からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

ライブスチーム研修報告

2007年11月26日 10時53分45秒 | ライブスチーム

 連休もあっという間に終わり、普段の生活が戻りましたが、そうなると色々宿題が見えてきて憂鬱になり始めたところです。 これでは研修内容が消えてしまいそうなので慌てて走り書きです。

23-24日と日本庭園鉄道・JGRの運転会いや研修会への参加してきました。 昨日から何を持っていこうかと迷っていたものの、結局もっとも実績のある九州型9600を持っていくことにしました。2-8-0の車輪構成、通称コンソリデーションです。この世界に再びはまることになった引き金の機関車です。詳しくはHPをご覧下さい。(笑) 運転会初日からJGR会員の方々はフルスロットル模様です。 非会員の私はおずおずと車庫に機関車を乗せておりましたが、慣れるに従って会員もどきになり、遠慮無く遊んでしまいました。 実はかなり存じ上げている方も多かったせいでもあります。

Dc112475 二日目の写真ですが、ずらりと集まった45mm機関車、右手前が私の九州型9600です。

会員の皆さんは大型機の運転、複雑なポイントの管理、イベント進行と忙しそうで、旧知の伊豆エメラルド鐡道の社長さんは三日間改札係でした。おかげでゆっくりお話しする時間がありませんでした。 会員の皆さんが忙しくされている結果、線路は意外にも空いていて非会員が腹一杯楽しむことが出来ました。 初日は10数両の貨車を牽引し、四回も運転できました。もっとやれたのですが、広大な線路に沿って走り回るので疲れてしまいました。 メタボ解消にぴったりの趣味であることを思い知らされました。(笑)  更には、2-3kgあろうという牽引車両を24両に増やして走らせたところ、この編成でも余裕を持って走りました。しかも餘部鉄橋と呼ぶ高架から勾配線にかけてもドラフト音も勇ましく走りきったのは大収穫でした。 この機関車の性能の良さを製作後5年も経過して確認できたわけです。

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今回はTさん持参の北海道型9600との重連も実現し、こちらも満足行く走りでした。二日間走り込ませましたが、事故もなく運転を終えることが出来、ホッとしました。やはりもう一台持っていけばよかったかなと思っても後の祭りです。それに運搬手段が大変なのでこれでよしといたします。夜の部は機関車と同様にアルコールを燃やしすぎて暴走気味でしたが、楽しい修学旅行でした。(笑)

Dc112476 小さな絵ですが、餘部鉄橋にかかるうちの機関車です。高さ3m程度?よくぞ走ってくれたという場所です。 後方は127mmの本格的鉄橋です。

ここで牽引していた貨車は下の写真のものです。普段の運転では経験できない長さです。いい経験をさせてもらいました。

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AさんのBigboy、本物も大きいのですが、模型の大きさも半端ではありませんでした。広大な線路を快走していました。

と、忘れないうちに走り書きです。このような運転機会を提供していただいたJGRの皆様に感謝申し上げます。 ありがとうございました。

Dc112415 せっかくですので数枚追加しておきます。 これはOS製127mmの強力マウンテンです。20人?程度を乗せて軽々と動いていました。

Dc112427 何故か電気機関車、ペンシルバニア鐡道のGG-1が快走しています。パンダグラフを上げると建築限界を越えるので下げています。電動ラジコンですが強力な出力を誇っています。

Dc1124105 エンジンで発電機を回しその電力で車軸に付いたモータを駆動する本物と同じ機構のワダワークス製ディーゼル特急ゼファー号です。排気の煙も勇ましく走り抜けていました。この模型を見たのは初めてでした。

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とても珍しいプロイセンのタンク式マレーBR96、機構も本物そっくりに作られており、このブログで紹介するに値します。(笑)

 両サイドの水タンクや煙突前の給水温め器も生きています。 この小ささで給水する水を温めるという機能があるから驚きです。 この機関車は後方のシリンダーで使用した蒸気を前方のシリンダーで再利用する複式マレーとあって動かすことがなかなかの難物です。持ち主の泥沈さんの苦労も並大抵ではなさそうでした。 凝結水抜きがもっとも面倒なようで、起動を楽にするための蒸気ルート制御用コックが付いています。 低圧力がかかる前方シリンダー直径は大きく、ボイラーからの蒸気を直接利用する後方シリンダー直径は小さく作られているのも作法通りです。思えば、この頃のアスターには面白い製品が多かったと思いますが、同好の皆さんいががでしょうか? 若かりし昔は手を出せずに臍を噛んだことが何度もありました。(汗)  それはさておき、小容量の水で1週100mの線路を二周するという拍手喝采レベルの結果をあげられたようなので持ち主はご満悦されていることと思います。 

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次は、優雅に餘部鉄橋を渡る英国のA3です。客車も本格的な編成でした。 三気筒エンジンの強力パワーながらも見かけはお淑やかな風情を漂わせています。JGR会員Kさんの機関車です。そういえば前日はベルさんの流線型A4も走り回っていました。

Dc1124126 楽しい宴会列車を作っている方もおりました。こんな旅をやりたいものだと青春18切符を思い浮かべていました。

この他にも馴染みのある機関車から珍しい機関車まで様々でした。更には、重量級機関車が高速で走行しても安定している長大な路盤には感銘しました。全貌は更に様々なものが集まっていましたが、運転に追われてしまい偏った報告になってしまいました。日本庭園鉄道というキーワードで探していくと更に色々な機関車の運転模様を知ることが出来ると思います。特に大型機関車には素晴らしいものが集まっていたようですが、この紹介も省略させてもらいました。(以上)

 


蒸気機関車の研修

2007年11月22日 21時49分02秒 | ライブスチーム

 トラブルを抱えたまま連休突入となり何となく気が晴れないのですが、そんな時には違うことをといういいわけのもとに明日は日本庭園鐡道(JGR)まで遠征してきます。 この三日間は庭園鐡道を開放してのお祭りなのでこれに便乗して楽しんでこようという算段です。存じ上げている関係者の方も多いので運転の許可をもらって自分の小さな機関車と運転道具一式を持ち込みます。 ただ、場所が裾野市という遠隔地なので新宿を7:20の特急あさぎりで出なければならないのが辛いところです。起きられるかなぁー。

 明日は吉祥寺北裏鐡道のお仲間も多数参加する予定なので色々勉強できそうです。 技術的に行き着くところまで到達した蒸気機関でありますが、私にとっては学ぶべきことは山ほどあります。究めることはどうやら不可能ですが楽しみつつ習得していく。これは学問の本質です。(笑) とりあえず一泊二日の研修のつもりで行ってきます。

JGRにはライブカメラが稼働しているので運転風景が眺められます。走り回っている我々を覗いてみてください。

さて明日の準備の続きです。細かい道具の見落としに要注意です。なんて云っていると財布を忘れそうです。 あ、買っておいた特急券、何処に置いたかな。(汗)


K鐡道開通式

2007年11月19日 21時15分50秒 | ライブスチーム

 今日は朝からお仕事モードで慌ただしくしていたのでネタはあってもブログは放棄、トラブルも出てきて頭の痛い一日になりました。また明日に続くと云うところなので弱っています。日頃の行いがよろしくないので出てきた問題かも知れません。(汗)

といいつつ昨日参加してきた普段の悪行の一つであるライブスチームの運転会をちょこっと紹介します。武蔵野崖線に沿って流れる野川沿いにその鐡道はありました。4年以上コツコツと作業をして作り上げられたという5インチ(127mm)の本格的な庭園鐡道です。 山あり谷ありトンネルあり、更にはターンテーブルや本物そっくりのワイヤー式転轍機も備えています。当日が開通式ということで日本のライブスチーム界を牽引している方が此の地に大集結した感がありました。重さに弱い私にはとても手を出せる機関車ではありませんが、見るのは大好きです。ご近所の酔考氏と朝から15時近くまで楽しんでしまいました。

Dc111925 向こう岸から眺めると入り口は見学者で一杯です。流れている煙はもちろん石炭です。煙害といわれそうですが、ちょっとしたご愛敬です。小さな釜なので完全燃焼し蒸気が上がるにつれて消えて無くなりました。信号所のような建物はガレージ兼工場だそうです。

この日は大型機が5,6両集まってしまったので線路は渋滞気味です。6.5m半径という曲線であっても此のサイズの機関車ではカ-ブがきつそうで脱線した機関車も出てしまいました。さすがに6-70kgという重さなので45mmゲージのように持ち上げて線路に乗せることも簡単ではありません。いったん事故が起きると全線運休ですが、それもまた楽しのようでした。 オーナーのB20にも色々バグが見つかり改造案がその場で出てくるのは、やはり日本の重鎮が集まった場ならではのことでした。あと一台、なんと我が愛機の兄貴格のクライマックスが登場していました。実は吉祥寺北裏鐡道のお仲間Hさんの手になるものです。此の機関車には色々手こずっているご様子。 ギヤードロコ設計製作で世界的に有名なHさんが早速診断されて、いろいろ指摘されておられていたようです。此の機関車のライブスチームのオリジナルはこの方が世に送り出されたものです。 クライマックスに限らず、シェイハイスラーといったギヤードロコのライブスチーム製造を治具を含めで詳細な製作方法を開示されたので米国のライブ界は騒然としたと思います。 これらの機関車はLivesteamという月刊誌に数年にわたって連載され、単行本としても刊行されておりました。 20数年前に交通博物館でHさんのクライマックスを拝見し、歯車機関車に始まるライブスチーム狂いになったのは、あるいはこの方のせいかも知れませんね。(汗)

が、しかし、クライマックスもまだ青色吐息の運転のようで、歯車機関車なのに坂道に弱いという難題が出ていました。エンジンなのがギアなのかこれから切り分けが始まるようでした。原因もいろいろ絞り込まれてきたようですので是非とも完全にされることを期待しています。

Dc111932 ターンテーブルで蒸気上げ中のクライマックス。仕上げはこれからです。車体下部に駆動軸があり、台車の4軸全てが回る4WD機関車です。この日はボイラーは快調でどんどん蒸気が上がっていたようですが、エンジン系統になにやら不穏な動きがあったようです。それにギア系も、ということで復活を楽しみにしています。

Climax45mm 余談ですが、此の機関車が我が家にいる弟分の45mmゲージのクライマックスです。こちらは後ろのテンダーの台車も駆動する6WD機関車ですが、5kg程度、127mmの十分の一の重さしかありません。 ウチの鐡道会社唯一のラジコンカーです。

Dc111922 こんな光景が見られるのも大型機関車ならではです。逆光気味ですがその分煙が目立ちます。一斉に蒸気上げが始まると庭中石炭の臭いと煙が立ちこめました。しかも無風とあって靄っておりました。

この日の取材は、著名な鐡道模型雑誌社が二社、この日のことが月刊誌に現れるのが楽しみです。

こんな具合に世俗から離れた楽しい一日でありました。 今日のトラブルは此の反動か・・・・ 精進しなければ(汗)


ふと思いついたこと

2007年11月16日 21時45分55秒 | コンピュータ

 危惧していたことが二十数年を経て出てしまったようです。 というのは今日、中東へ引き渡すエアバスA380が暴走して大破したニュースをやっていました。そのちょっと前に名古屋県立空港(多分もとの小牧空港)で航空自衛隊に引き渡す前のF2支援戦闘機が離陸する際に墜落、乗務員の方の生命は無事だったのでホッとしましたが、此の原因が配線ミス。一番恐れていた原因です。 というのは、この飛行機は多分アメリカのF16戦闘機を原型にライセンス生産・改造し、支援戦闘機にしたものと思います。(間違っていたら失礼) F16は、デビューした当時、fly by  wire ともてはやされた飛行機です。別にワイヤーで制御されているわけではなく、これまで操縦桿と操舵装置とは物理的なケーブルや油圧で繋がっていたのですが、これがワイヤ=電線で結合され電気信号で操舵系を制御するようになったのです。 ところが実際には此の制御信号を送るのがコンピュータ。制御信号に誤りがあれば当然動作はおかしくなるわけです。ましてや配線ミスであれば動作は全く違ったものになる訳です。超高価な飛行機がフェイルセーフに設計されていなかったことには些かの疑問ありですけど操舵の動きと機体が想定外に動くのであればベテランパイロットであってもいかんともし難いと思います。 その昔、物理的な制御で飛んでいた零戦も予想外の振動というトラブルで墜落してしまったのですから、現代の複雑な飛行機であれば配線ミスやプログラムバグなどが生じればその結果はいかんともし難いのではないでしょうか。

エアバスA380の暴走がプログラムバグでないことを祈ります。 コンピュータって本当に大変です。 ニュースからの雑感でした。


収穫競争

2007年11月16日 10時27分55秒 | 蜻蛉池日記

 今日のどんより曇った空では気温が上がりそうにありません。今日は一日自宅での作業になりそうなのでまあいいのですが、家にいるとなるとしばらく手を付けていない庭木が気になってしまいます。 それを始めたら何もできなくなるので見て見ぬふり。きっと家人の叱責を引き金にして手を付けることになりそうです。(汗) 大ものの百日紅の剪定は毎年勤労感謝の日近辺というのは頭に入っているのですけどね。

そんな目で眺め、取り置きが無くなった温州蜜柑を収穫してきました。八百屋でいつでも手にはいるので家庭果樹としてはあまり歓迎されないのですが、地物を自分で収穫し食べるという楽しみにも捨てがたいものがあります。 という次第で蜜柑がないと寂しい状況になっています。 一日に2個の蜜柑は健康によろしいという先日のサライの記事にも影響されてしまったようです。 

Dscn7575 両手に抱えられるだけの枝付き蜜柑を持ち込んでみると入れ物から溢れてしまいました。これを食べながらこれからお仕事です。(汗)

ところで、季節が進み寒くなってきたせいか、今回はかなり鳥につつかれていました。気まぐれに三分の一ほど食べては次に移るという作法には閉口します。どうやらこの先、鳥との収穫競争になりそうですね。そういえば柿の実もだいぶつつかれてしまいました。毎年鳥の餌として残しておくものの、少しは人間様にも遠慮してくれると嬉しいのですけどこればっかりはままなりません。

 随分間の空いた手抜きの此処、「蜻蛉池日記」です。 この蜻蛉池にはメダカの稚魚が10匹ばかり群れ泳いでいます。これはこれで環境維持成功なんですが、今年は肝心の蜻蛉の姿が大変少ないまま冬を迎えつつあります。 池の環境問題だけではなく、地域環境全体のせいのようなのが気になります。 それに最近手動ポンプの吸い込み口が土砂に埋もれてしまったのか吸い上げ出来なくなっています。何とか復活させましょうとレインワールドのNさんからもらっているので心強いのですが、水の出ないポンプは寂しい限りです。電動ポンプで水を供給し当座をしのいでいます。古井戸なのでなかなか扱いが難しいようです。Nさんもこのところ大ヒット状況で忙しそうなのでさていつ頃着手できるのか。お待ちしています。(ペコリ)

さあ、資料作りとお仕事進めましょう。


記念日雑感

2007年11月14日 10時32分58秒 | 偶成

 今日は60回目の誕生日、よくまあと思いつつ過ぎてしまえばあっという間です。同級生の諸君もそれぞれに同じ感慨で誕生日を迎えているのだろうなと思います。まあ意外に淡々としたもので昔のように大騒ぎをすることもなさそうです。 生活の区切りというべきイベントのようです。 本来ならこの日をもって会社人生に終止符という予定でしたが、私の場合は2年間の助走期間を設けてしまいました。従って第二?の人生は既に定常状態になっております。 むしろ早めの準備で色々バグ出しができたので諸々の方々に感謝しています。 それにつけても30年以上家庭を無視して走ってしまったツケを家人には2年では返せるものではありません。まあその辺からゴソゴソと努力していますけど評価は相変わらず厳しいものがあります。(汗) 相互干渉せずということが一番のようです。(あ、ウチの場合)

という記念日であってもやること満載で、ブログに書いている暇なんてないのです。 が、つい寄り道したくなります。 この週明けからの絶好のお散歩日和に資料作りと家の仕事で不健康この上なく固まっています。 百合ヶ丘の打ち合わせで老人性何とやらのうっかり忘れ物があったのでそれを口実に昨日も出かけましたが、さすがにUターンしました。ホントは浅草のハヤタカメララボあたりまで遠征したかったのですがパス。実に四ヶ月ほどご無沙汰しております。手首の復調とともに最近アナログカメラの出番が増えてきたのです。 現在は先日紹介したビトマチックIIbとバルナックライカIIIbが稼働中です。フィルムを装填するのはその昔の反省を込めて二台までとして運用中です。が、しかしせっかくの撮影日和に遊びに出ることができません。

 とはいえ、お誘いがあれば月曜のように夕方はご近所へ遠征可能です。お声をかけて下さい。家を出る口実も必要です。 また不調を再発せぬように気を付けつつたしなむ程度ならばOKです。自業自得と云われることを一番恐れています。(汗)

 さて、今日の午前中は先週提出を受けたレポートを整理しています。簡単な内容でしたが、学生諸君の興味や考え方などが垣間見えて講義内容も含めて結構参考になります。 年寄り(汗)は若い人に教えられることも多いと思います。 さあ、また始めるか。


三丁目の夕日の世界

2007年11月11日 23時10分48秒 | 偶成

 滅多にやらない映画鑑賞をしてきました。 昭和ブームとやらで話題の「続・三丁目の夕日」です。娘夫婦が私の節目の誕生日を祝って連れて行ってくれたのです。ありがとう。  その効果もあって映画の内容もまずまずに感じました。(笑) まあ、ハッピーエンドに仕立て上げられていたのでこのシリーズもこれで終わりかなと思いますが、さていかがでしょうか。前回出てきた蒸気機関車が全く見受けられなかったのにはちと寂しい思いをしました。たった4ヶ月後を想定した続編なので愛好家から見ると違和感大です。(笑) 進化の象徴として蒸気機関車の敵である電車特急「こだま」を登場させたかったのでしょうか?まあ、テッチャンが潜んでいるには違いありませんけど。

 155分を楽しんだのですが、古くて見たこともない世界に感心する若い世代とスクリーンの中の時代を生きてきた我々とでは視点が違うようです。筋書きを追う娘達、私たちは画面に出てくる当時の雰囲気に浸っておりました。 当時の子供らが還暦世代の私たち、その父兄は既に80歳半ば過ぎになっていると思いながら見ていると様々なことが浮かびます。 そうそう、戦争の残滓が親達にも近所にもまだ色濃く残っていて、この映画に出てきた寓話に似たことが実際にあったような気もしました。映画の裏側にあるもう一つの映像をついつい追ってしまいます。 それからもう五十年が経過してしまったのですね。(汗)

こんな具合に古いことが久しぶりに思い浮かぶ一日でした。 が、それとともにその映画を見たのは今流行(はやり)のシネコン・シネマコンプレックスです。多種の映画館とショッピングセンターが一体になった設備に初めて足を踏み入れ、既存市街地を寂れさせている要因の一つを目にしました。 この賑わいでは古い町はひとたまりもありません。古い町は映像の中でのみ生き延びて現実世界は消え去るのですね。現に食堂街には古い肉屋や八百屋を模造した店まで並んでいる始末です。 楽しかったけど考えさせられた一日でもありました。 うまく両立させるにはいかにと、ブログ市長のことが思い浮かびます。 横浜市港北区のノースポートというところでした。

娘夫婦に感謝の一日でもあります。


南蛮阿房列車の効用

2007年11月08日 10時20分25秒 | ぶらり旅

 今週の講義内容をどうまとめようかと頭がループし始めたのは昨日でした。入手したばかりの光文社文庫「新編・南蛮阿房列車」を読み始めたところ、急に汽車旅をしたくなり、お昼には新宿駅頭に立っていました。(汗) 駅弁を買って乗った列車は宇都宮行きです。最後尾の2両がボックスシートということを知っていたのでちゃんと座席を確保したものの、少々混んでいてさすがの私も食べづらかったので大宮まで我慢し、それから食事です。 30年ほど前に出版された阿川弘之氏のこの本を手に列車に揺られているとそれだけで満足感一杯でありました。

 乗った各駅停車・湘南新宿ラインがまるで仏蘭西の特急「ル・キャピトール」に変身するから不思議です。ワインの一本も開けたいところをぐっと我慢しました。(笑) 30年を経て読み直してみると当時、遠藤周作氏、北杜夫氏とブラッセルからパリへの道中でレイルバス風の古い軽気動車を見つけ、「ボギーでない気動車は、今どき珍しい」とおっしゃるくだりなどは、氏が私など足元にも及ばない鐵ちゃんであることに気が付き愕然としました。 しかも文化勲章受章者がであります。流石です。

 このような感じで宇都宮と新宿を往復しミニ阿房列車を満喫(本人は)し、頭は空っぽになりました。宇都宮では1時間ほど周回し、紫蘇の実たまり漬けと生姜漬けそれに餃子を土産に帰宅しました。いつものお店で買ったのですが漬け物は好評です。

 担いでいったリュックにはカビの生えかけたビトマチックIIbというアナログカメラを入れていたのですが、殆ど写さず仕舞いになりました。次回再チャレンジします。

Dc110913 持ち歩いただけで何も写さなかった件のカメラ。 クラシックカメラ駆け出し時代に浅草で手に入れた逸品。ライカ何ものぞの鮮鋭で色鮮やかな写りをしてくれます。このカメラを手にしてなければ・・・・(笑) オーストリア警察で使っていた刻印が残っています。でも安かった。(11/11追記)

 実は、リュックの中から今悩んでいる箇所を既に校正した資料が出てきました。以前直しておいたのですが、すっかり忘れていたようです。どおりで何度も同じことをやっている感覚だったわけです。 これは老人性何とやらに一歩近づいた兆しのようです。そういえば還暦まであと数日、秒読み体勢に入ってしまいました。さもありなんという心地です。(汗)

安上がりの旅のわりには充足感一杯は、久しぶりに読んだ本の効用のようでした。思いつきの汽車旅もなかなかいいものですね。 ということで今日は朝からやる気満々となって色々お仕事です。


武雄市お祭り月間

2007年11月05日 10時18分26秒 | 佐賀のこと

 昨日は吉祥寺北裏鐡道の運転会で追試験を受けるつもりでしたが、所用ができて断念しました。 用を終えた足で東京農大の収穫祭を見学、お店に近づけないというものすごい人混みを味わいました。 変わった宴会でお世話になった先生の部屋を久しぶりにお訪ねしてみましたが、残念ながらすれ違いでした。 三日間にわたって駅から大学まで人通りの絶えない学園祭というのも珍しいような気がします。来春の箱根駅伝には農大が数年ぶりの登場です。これも楽しみです。 このような大学を持っている世田谷区は何か考えているのかな? 地元も含めあんまりそんな風には見えませんね。農大通り商店街では収穫祭便乗クーポンというのを配っていましたけど・・・・

しかしながら運転会が気になり、その足で吉祥寺まで出かけてしまいました。面白いものが登場していたようですが、既に終了。愛機と同型機も登場したようですが、オーナーに聞いたところ、燃焼で同じ現象が出ていたようです。一緒に悩むことができれば良かったのですが、残念でした。結局後片付けの手伝いで運転会の雰囲気を味わって精神的な安寧を得ました。(笑)

ところで、更に一日遡った土曜日の18時、テレビ朝日の人生の楽園では佐賀県武雄市で大工を目指した木下さんのことが放映されました。番組に一緒に登場していた建築家の山田さんのブログで知っていたものの危うく見逃すところをセーフ。 我が産土での出来事を興味深く見入りました。木下さんの前向きな生き方や素晴らしい風景に涙してしまいました。(笑) BSデジタルで再放送されると思いますので再度見たいと思っています。 贔屓の点数を差し引いてもいい番組でした。

そういえば武雄市では11月いっぱいTAIZO+TAKEO展で大盛り上がりです。今日の樋渡市長のブログでも楼門朝市やこの企画のことが採り上げられていました。市民を含めこれだけ盛り上がったイベントは武雄市が始まって以来稀ではなかったのではと思います。ましてやお祭りを目指してよそから多くのお客さんが集まるというのは無かったかも知れません。 五月連休に第二回楼門朝市というよりも手作り露天朝市を見た目からは驚くべき発展ぶりです。(笑) この先歴史として積み重ねていって欲しいと思っています。

 市長が以前から云っていた賑わいを作ることが具現化してきたようですね。 このようなハレの企画とともに山田さんのやっているような地道な活動が両輪となって動いていけば素晴らしい自治体に育っていくのではないかと楽しみです。 武雄市が山内町と北方町と合併し広域化したことから来る問題も山積していると思いますが、広域化による資産も沢山できたと思います。中心部と周辺部から発信していく構図はなかなかいいですね。

見えてくる事象から遠い町に住む大昔の住民は、期待を込めてこのように感じています。(汗) 


ちと疲れた(汗)

2007年11月03日 16時37分23秒 | 偶成

 今日は文化の日、周囲は行楽や学園祭で盛り上がっているようです。我が家にすぐ近くの女子中高も学園祭で朝早くから父兄や生徒達がゾロゾロ歩いています。線路向こうの東京農大は有名な収穫祭のようです。 が、私の行っている大学は休日の今日も講義日です。と言うことでお休みの皆さんを横目で見ながら講義に出かけて、やっと帰り着いたところです。先週と今週がコアとなる内容だったので大変疲れました。(汗) 受講者も30数名なので気を抜けません。まだまだ下手な講師につき漫談もせずにすっ飛ばしたので何のことか分からなかった人もいたかも知れません。という心配もあったので今回は資料付きにしました。さてどうでしょうか? ついでにレポートも出題してきました。この結果も楽しみです。 次回は少し一般的な話に戻すので話す方も楽かもしれません。

 しかしながら作りかけの資料を完成しなければならないので気が重いのは相変わらずです。個人で全ての資料を作るのは大変なことであると組織から離れて分かりました。まあそれでも8割程度はできたのでしょうか? 講義と資料作りがそろそろ徒競走になりかけています。頑張ろう。(笑)

 本日の予定が終わりホッとしてここに書いているのですが、次第に疲れが出てきたような気がします。明日はガラッと変わって北裏鐡道の運転会なので気合いを入れて準備をするつもりでしたが、こんな訳で明日泥縄の準備になりそうです。 えーっと明日は前回の続きでD51半流線型を持っていって完成宣言をしたいものです。空転せずにちゃんと引っ張ってくれるでしょうね。問題だった後従輪のバグは先日修理したので大丈夫と思いますが、関係者の皆さん、明日はよろしくお願いします。

今日はとりとめもない記録になりました。