中心にコミュニティを復活させておられる方からお話しを聞いてきたが、その被害の凄まじさに驚いた。今回は山古志地区の被害は微小のようでホッとしたものの柏崎市街の被害には昨日の予想以上のものがあるようだ。 これが東京で起きたとなると予想が付かない。
個人での対策は大地震の前には蟷螂の斧でしかないかも知れないが、もう一度我が家の備えを見直してみなければいけない。 それにしてもまず怪我をせずに身を守ることが第一義である。家具転倒防止のポールを随所にしているものの褌と同じく締め直しである。 各論として対策を見ると、屋外の小さな物置に防災セット、非常食、水、毛布、靴、予備の眼鏡、ラジオ付き電灯等々を入れてあるが、そろそろ中味を失念しかけているのが問題である。枕元にスリッパを置いておくのも必要である。 通信系は携帯、パソコンメール・・・ 輻輳を考えるとしばらくは使えないだろう。
ただ、食べ物には留意しても排泄設備は考慮していなかった。 先日TV番組で路上のマンホールに台を置き、テントをかけることで直接トイレにする方法を話していたが、都会にあってはこれが意外にいい方法である。そういえば我が家にも下水点検用ミニマンホール二、三あり水を流せればこれが使えそうである。 であれば井戸ポンプの確保は重要である。家屋が倒壊してもこのポンプをまず稼働させなければならない。電動ポンプは動かないので手動ポンプである。 押し上げ機能が付いたのでホースで離れた場所に送水できるようになったので作動スペースを確保する必要がある。 我が家の井戸は震災用井戸の指定を受け年一度の水質検査をしているが、使用頻度が落ちていたせいか1項目不備(若干の大腸菌)があるが、まあいい水である。問題は湧水量が少ないことなので雨水などとの併用が望ましいと思っている。 井戸ポンプ工事を頼んだシップスで取り扱っている雨水タンクシステムが当座の水確保に役に立ちそうなので今後考えるべきことかも知れない。 ついでに準備しておきたいものはミニ発電機である。これも何とかしたいのであるが、「貴方の趣味」と言って却下されそうなのが弱点である。(汗) ライブスチームより安いのでこちら優先であるが・・・・
実はこのような各論は私が考えるのではなく、役所の担当者が震災が来る前に具体論として考えて普及させるべきことが義務であると思うのである。果たしてどこまでご検討されているのかお聞きしたいことである。 地域の特性に合わせたきめ細やかな防災対策が必要であると感じている。
それにしても高層マンションや高層ビル地帯での震災後の対策は一体どうするのか。私には想像も付かない。(汗) また、市街地に外出している場合はいかにして自宅に戻るかが課題である。これは確率の問題、また家族がいかに集結するかも都会の問題である。
柏崎市であっても少々混乱気味である。ヒステリックな東京にあってはまずこれでは済まされないだろう。避けて通れない震災であるが、出来れば起きて欲しくないものである。
自分のメモ代わりに書きなぐったことを御容赦願いたい。