からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

クラウスの出現

2011年09月28日 10時29分09秒 | からくり情報

 一夜明けて今日はいい天気です。家人はお出かけ、当方は家事万端やり終えてこれから駅前まで用足しに出かけますが、その足でぶらり歩いてこようかと思います。 色々続いて自宅にいる時間が増えてしまったのでどうも良くありません。さりとて不精者にはジムの中で歩き回る気分は出ません。

時間があったら組み立てるというプロジェクトの先が何とか見えてきました。 扱いの大変な大型機関車をリストラし、小型機にシフトするという他人様から見れば時間の無駄遣い作業です。が、本人は無心になっているので良しとしています。

 松山市の方にはお馴染みの坊ちゃん列車を牽引するクラウス号です。 現地では見かけは蒸気機関車でも中味はディーゼルエンジンでの走行ですけど、我がプロジェクトでは正真正銘の蒸気で動く蒸気機関車です。(笑)  細かい問題はさておいてこの機関車はなかなか良く考えられた銘品だと思います。 コストと機能を考えると久々に推薦してもいいでしょう。

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 作り終えて10年以上も楽しめる模型はなかなかあるものではありませんが、これまでの経験からライブスチームの寿命は異様に長いのです。 我が家の最長老は独逸の玩具蒸気ロードローラーで既に37年居て未だによく動きます。 蒸気機関車では 歯車機関車のCLIMAX は '82製造なのでやがて30年選手ですが、これも健在です。

ということは、このアスターホビーの出すクラウスも長持ちする予定でおります。人間が負けないようにしなければと思う次第です。(^0^;)

まだ完全に調整が終わったわけではありませんが、とりあえず蒸気で動くところまで持って行きましたので此処に書きました。

余談ですけど、デジカメ、パソコン、スマートフォンなどは同じものがこの先10年以上使えるはずもなく、この点ではライブスチームは超弩級のエコ遊びと自負しています。実用品では何と云ってもクラシックカメラ、昭和5年製のライカD2を携行する最近です。中味はメンテしたので新品同様です。願わくばフィルムがなくならないことを祈っています。(^0^)

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このクラスの機関車にしては運転室も大変充実しています。競争相手のイギリス製や米国ブランドの中国製の機関車よりも大変精密なところは日本的な作りであると云えそうです。

サイドタンク内の高圧注水ポンプ、排水機能付き水位計、圧力計という豪華さです。 円筒のものは燃料用ガスタンクで主台枠内にももう一個ガスタンクを持って長時間燃焼できるようになりました。

じつは軸動ポンプも備えているので走行中にボイラーへ給水するのでこのクラスの機関車で心配な空釜を焚くことも減ったようです。 アスターホビーの回し者ではありませんが、此処まで模型化したのは偉いと思います。もちろん細かい注文は色々ありますよ。(^0^)

さて、走行性能の確認はこれからです。吉祥寺北裏鐵道の長い線路を蒸気機関車らしく着実に動いてくれるかについてはまだ不安が残ります。

この機関車の作成過程についてはHomepageに細かい問題も含めて記録しているので興味をお持ちの方はご笑覧下さい。眠気と戦いつつ書いた箇所が残っていることはご容赦の程を。

やっぱり何か作っていると気が晴れると感じる私は根暗なんだろうなぁー。さて、ネタ探し、ネタ探し。(^0^;)


もろもろ思い浮かび

2011年09月27日 21時11分50秒 | 偶成

 彼岸花も花を付けないまま彼岸の連休が慌ただしく過ぎ去りました。 近所の名所、海音寺潮五郎邸の彼岸花群はやっと花芽が伸びてきたところです。 我が家のはどうしたのだろう?  季節の変化は遅いのに時間の進みはいつも通り、いつの間にか昼夜が逆転して18時前には薄暗く感じるようになってしまいました。 (昨年の白彼岸花ですが、記録を見ると9月30日頃でした。)

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夕刻一段落していま作成中の機械の試運転と思ったのですが、既に薄暗くて中止。これからの季節は早め早めの屋外作業が必要ですね。 九州よりも数時間早い東京の日暮れに時間を損したように思ったのは四十年前のことです。今でもふとそんな気持ちになります。(笑)

本日も午後の打ち合わせを終えて一服し、外を見るとまだ明るいものの太陽の傾きのせいか日暮れの雰囲気です。 生死事大 光陰可惜 無常迅速 時不待人 という言葉が身にしむ季節になりました。 歳とともにその重みがいや増してきたような気がします。 そんな思いで趣味にも取り組むのですが、手先の動きがスローモーション化しているようです。

溜まりに溜まった組立を待つ汽車ぽっぽや貨車の一群、それだけでなく紙軍艦や動力機械の数々、震災で被災したものの修理もあります。 と云う愚痴につながる最近です。 震災後の清掃をしていると忘れ去った未加工品が続々と出てくるのです。 その最たるものが地上を走っていた頃の小田急線の犬釘です。高架化にともなう線路撤去時に酔考さんが入手し分けて貰ったもの。 磨いて文鎮にする予定でしたけど未だに紙袋の中です。 こんなものも一つ一つ処理していかねばなりません。 怠らずゆかば千里の果ても見ん、牛の歩みのよし遅くとも ということを昔よく云われたものです。なかなか実践できないことばかりです。精神が沈滞するとこんな言葉が次々に浮かんでストレス満タンになってしまいます

何となく本日は自戒の日、ネットを見る気も出ません。Facebookは着飾った書き込みが多くてしばらく見ずにおくとまた見方も変わるかと思います。 書きたいことは自分のblogで、チャラチャラ書きはmixiかなとふと思った今夜です。 一杯飲みたいけどアルコール不在でした。(^0^;)


勝手に見学会

2011年09月25日 17時11分29秒 | からくり情報

 先日お伺いしたアスターホビーの話を忘れないうちに記録します。 違っていた部品の受け取りとお願いの筋で行って来ました。町田は急な雨が上がったばかり、鴨居はパラパラ降っているという局所的な雨の日です。 いまの話題は何と云っても ユニオンパシフィックのチャレンジャーです。それに屋上の新レイアウトのようでしたが、いずれも私には関係ないので横目で見てきました。(実際は豪雨のため見学不可でした。)

横目で見たチャレンジャーのグレイ版はこのような姿です。給油量の調整に取り組んでいるとのことで想定した消費ポイントを掴むのが大型四気筒は難しそうでした。それに、このエンジンはピストン弁なのでこれまでとは違った調整なんでしょうか? マレーのピストン弁は初めてだったかも知れませんね。 期待を込めて健闘と出荷を祈ります。

Cimg0981 給油タンクの配列やらフィード径など固めることがありそうですね。

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BigBoy や アレゲニー に比べると煙室は可愛らしいと思うのは大きい機関車を見慣れたせいでしょうか。北裏鐵道会員は特にそうかも知れません

Cimg0980 ついでに二階のショールームを拝見しました。いつ見ても素晴らしい眺めです。30年の歴史がずらり並んでいて圧巻です。全体写真取り忘れ。懐かしい機関車や買えなかった機関車も色々あっていいなーと恍惚の気持ちになります。(^0^)

Cimg0978 開けて貰うのが面倒でガラス越しに写したらご覧の通りです。偏光フィルターを思い出しましたが、コンデジでは無理ですね。

Cimg0977 この間木曽の赤沢森林鐵道で見たボールドウィンがありました。

Cimg0979 ついでに自画像(^0^)。 意味不明ですが因縁の機関車であります。

これらの写真はおまけで実は次の写真の中の部品が足りないのでこれを貰うために来たのが目的の一つでした。

Cimg0956 一番下の穴あきナットが間違っています。という次第で部品交換。

そして見事に組立を終えて本日試運転。

が、まだ不十分な結果となりました。

Cimg1015 バラックキット状態ですが、一応動きました。しかしながらギクシャクして安定しません。 しかも蒸機溜からのナットに蒸機洩れを発見しました。ここはボイラーチェックの対象外でありました。 注意して締め増ししておきました。この後エアで回してみたのですが、この方法ではまったく問題なく回転します。加減弁、逆転弁の動作は想定通りです。 熱膨張か圧力で重くなってしまう箇所があるせいのようで走り込ませる必要があります。軸動ポンプのOリングの締め具合も影響ありそうです。

これまでのガス焚き機関車と比べて潤滑油の消費が思ったほどありません。飽和蒸気を使っているせいなのかよく分かりません。潤滑油タンクへ蒸気が流れ込んでいるのを確かめたのでシリンダを囓ってしまうことはないと思っていますけど、いかがなものでしょうか?

蒸機洩れはないことだし、その後の艤装に工程を進めます。

と云うプロジェクトも進行していました。虫食い的な記録で恐縮ですが、詳しくはHomepageにて。(^0^;)

ところで、円高問題は輸出主体の企業の企業生命を左右しかねません。最近どうなっているのでしょうか?難しい外交、防衛、経済、貿易等々には及び腰で、取りやすいところからの簒奪を優先しているような税制改正や地方自治的なものを優先するように見える政権与党ですが、何とかして貰いたい。

なんてグチャグチャと雑談。もちろんこれから模型化する機関車の話もありました。が、何処の國に売れるのかと云うことになると上に戻って無限ループです。この悪循環からジャンプするきっかけを与えるのが政治と思います。

またしても貴重な時間を拝借、藤井社長、営業の木元さん、若手の皆さんお邪魔しました。ありがとうございます。

なお、会社内の写真はblog掲載可と許諾を頂戴しております。念のために。


故郷に遭遇(^0^)

2011年09月23日 21時45分19秒 | ぶらり旅

 彼岸の中日でした。午前中は墓参りとお寺への管理料納付で慌ただしかったのですが、その足でフリーマーケットに店を出すという娘夫婦を冷やかしに町田経由で横浜・日産スタジアムまで出かけました。 ここは初めての場所、郊外と思っていたのに出店者の多さに驚きつつ久し振りのフリマを楽しんできました。

ところがここで遭遇したのがB級グルメ店の中の佐賀県武雄市です。何でまたこの様なところにと店を見つけた伜が驚いていました。仙台市始め東日本のお店が多い中に 我が武雄市のイノシシポーク店です。思わず声をかけて昼食後にもかかわらず伜と一本ずつ食べてしまいました。癖もなく美味しかったのですが、マスタードがあればもっと良かったかも知れません。

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 お店の方に声をかけて写真をパチリ、公開してもいい旨を聞きいて掲載致します。 皆さん頑張って仕事中でありました。先日の「人生の楽園」のこともご存じでした。 しかしながらこの様な場所で武雄市の皆さんと話が出来るなど思いもしませんでした。一昔前とすっかり変わって積極的に世間に船出する(笑)武雄市の姿を見つけて喜んでいます。ますますのご健闘を祈ります。

さて、肝心のフリーマーケットは出店者が多くて目移りばかりでグラッと来るものが殆ど無く、冷やかしで終わりました。娘達の店はこんな具合でしたけど沢山の店の中では品物の減りが早いようでした。 一部の商品提供元としてはホッとした次第。

Cimg0992 久し振りに出かけたフリマの混雑の中でしたけど見物だけでも意外に楽しめました。 大変な人出、スタジアムをほぼ一周するようなフリーマーケット商店街に驚きました。 ちなみに本日はサッカーゲーム無しの日でしたがフリマとB級グルメで人の波、一体何処から出かけてきているのでしょうか?

Cimg0990 このあと、来たときとは逆に新横浜、菊名へ回り、自由が丘で降りて ペチコートレインに寄ってみました。 棚卸し中のお店を開けて貰って奥さんと雑談、色んな銀食器の話が聞けたので伜も楽しんでいたようです。ご主人は梅ヶ丘方面で仕事をしていることを聞いたので後日行くつもりです。

捨てがたい西洋骨董の店で、買いもしませんが勉強になります。

本日は予定外の行動になりましたが、これはこれで充実の一日でした。 従って昨日アスターホビー訪問のことはまたそのうちとします。

さて、明日は後期の講義の始まりです。何年やっても初日は緊張します。どのような学生諸君が集まるかも興味津々です。当たり前のことですが、年々年齢差は開いていきますね。(^0^;)


大汗かいて高尾山

2011年09月19日 21時40分32秒 | ぶらり旅

 先週土曜日の「人生の楽園」。ご覧いただいたでしょうか? 久し振りに見る久島くんの顔が光り輝いているようで仲間として大変嬉しく思いました。奥様が試しに?入れた柿、栗、瓢箪などの炭もなかなかいい出来具合だったので守備範囲が拡がったのではないでしょうか。 郷里に新しく道を切り開いている彼のような友人を見るとこちらも元気が出てきます。 ますますのご発展を祈ります。 武雄市役所樋渡武雄市長からも放映を採り上げて貰いましたので地元や全国の皆さんにもご覧いただいたことと思います。

 明日の夕方は神戸から出張してくる友人の歓迎会を学生時代の仲間と開きます。きっと久島くんのことで盛り上がることでしょう。一名急遽欠席が出たのが残念です。

 ところで連休中日の昨日は、朝の石鎚山の番組を見たせいか急に思い立って家人と高尾山に登ってきました。 が、予想通りの大混雑、それに残暑厳しい日だったのでヘトヘト登山になってしまいました。一号路をせっせと登り、ロープウェイ、ケーブルカー乗り場の近辺に来るとまるで繁華街のような人の波です。 とはいえ体力維持のために登っている我々はひたすら歩き続けるのみです。流れ落ちる汗で体中の水分が入れ替わった気分です。(^0^)

途中薬王院にお参りし、家族のお守りを貰ってから頂上です。やっぱり大混雑、何とか遅い昼食を済ませて期待せずに西の空を眺めると何と富士山が聳え立っています。既に逆光気味の時間になっておりました。

P1000493 夏の18切符旅行を含めて今年の富士はなかなか眺めることが出来なかったのですが、汗をかいたご褒美でしょう。

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確かこの辺が昨年登った大山(おおやま)だと思いましたが、雨乞いで有名な頂上は雲の中です。高尾山は低い山ですが、他の山々を見ると山登りに来た気分になります。まあこれでいいでしょう。

登る途中、東京方面がよく見えていました。黒い高いビルのある場所は八王子です。目を凝らすとスカイマークツリーも新宿の高層ビル群の左側に見えていましたが、写真では無理なようです。 今回はクラシックカメラ回帰の一歩としてパナのミラーレスデジカメに古いNikkor 5cm/f1.4 を付けて f5.6前後に絞り込んで撮りました。この一本なので望遠写真はなし、もう一台持って行ったカメラは修理の終わったスーパセミイコンタでありましたが、こちらは久し振りのブローニーフィルムなので出来はいかがでしょうかなぁー、ちと心配 (^0^;)

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午前中はこのようによく見えていた都心方向も午後になると茶色のモヤが覆ってしまいました。これが懐かしのスモッグなんでしょうか?スモッグを気にしていた昔から、いつの間にかガソリン使いまくりの最近に変わってしまったようなので当然のことかも知れません。

P1000501 同じ方向での午後の眺めですが、だいぶ違いますね。

山から通りに目を転じるとこのような俗世の光景です。この先、有名なビアマウントは、待ち行列で溢れていました。

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行列はそれだけかと思ったらロープウェイは40分待ち、下まで歩こうかと思いましたが、10分待ちのケーブルカーで降りてしまいました。 それでも今日は足が筋肉痛です。乗り物利用は正しい選択でした。明日はもっと痛くなりそうです。(苦笑)

体力の衰えを感じた残暑の中の山登りでありましたが、あの暑さではグッタリしない方がおかしいと思いつつの自己満足山登りでした。 少し痩せたでしょうかなぁー。


高出力化したスターリングエンジンのこと

2011年09月16日 22時47分42秒 | からくり情報

 相変わらずの暑い日が続いています。幸か不幸か本日は来客続きで家の中でウロウロしていたので会社に居るのと同じ涼しい状態でした。 娘が現れたので家人は二人でお出かけしていました。当方は昨日ほぼ一日外出したのでその埋め合わせもあって自宅作業です。

で、昨日は気になって仕方がなかった不調のスターリングエンジンをチェックするために川口市の協和合金さんを訪問。社長の松本さんから色々拝聴できたので大収穫でありました。 エンジン不調は私の組立単純ミス。人間は思い込みをしてしまうとどうしようもないのだなと思います。 間違ったことを気付かせる、或いは間違わないようにするためのドキュメントについてもお話しできました。 色々お話をし、このような会社が我が国工業界のベースを支えているのだと思うと政府には円高、グローバル化など看過できない問題を早急に決着すべき義務があると思います。 果たしてその力量ありや?

それはともかくこの会社では、設計と製造を一体に進められるのでスターリングエンジンのような個数の少ない模型も自在に商品化できるようです。 このエンジンは静岡インドアライブスチーム会場で入手したのですが、当時は高出力化シリンダーヘッドを開発中とのことでした。 最近これを問い合わせて早めに入手できたので組み立ててみたのですが、私のミスで動かなかったのです。 このスターリングエンジンについては、私のホームページインドアライブのブログに走り書きをしています。 この先浮上する技術なのか、或いはノスタルジックな技術としてお蔵入りするのか予断を許しませんが、「からくり」としてみると大変興味深いエンジンです。

Dscn1170  これが新旧のエンジンです。新は青いヘッドを含む交換部品だけです。焼けたシリンダ内部で左中央グレイのセラミック製ディスプレサーが熱を後方の高温シリンダに運び気体を膨張させます。このようにして熱から運動を取り出すからくり機械がスターリングエンジンです。下の低温ピストンでも膨張と収縮時に機械エネルギーを得るわけです。

ハイパワー化には熱容量の大きな青いヘッドに交換するのですが、その構造に模型としてのノウハウが込められているようです。これらの部品で50%の出力増加をするから不思議です。 組立が拙くてうまく動かせなかったのですが、原因が分かってしまうと年寄りの思い込みのなせる業でした。(^0^;)

Dscn1177  反対側から写しました。ヘッドは新型に交換済みです。左の箱は発電機です。フライホールの脇からベルトで回しています。

Dscn1214 協和合金さんの応接間で再組立をしたエンジンを動かしました。アルコールランプの炎が揺らがないよう即席の燃焼用フード、そのおかげなのか恐ろしいほどの勢いで回転しました。旧型ヘッドとは歴然たる違いです。発電機をoffにすると唸りを上げて回転するので負荷は必要のようです。 最大3000rpm、旧型の回転数から1000回転上がっています。

様々な試作品を拝見するとともに実験用として素材やデータシートまで頂戴しました。 このエンジンは写真から分かるように性能、鋳造の仕上げともに非常にいい出来だと思います。ベアリングを多用(8個)しているので耐久性も充分で実際には説明書にある運転時間よりも遙かに長く動かしても支障はないとのことでした。

お忙しい時間にかかわらず対応していただいた社長の松本さん、大変ありがとうございました。このように有意義な模型で考えることを学ぶ人が数多く出ることを期待しています。いつの間にか協和合金のスターリングエンジンのサイトが大変充実していますので興味をお持ちの方は是非ご覧下さい。熱エネルギーを直接静かな機械エネルギーに変換するところが魅力です。

さて、何にどのように応用するのかがこれからの課題ですが、どうなることやら。取り急ぎメモをアップしておきました。

そうそう、川口に行く直前に浅草のハヤタカメララボに野暮用があって立ち寄りました。 最近アナログカメラの委託が好調のようです。特に若い女性が興味を持ち始めているとのこと。写せば間違いのないデジカメから工夫を要するアナログへ一部シフトするのは自然の流れかも知れません。コンパクトデジカメからミラーレス一眼カメラへ激しいシフトが起きているようで、それに向けて大手参入もありか、という第n次戦国時代突入です。 どのカメラが生き残るのか、デジカメユーザには目の離せない時期のようですが、70数年前のカメラでもしっかり写せるアナログには無関係の話です。


武雄からの人生の楽園

2011年09月13日 13時29分21秒 | 交友

 真夏に逆戻りした9月半ばです。佐賀県武雄市ではFacebook学会が開催され全国からハイテク層が集まったという昨今でありますが、その武雄市の極めてローテクな炭焼きが採り上げられて全国ネットで放映される予定です。

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人生の楽園」というこの番組には、我々団塊世代の憧れの生活を実現している様々な達人が登場するのですが、どーせ私らには無理だと嘆いて酒の肴にして盛り上がるのがせいぜいでした。

ところが大変身近な人物が9月17日(土)の番組に出ることになりました。つい二年ほど前までは東京の高校同期会の主要メンバでハイテク技術者の久島くんが武雄市に帰郷し、農業を始めたのです。若い頃からいずれは帰農したいと思っていたようですが、本当にやってしまいました。更には炭焼き技術を習得して地元貢献をと云っていたことを実現してしまったようです。 多分今回のテーマも炭焼き? 私の子供時代にも炭を焼く農家は殆ど知りませんでした。地元でも珍しい業種ではないかと思います。焼き物窯はあちこちにある地域なんですけど。

かなり急ピッチの取材模様のようで炭出しが残っていると先日聞きましたが、今週末の放映が楽しみです。先ほど録画も設定しておきました。

武雄市の皆さん、彼をご存じの皆さん、そして「人生の楽園」を実現したい方、どうぞご覧下さい。と云いつつどのような中味になるのかはまったく分かりません。

9月17日(土) 18:00 TV朝日系 「人生の楽園」

そういえば7月の大学同期有志での宴会で彼のことが佐賀新聞に出ているよと友人から知らされて ここのブログにも書いておきましたが、その時は「人生の楽園」に出ることになるとは思いもしませんでした。 同じ武雄高校、確か同じ物理部?かの一ノ瀬泰造くんが現像のためいつも出入りしていました。 そして大学でも同じ学科、仕事でも同じ領域と長い間付き合ってきました。 そんな彼が帰郷してしまうと寂しいものです。 とはいえ、郷里でまったく違う人生を送り始めた彼にエールを送るとともに遊びに立ち寄ることの出来る場所が出来たことを嬉しく思っています。 お互い健康に気をつけて次の人生を楽しみたいものです。

放映が迫ってきたので取り急ぎ紹介致しました。番組を見た時点でまた感想を書いてみます。


夏の18切符の消化

2011年09月11日 10時25分47秒 | からくり情報

その時に書いておかなければ記憶なんて消えることが分かっているので仕方ありません。まあそのおかげでどうでもいいことを忘れているのだと思います。という言い訳をした上での旅の記録です。

青春18切符の期間が昨日で終わりました。今年は出だしも悪く何とか消化したような気がします。体調と云うよりも世間の雰囲気が気持ちよく遊ばせてくれませんでした。いや、仕事も色々溜まって肩にのし掛かっているのがいけません。

さて、残り二回の18切符の使い道ですけど9月に入って慌ただしくノルマを果たしたというのが実情です。

そこで 9月6日姨捨回遊18切符、 9月10日高崎吾妻18切符 と分類コードを付けた今回の旅を駆け足で記録しておきます。

Dsc_1211 佐久平を眼下に望む姨捨のホームです。下り線だったので車窓からの撮影はこんな具合でした。

Cimg0824 この姨捨は各駅停車で通るとスイッチバックになります。駅をちょっと出て反転するところから窓を開けて望遠にして佐久平を撮りました。

千曲川の流れが印象的です。その先が小諸、上田の町でしょう。これらの町はこの先大迂回をして帰路通りました。

Dsc_1238 浅間山山麓にはキャベツかレタス畑が拡がっています。 午前中通った松本からは北アルプスの姿は雲の中。同じ長野県でも天候がまったく違いました。 車窓からの光景は、横川から先、蒟蒻畑に変わります。微妙に変化する車窓の眺め、これが各駅停車の旅の醍醐味です。

Dsc_1244 そして軽井沢の手前、信濃追分駅からの浅間山です。早くもススキの穂が出ていました。

この後軽井沢から久々のバスで横川へ降りて高崎から帰宅という標準的な一日コースでした。明るい時間の旅に徹すると結構忙しいことになりました。

二回目の消化旅行・高崎吾妻18切符はホントの消化旅行となりました。印象に残るのはこれ。

Dscn1179 高崎駅構内で偶然見つけた「高崎ふれあい鐵道デー」の看板に誘われて炎天下見学。機関車に近づけないので仕方なく遠景と望遠でC6120をパチリ。先日復活のことをNHKで見たばかりです。

Cimg0919  本日は展示機として構内に止めてありましたが、釜の火は焚いたままでした。

蒸気機関車の代替機関車として登場したDD51ですが、これもいつの間にか消え去る機関車になりました。佐世保線で「特急さくら」を牽引する姿に未来を予感していましたが・・・・。 これが全国にも数えるほどのようで高崎には二台しかいないとのことでした。このエンジン部を直接見るのは初めてでした。12気筒V型過給器付きディーゼルエンジンを二基備えるパワフルな機関車だったのですが、電気機関車に駆逐されようとしています。何故かメンテナンスマニュアルを持っています。(^0^)

Cimg0917 前後のボンネットの中一杯にエンジンとトルクコンバータが詰まっています。

先方は油圧で作動する巨大なファンとラジエータです。

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ところで朝、高崎駅に到着すると構内は人で溢れています。当日知ったのですが、大船から水上まで「EL&SLみなかみ」というイベント列車が走っており、これの撮影や見物客が大勢出ていたようです。三脚抱えた小父さん達も沢山いました。 碓氷峠へ向かう三両編成の横川行きは、通勤列車並みの混み具合です。候補にしていた水上を含めた二路線は止めにして八ッ場ダムで有名になった吾妻線を往復してきました。 あのダムどうなるのでしょうか? 川湯温泉近くの巨大な橋の工事はいつの間にか終わっていました。

この地域では大きな蚕屋敷?を散見しました。既に民家に改造されているようでしたが、産業遺産に思えました。桑畑も結構残っているようでした。Cimg0881

走る列車の窓から逆光気味に写すとまともな写真になりません。 あくまでも行動記録なのでご容赦の程を。(^0^;)

この日は真夏が戻ったようで熱中症気味になってしまいました。取り急ぎ旅の記録をアップしておきます。


いぶし銀カメラ

2011年09月07日 20時44分20秒 | からくり情報

 やっと日中も涼しいと感じるようになりました。午前中は緑のゴーヤカーテンを外していたので汗だくでしたけど、一息付くと気持ちのいい風です。 もっとも日なたはまだまだ夏の日射しです。 昨日は信州に18切符の消化の旅に出かけておりましたが、これはまた後日。

今年のゴーヤはどうしたことかどんどん伸びる割には収穫がありません。本日は7個、合計20個には届いていません。 これで今年はお終いです。この季節になると毎年台所が薄暗くなるので「外して。」と注文が出ます。もう一我慢していたら或いはと思ったのですが、偉い方の命令には逆らえません。(^0^;)  で、そのゴーヤは、ツナとのコンビネーションサラダに化けて夕食に出現しましたが、新鮮すぎて苦みたっぷり、薬と思って完食しました。

さて、涼しくなると散歩の季節です。これを機会にこのところ遠ざかっていたカメラ散歩を復活しようと思って機材の整理中であります。デジカメに押されて風雲の灯火と云われているフィルムカメラの数々でチャレンジしてみようという魂胆です。 blogやHomepage などの掲載に簡便なデジカメに流されている日々を反省しつつの整理です。 とはいえ結果を見るのに時間のかかるフィルムはどうしても避けがちです。それに近所の現像店がチェーン店一軒に壊滅したことにも原因がありますが、鶏と卵の関係のようです。 デジカメって便利だからなぁー。でも、頑張らないとフィルムが消える。(^0^)

デジカメの世界にたっぷり浸ってしまい、アナログカメラを使うのは数ヶ月に1,2本という体たらくです。これではいけないと反省するのですが、暑さのせいで手が伸びません。ここの写真も勿論デジカメ。

Dc110916 云ってる矢先にフィルムが入ったまま三ヶ月のを見つけました。 35mmフィルムの蛇腹カメラ、実は何故かこのタイプが好きなんです。これはフォクトレンダーのVITO3型です。レンズはウルトロン5cm/f2

Dc120652 これも35mmの蛇腹カメラ。折りたためるので携帯に便利です。これも上のVITO3型と同じフォクトレンダーです。 ビテッサという名前でレンズはカラースコパー50mm/f2.8です。そういえばクラシックカメラの入門はこの同社のビトマチック2bでした。 勿論健在ですが、あまり使っていません。

さて、このビテッサを折りたためばご覧のような姿になります。お隣のカメラが日本の名機である オリンパスペンF です。これは自分でオーバーホールして復活させた懐かしいものです。

Dc120649 これまで手にかけたカメラを振り返ると使い込まねば勿体ないと反省した次第。特に自分で修理したカメラは尚更です。

さて、この一台もやっとまともに修理したカメラです。富士フイルムが送り出した6X6ブローニーカメラ・フジカスーパーシックスです。 これも平たく折りたためる蛇腹カメラです。 何度か家族で記念写真を写してきました。勿論最近の10数年の話です。 フィルム会社から素材会社へ変貌を遂げている富士フイルムですが、会社の原点を忘れて欲しくないものです。 フジカ35を始め35mmカメラでもなかなかいいカメラを送り出していたのですが、時代の流れには棹を差せないのでしょうか?

Dc021123 そして、最近ハヤタカメララボにオーバーホールを頼んでいたのがツアイス・スーパーセミイコンタ。 登山家に愛されたカメラと聞いていますが、これもコンパクトに折りたためてブローニーフィルムで645サイズの撮影が出来ることから好まれたのだと思います。 レンズはテッサー7.5cm/f3.5だから尚更です。 修理完了と連絡が来たので受け取りに行きたいのですが、来週になりそうです。楽しみ。(写真はハヤタカメララボのものを拝借しました。)多分私のカメラではないかと推測します。

Semiikonta

書き進めるとライカ、コンタックス、Nikonというような著名でないカメラを採り上げることになってしまいました。 いずれもこれまでの古いカメラの中で何か思いを込めることになったものです。いぶし銀のようなこれらのカメラ、この先も楽しめるようにフィルムが作り続けられることを願っています。蛇腹カメラを意外に好きなんだなと我ながら不思議に思いますが、「からくり度」が高いからのような気がします。

これまでの鐵道模型ブログから路線を変更して「クラシックカメラ・いぶし銀編」を引っ張り出してみました。 最近読んだクラカメ元祖の田中チョートク氏の「カメラに訊け!」に依ればデジカメブランドはあるがブランドデジカメは存在しない。」と宣っています。 これがかってのカメラとの根本的な違いのようです。一年経てば陳腐化する超高級カメラはブランドではあり得ないのです。なるほど。

さーて、書いたからにはボチボチと人類の文化遺産でお散歩を楽しまねばと思います。出来るだろうか。(^0^;)


吉祥寺北裏鐵道9月運転会

2011年09月04日 20時53分26秒 | からくり情報

 台風一過というより台風通過中の本日は、天候をものともせずに開催することが売りの吉祥寺北裏鐵道の運転会でした。先月はお休みだったので二ヶ月ぶりです。 朝の一雨に心配したものの現地に着いた10時過ぎには主要なメンバは既に運転中です。 今日の機関車は完璧であると思って持ち込んだ Katieでありましたが・・・・

Dscn1156 Katie は、調子よく走行できなくて恥ずかしくなったのかブレーキバンの影に隠れております。 実は燃料用ガスタンクの注入孔のOリングが長年?低温ガスにさらされた影響なのか脆くなって切れて漏れていたようで、5分程度で燃料切れになってしまいました。運転中に火災が発生せずに良かった。ガス注入終了後に周辺から若干生ガスの白煙が出たことと注入後時間経過して黒いリング片が次第にはみ出してくるのを見過ごしていました。(反省)

走行は短時間ながら問題なかったので心残りです。操作は下手になっていました。(^0^;) 

帰宅後、手持ちのOリングからぴったりのものを捜して交換したので洩れは止まったと思います。 重要な消耗品は気楽に交換しておくことが必要なことを再認識しました。 作成途中の運搬車をKatieでのオンライン試験に持ち込みましたが、こちらは問題なく牽引できたので仕上げの艤装工程に入ります。

こんな具合に自分の機関車が不調だったので写真もあまり撮っていません。久し振りにくりさんの9F Eveningstar に会ったのですが、調整運転の様子で色々考えつつの運転模様でした。が、写真無し。あとできいたところ、機関車全部に車載カメラを搭載し撮影をやっていたとのことでした。迫力ある動画を拝見しました。

Dscn1158 この蒸機は北裏鐵道オーナーの南満州鐵道で最大だったマテイです。欧米式に云えばマウンテンです。 轟音を上げて長編成が疾走していました。塗装されているのを拝見したのは今回が初めてでした。

Dscn1161 アスターの1/24機関車であるJNR B20を使って新たな機関車にしてしまおうというK田さんの試みです。もちろん1/32化ですがシリンダ幅が広いのでギリギリ此処までとのこと、さてどのような機関車に生まれ変わるのでしょうか?

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さて、本日の新機軸はこの車両でした。中央の電動機を1.5Vの乾電池で回して走行させるという車両です。二軸の車輪はベベルギアとフレキシブルジョイントでつながっており、乾電池でそろりそろりと走ります。 が、電池で回るのは当たり前なので駆動するための動力源をどうするのかという新プロジェクトの始まりかも知れませんね?

手元の部品を使ってこんな車両を短期間で産み出すとは、さすが瓦礫屋本舗のご主人であります。次のステップへの展開を大いに期待しています。

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蒸機が走り回る中で瓦礫屋本舗さんの電機が安定した走りをしておりました。アスターホビーが送り出したEF58です。 ディスプレイのためと云うより走らせる模型として頑丈なものです。 これは整備のために天板を外してあります。 ラジコン化すると内部はびっしりとなって重量は10kg程度です。近日中に大改装の予定とか。 これだけ大きいと走行に迫力を感じます。イコライザが上下するのを眺めているのも楽しいものです。実機をそんな具合に眺めるのは不可能ですから。

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この貨車はこれから我が工場で着工しようとしている英国鐵のブレーキバンです。K田さんがまったく同じものを既に製作済みでした。実際の運転に使うには幾つか改良しなければいけない箇所をご教示いただいたので大変参考になりました。壺のようなものは滑り止め用の砂入れとのことです。

ところで、本日は私の知人4名が見学に来てくれたのですが、雨が降り始めてしまったので短時間の見学になってしまい残念でした。早めの運転会の店仕舞いとなり、それだけでは物足りなかったのでハーモニカ横丁で反省会をやってしまいました。こんな反省会なら毎回でもいいですね。お疲れ様でした。

忘れないうちに急いで書いておきました。また適当に補足します。