からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

暑いなぁ-

2012年07月31日 10時44分10秒 | 交友

いつもの夏冬使える便利な句が飛び出す毎日です。詠み人知らずとか?(^0^;)

云うまいとおもへどもけふの暑さかな。 (You  might think do more today's hot fish.)

と云う無茶苦茶な訳文が付いておりました。暑さ寒さをジョークで飛ばす生活の知恵でしょうか。それにつけても今日の暑さよ。です。 熱中症になる前にエアコン入れようかなぁ。Dc080114_2

昨日は午後鎌倉の友人を訪ね盛り上がってきましたが、今日はどうしようかと考え始めたところです。家にいると電気代がかさむので、交通機関の中で暑さをやり過ごすか、ハンズ辺りをフラフラ見て回ろうかと思いはするのですが、暑くて体が動きません。朝からパラパラと密度薄く仕事をしておりましたがそろそろ限界、やらなければいけないことは色々あるのですが・・・

暑いのでとりあえずは此処までとします。(^0^;)


素朴な疑問

2012年07月30日 10時29分32秒 | からくり情報

 車検で車を取りに来るというのでボンヤリ時間待ち、早起きして朝食調理、庭木の水遣り、洗濯等々済ませたので少々グッタリ。家人は焼き物探訪と云うことで友人と出かけました。

オリンピックの空騒ぎ番組も見る気も起きず、BSのSL大百科を眺めていました。が、語られるナレーションが大袈裟なのは日本のマスコミの特徴でしょうか。もう少し客観的な報道が欲しいところです。徒然なるままに思いついたことの殴り書きでご容赦の程を。(^0^;)

 米海兵隊輸送機オスプレイ訓練は怖いかという毎日新聞のアンケートがあったらしいのですが、男性67%、女性に至っては86%が怖いそうです。不思議なのはこの飛行機のメカニズム等々ほぼ理解していないはずなのにこの様な反応が出ることです。 私も殆ど知識がなく外形やマスコミ報道からの判断です。

 この飛行機は、航空力学やメカニズム的には大変無理している飛行機であることはその形状から分かるのですが、その問題をクリアするために高度な情報処理をやっているのだろうなと推測できます。 迎撃?戦闘機F16が出現した時に注目されたのがフライ・バイ・ワイヤ つまり電線で制御する飛行機と云うことでした。今や当たり前な方式なんですが、この辺りの制御方式を応用しているのだろうと推測するのがオスプレイです。F16の制御を究めると斜めに飛ぶ、稲妻形飛行可能などと云われておりましたが、人の手では操縦不可能な空気力学の極限を縫う飛行機に仕上がることは理解出来ます。片系のターボプロップエンジンが止まったらヘリコプター的な軟着陸は不可能だろうと思っていたら、瞬時に片系エンジンの駆動軸と直結するメカを有しているようです。

と云うことでこの飛行機で起きるとしたらソフトウェアバグ、操作ミスなどの従来想定しなかったことどもに起因する事故だと思います。情報通信と空騒ぎされる世の中、旅客機など普通の生活の中にも大変クリティカルな仕組みの上で成り立っているものも多そうです。こういう背景をきちんと説明した上での議論が出なければマスコミの空騒ぎから世論が形成されてしまう危険な話になりそうです。 これを喜ぶ輩も内外数多いと思いますけどね。

ハードな使用を想定する海兵隊専用軍用機が簡単に落ちるのは不可思議であると云う素朴な疑問の一つがつきまといます。デッドコピーの多い社会主義国家のそれとはひと味違う飛行機の成り行きに注目しておきます。(^0^;)

先日ターボプロップエンジンとは何かをほぼ理解されていないことに気が付くことがありました。人の話を鵜呑みするのではなく自ら個別技術の理解と裏付けによる判断がこの先重要なことになると思っています。 超広角な視野と絞り込んだ望遠orマクロの目、私の好きな広重の深川州崎十万坪の鷹の目にはそのような能力を備えているのだろうと勝手に解釈しています。

Photo_2 

東日本大震災以来、官民関係機関の情報操作がますます気になりますが、自ら調べ、考えて判断することが大切になってしまいました。少なくともSNSの呼びかけに単純に反応することなど私には不可解だし、出来ることではありません。 会ったこともないのに「友達」、「友人」など仲間意識を持つなど言語道断だと考えています。人間関係ってそんな単純なものではないはずだし、「友愛」などのとぼけた言葉に感じるなど私にはあり得ないことです。

蒸気機関車の番組を見ていて考えついた飛躍論なのでまあこんなところでお開きです。(^0^;)


真夏の真岡鉄道

2012年07月29日 12時28分05秒 | からくり情報

 体感温度は35,6度という昨日でした。そんな暑さの中、本物を見たいという気持ちから栃木県真岡鉄道へ行って来ました。 撮影する気分も出たので前日ドタバタと充電。 RICOH GXR+MOUNT A12、にコシナ Super WIDE-HELIAR 15mm/f4.5 Nikkor 5cm/f2 L39、コンデジはNikon P300です。 早朝出発は久し振りだったので起きられるだろうかと緊張しました。(^0^;)

暑い中一日動き廻って結果的に大満足、一番よかったのはC11をゆっくり見ることが出来たことです。この機関車は、その昔、佐世保線武雄駅の彼方の駐機場にいて西を目指す列車の後押し機関車として必ず登場していました。有田方面に立ちはだかる西谷(にしだん)峠は短距離ながらも急勾配だったのです。

R0010560

(MOUNT A12+Heliar 15mm/f4.5 f5.6)

牽引の客車にはエアコンがありませんでした。大きく開いた窓からは遠慮会釈もなく石炭殻が飛び込みます。最後尾に乗ったのですが、この位置が一番殻が落ちてくるようですね。とは言えこれもまた一興です。数十年ぶりに往時の客車気分を味わいました。 石炭の匂い、田圃から吹く風に混じる草や農薬の匂い、川の香り等々しばらく忘れていたものに出会いました。

R0010563

(Nikkor 5cm/f2 f5.6)

停車中にも空気圧縮機の排気が時々噴き上げます。子供の頃はこの蒸機は一体何のためなんだろうと思っていました。

R0010561

(Nikkor 5cm/f2 f5.6)

ギアは中立状態、ランボード上の潤滑油ポンプの動力源は弁の動作から取り出されています。

R0010564

(Nikkor 5cm/f2 f5.6)

安全弁ですけど見ている間には一度も噴きませんでした。この車両は昭和21年製のようです。

R0010569

(Heliar 15mm/f4.5 f5.6)

駐機線からいったん前方に移動して後進してホームに入ります。

Dscn3742

(P300)

沿線の至る所で撮影風景を見ました。人がたかると云うよりパラパラと気ままに写せるようですね。これは茂木間近の場所ですが、夏休みとあって結構人が出ていました。車内でも小学生の車掌体験ということで駅毎に子供のアナウンスが流れていました。 動画を撮っていたので沿線風景はあまりありません。それに暑くて客車から降りてホームに出る元気はありませんでした。(^0^;)

Dscn3733 (P300)

カメラマンサービスかと思うように黒煙の出し過ぎです。本日は黒煙が多かったように感じたので釜焚き技倆は今一つなのかも知れません。 そう言えば数年前に体験した前後動・ドンツクですが、今回は感じられませんでした。運転技倆が上がったのですね。3年前の熊本人吉号(8620)では全く感じなかったので相当のレベル差があると思っていましたけど今回はだいぶ良くなっていました。

Dscn3727 (P300)

客車の車輪軸からベルトで駆動する発電機です。まだあったとは思いませんでした。 この電力を蓄電し車内照明に使うのですからこの程度では冷房装置がないのは当然ですね。ブルトレでは非電化区間のために電源車両や各車両毎のエンジン発電機があるので快適な空間を作り出せたのです。

R0010577

(Heliar 15mm/f4.5 f5.6)

茂木駅で撮りました。熱気が迫り、機関士さんは大変です。

R0010580

(Heliar 15mm/f4.5 f5.6)

ターンテーブルや給水風景などを炎天下で見学し帰路に着きました。いつもなら復路も蒸機なんですが、あの暑さではと、冷房のあるディーゼルにした次第です。

駆け足で昨日の真岡鉄道風景を紹介しました。

今日も暑い中走っていることと思います。あ、丁度入替を終えてこの写真と同じ光景の時刻ですね。関係者の皆さまご苦労様。


雑感色々

2012年07月27日 10時45分58秒 | 偶成

 梅雨明け十日はいつ過ぎるのだろうと指折り数える毎日です。今日も照りつける太陽にウンザリ。しかしながらこのエネルギーで我々は恩恵を被っているので悪態はつけません。今日も平穏無事な一日であることを祈る次第です。

畑の胡瓜やトマトもちと疲れたのか一段落したところです。まだまだ元気なので追肥して次の収穫に備えています。

P1000412

今年もヤマユリが開花、刈っても刈っても出て来ます。ボンヤリしていると服や皮膚のあちこちが花粉で染まり取れなくなるので、ちと苦手です。

P1000458 2年がかりで大きく剪定した温州密柑の実も順調に大きくなっています。その近くのライムも今年は10個ほど実が付きました。例年と違うのは植木鉢の檸檬と花柚子があるのでこの水枯れに気を使います。地植えはある程度放置しているのですが、鉢植えには気を使います。

P1000457

こんな具合に植木は元気ですけど、私自身はこのところの暑さや打ち合わせなどでここに気ままに書く気力が消失気味です。18切符の時期になり、朝から出かけようと思ったものの残務を思い出して仕事をちょっと進めることにしました。目先の霧を晴らせば新しい発想も浮かぶことでありましょう。(^0^)

そんなところへ娘がやってきてこれから家人と二子玉川まで買い物だそうです。もちろん孫も連れて来たので嬉しい限りです。 ところで乗せる車は幼児席付きでないと駄目なんですね。ということで今日は娘の車のようです。次第に立場が逆転してきているのかなぁ。

さて、ヤブ蚊にまとわりつかれた朝の水やりや洗濯も終えたし、家族が出かけたら仕事三昧です。(^0^) ちょっと気を抜くと色々溜まってしまうのが仕事です。日々の精進が足りなさが鬱積感を招くのは分かっているのですが、凡人の悲しさで会社員時代と同じことを繰り返しています。人間って成長しないものですね。

今日はちょっとメランコリックな気分のようなので、明日こそ汽車ぽっぽを見に行って元気になりたいものです。

さて家族は出かけたようなのでコーヒー飲んで仕事だ。(^0^)

(追記)

午後になりました。ますます気温も上がりエアコンに頑張ってもらってます。 数台のうち一台だけ動かして扇風機で作業部屋を冷やしています。これが二階ともなるといかんともし難くて見て見ぬふり。寝る前に風を通して温度を下げてエアコン。

二階の部屋は昼からカーテンを閉めていますが、今日などは温度計が34度を指しています。 そういえば、今年の夏は電気ポットを止めて鉄瓶で湯を沸かすことにしました。ちと面倒ですがお茶の味がグッと上がって一石二鳥です。考え見れば四六時中高温を保つのは無駄でしたね。待機電力を消し回るよりこれが一番効果ありそうです。

昨日は一瞬だけ夕立がありましたが、かえって蒸してしまいました。本日はどうでしょうか。とにかく夕立が来たあとの快適さは何物にも代えがたいのですけどね。

仕事も波に乗ってきたので邪念を払って本日はこのまま家に籠もります。(^0^)


北斎の立版古作成

2012年07月25日 22時30分57秒 | からくり情報

暑い一日でした。昨日ドタバタした反動で本日は自分で自分を自宅軟禁状態にしてしまいました。座敷牢ではないので午前中は庭仕事。 しかしながらその暑いこと・・・。午後は先日見つけた「立版古を作ってしまいました。取り急ぎの製作記録です。

Dscn3707 出来上がったのがこれです。 さて、これを何処に置くかとなるといいアイデアが出ません。作っている間は一心不乱なので良かったのですけど。

なかなか良く設計されています。完成すると支柱と糊が支え合って結構丈夫な箱になりました。

Dscn3691 作り始めはここからです。切り抜きはカッターナイフ一本で進めました。鋏は不要でした。

Dscn3692 そして最初の切り抜きは前枠です。

Dscn3695 組立途中です。底部台座に切り抜いた波を固着していきます。ホワイトボンドが活躍。あの大きな波の先端の切り抜きがミソです。鋏ではまず無理でしょう。 失敗する人が多いのか先端部分だけ予備が印刷してあります。 もちろん小生は一発でOKでした。(^0^)

そうそう、組立は丁寧に番号が印刷されているので大変楽でした。各部品を丁寧に切り抜いておくことと折りしろをきちんと曲げるの二点がノウハウでした。あ、私はその点いい加減でしたけど。(^0^;)

Dscn3706 箱の中にちんまりと収まりました。何となくホッとしますが、原画と比べて迫力はありません。ジオラマの世界なのでまあこんなものでしょう。

疲れましたが、頭の中が空っぽになったのでよく眠ることが出来そうです。

ではお休みなさい。


スカイツリー初訪問

2012年07月23日 22時01分54秒 | からくり情報

 仕事絡みで勉強会、その延長というか付録でスカイツリー見学会でした。もちろんカメラは密かに準備して、いつものRICOH GXR+MOUNT A12、何を付けていくか迷いましたけど 広角が必要だろうとコシナ Super WIDE-HELIAR 15mm/f4.5 、コンデジはNikon P300です。

折角の環境だったので」撮り方をちょっと変えて遊んで見ることにしました。

R0010526 浅草は残念ながら既に逆光、ちょっと北側に振ると何とかなりました。隅田川の突き当たりは葛飾区四つ木でしょうか? カメラの師匠でへら絞り名人山崎さんの家近辺です。

これはf5.6。そしてこの方角を別の撮り方にするとこんな具合です。

写真は以下f5.6にしています。

R0010528 じつはGXRにも特定の領域だけを合焦するミニチュア撮影モードがあったのです。自分でチルトするような操作でピントの合う範囲を決めるのですが、ほぼデフォールトで楽しみました。同じ光景がこの様に変化します。

R0010539 上は押上駅近辺だと思いますがミニチュアな風景の変化しました。線路を走る列車はまさに模型です。右側の線路は田園都市線へ向かう地下鉄でたまたま通過の電車が消えていきました。この彼方の荒川側が北千住駅ですきっちり確認出来ませんでした。そのくらい遠くまで見えます。真冬の晴天が撮影に好適でしょう。

R0010535周りの声で気が付いた眺めをミニチュアモードで撮りました。

長く延びた黒いものはスカイツリーの影でした。自分がこの影の中に居ると思うと何だか変な感じになります。

ところで下の展望台は大混雑で更に上に登ろうとすると20-30分待ちだったので断念しました。まあ、数百メートルの空中に居ると云うより混雑の百貨店に居る感覚になってしまいました。高すぎて怖さを忘れますね。(^0^;)

R0010532これもGXRで撮ったものです。同じレンズでも撮り方で変わりますね。とあらためてデジタルの面白さを確認しました。

この混雑の中で場所を確保して写すのは結構面倒でした。従ってある方面が多くなったのは仕方ありません。(^0^)

P300で撮ったものを一枚だけ入れました。

 

Dscn3657

 ズームして佃島方面を写しました。勝ち鬨橋かなと思ったのですが、どうやら違いました。この方面は逆光気味になっていたので漠とした光景です。 東京タワーは見えたものの富士山は駄目でした。 

R0010543  外に出るとご覧のように聳えています。近すぎて写しづらいこと。

こんな具合にスカイツリー初登攀と撮影を楽しんできました。上部展望台は混んでいて時間内に到達するのは無理だったので断念しました。

研修はどうだったか? ですって。もちろん成果は十二分にあったと思います。ほぼ知っている内容でしたので。(^0^;)

ちと疲れてもう限界です。お休みなさい。

(翌日若干追補しておきました。)


立版古 ありました。

2012年07月22日 18時02分04秒 | からくり情報

 家族の誕生日祝い二人分で一日ドタバタとしておりました。山ほどの食器を洗って後片付けがやっと一段落したと思ったらもう夕方です。本日は地元の小田急線・経堂駅前で地元のお祭りのようですが、すっかり忘れていました。 狭い通りに人混みが集中する騒々しいお祭りなので行くつもりはなかったのでまあいいでしょう。 実は午前中買い出しで駅前まで行ったり来たりしていたのですが、祭のことには気が付きませんでした。(^0^;)

こんな事情で週末というのにからくり生活からは遠のいております。レンズ掘り起こしと撮影も止まったままです。 何か簡単で面白いものがなかったかなと机の廻りを捜すと出てきたものがこれです。(露出不足の写真失礼)

Dscn3642 一年ほど前に箱根POLA美術館で見つけたものですが、買ったまま。作らなければ意味がないので手を付けましょう。最近日本橋の三井美術館にもあることに気が付きました。興味をお持ちの方は単純な工作と思われるので一ついかがでしょうか。

立版古という江戸時代から楽しまれていた錦絵を切り抜いて立体感を出すという日本版ペーパクラフトです。この季節に丁度合う北斎の富岳三十六景・神奈川沖浪裏を立体化するものです。 この様な遊びというか からくり もいいなと思います。

Dscn3643

表紙に印刷された見本のような鋏使いが出来るかどうか、仕上げをご覧じよ であります。

で、本物はこちらです。(^0^)

Photo さて、どんな結果となるか私自身も楽しみです。 時間かかりそうですけどね。(^0^;)

赤富士やら、広重の蒲原などもあったと思います。壮大な時間潰しかも知れませんけど。

ペパークラフトを始めると忘れていた大作を思い出します。それが何なのかはしばらく内緒にしておきます。(^0^;)

ペーパクラフトを検索してみると色々出て来ますね。例えばこれ。 夏休みの工作にいかがでしょうか?


涼しい一日

2012年07月21日 20時10分01秒 | からくり情報

 摂氏35度を超えたと報道されたと思ったらその翌日は10度も下落、今朝も肌寒い日です。寝室の温度計が22度なんですから体が追随しません。涼しいのはいいのですが、変化が大きいのはいただけません。暑い時期は暑いというのが一番です。

 昨晩は大学の学科同窓会に二年ぶりに出席し、来賓の先生から無線通信システムの信号処理の動向について受講しました。久し振りの聴く側ですが、さすがに本物の講義は分かりやすいなぁと自分の講義スタイルへの反省にもなりました。しかしながら数学を使った理論的な講義は私には無理だなぁー(^0^;) 無線通信の高度化はほぼ数学の論理の世界になっています。 これを実際にインプリメントするとなるとメーカーサイドは大変だ。

 若手の多い会合だったのでエネルギーをもらったような気がしますが、気が付けばいつの間にか名簿の上の方に位置するようになっています。確か、ズーッと下の方にあったはずなんですが・・・、時の経つのは早いもので 「少年老い易く」 を納得させられます。若手の皆さんの健闘を祈ります。と歳のせいか云ってしまいます。(^0^;)

Dc052711

さて、明日は7月生まれ家族の誕生会、二人居るのでその準備のためからくりの旅はできません。乳飲み子を抱えたり身重だったりで女手が期待出来ないので家人とせっせと準備です。まずは掃除を終えました。そうこうしてるうちに娘が孫を連れて久し振りに来訪です。首がすわって抱きやすくなったのですが、人見知りを始めたのですぐには笑顔を見せてくれません。慣れた頃には帰ってしまうんだなぁ。

と書きかけて孫の相手を楽しんでドタバタしてしまいました。

夕食も終えて一息付いていますが、その間、先日孫をあやしているうちに何処かに引っかけて切れたネックレスの修理を仰せつかり、夕食前に修理していました。 安物なので私にオーダーが来るわけですが、このところ何でも屋です。

 天然石を繋いでいるのはどうやら0.3mm銅線らしいのですが類似品は0.8mm真鍮線しかありません。 代用品として鉄道模型用の0.3mm洋白線、これは堅くて加工しづらいため焼き鈍して使ってみました。 ということで修理終了。 洋白線の成分は何だろうかとネットで調べると次のものでした。 また一つ賢くなったようです。(^0^)  洋銀と一緒だったのだ。

銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%の合金製。 洋白(ようはく)は、銅と亜鉛、ニッケルから構成される合金である。洋銀(ようぎん)、ニッケルシルバー(nickel silver)、ジャーマンシルバー(german silver)などの別名を持つ。また、スペイン語ではアルパカ(alpaca)と称される。”とWikipediaにありました。

Dscn3634_2 中央の石が切れた箇所です。切れた線や他の場所をジーッと眺めて同じ止め方で繋ぎました。 細かく見ると同じ作業を繰り返してこのネックレスは出来ているのですね。普通に考えると手間の塊で工賃の高い日本ではあり得ない製品です。なるほどと納得。 さて修理の仕上がり具合はいかがでしょうか。 焼き鈍したあとで磨けば良かったと反省。素人作業はこんなものです。(^0^;)

手仕事をやっただけで何となく充実した日だなと思いました。安上がりなものです。

ダイナミックな話もなく今日はこれでお終いです。


酷暑の東京

2012年07月19日 22時01分24秒 | ぶらり旅

 東京の気温が摂氏35度となったこの日、よりによって午前中から午後にかけて打ち合わせ。趣味の会合ならいいのですが、本業絡み。久し振りの仕事で電車でした。 スーツを持って行ったので汗びっしょりとなりました。 毎日お勤めの皆さん、酷暑の中の通勤ご苦労様です。(^0^;)

この様な日だったので今日はからくりネタは見当たらないなぁー。またスランプかも知れません。あそうだ、前回修理した枕時計はすっかり直ったようで最初に巻いたゼンマイでまだ時を刻んでいます。どうやら一週間巻きのようですね。

こんな時は古い写真を見渡せば何とかなるかも知れません。ほぼ一年前のものが出てきました。上野・不忍池、毎年蓮の花が終わった頃出かけていることを思い出しました。ということで大震災のあった年、一年前を振り返りました。

Dscn1016

今年も行きそびれたようです。お盆やら何やらでだいたい行き忘れてしまいます。 今年は茶碗ハスの苗を探し出して自宅鑑賞を狙いたいものです。と毎年考えているなぁー。

Dscn1014 やっと一輪見つけて写しました。それに出かける時間が遅すぎるのです。早起きしなければいい写真は撮れません。

そして一年前のスカイツリーはこんな具合でした。まだクレーンが乗っています。

P1000481

しかしながら撮り溜めた写真を眺めると、同じ時期に同じ場所に出かけるという単純パターンを発見し自分の秘密が簡単に暴露されるかも知れないと我ながら焦ってしまいます。シャーロックが居たら一発です。(^0^;)

Cimg0756 で、だいたい都電の写真が混じっているのです。

Cimg0753 一年前には見るだけだったこのお店。最近は通りかかったら入ってしまうようになりました。美味しいのです此処のお蕎麦。(^0^)

暑さに負けてボーッとしたせいか一年前を振り返って今日はおしまい。

明日は母校の集まりに急遽行くことにしました。講演を聴いたあと飲み会だとか。昨年は行けなかったので二年ぶりです。


枕時計その後

2012年07月18日 10時58分10秒 | からくり情報

 梅雨明けはまだかと思っていたら突然の夏到来。1週間前の予報では今週は雨模様だったのに。と当たらぬ中期予報にブツブツ。 沈没船から逃げ出す鼠たちとはよく云ったもので続々逃げ出す風見鼠。 選挙目当て、既得権擁護が見え見えなんですけどね。こんな報道を聞くにつれ暑さは増します。 リセットして政治の立て直しをしなければいけない時期なのに困ったものです。有権者を如何に誤魔化すかという大騒動にしか思えません。騙されないようにしませんとね。選び直すのがスジなんですが、マスコミは知らんぷりだなぁー。(^0^)

ところで、先日些か自信の無い修理をした枕時計ですが、まだ健在で時を刻んでいます。(^0^) これなら実用になりそうです。 目覚まし機能を持っているのですが、その針が一時間程度ずれているのに気が付いたのですが、大音響で鳴動するので多分使わないでしょう。今はそのままにしておきます。

この時計はどうやら1900年以前の仏蘭西製のようですが、枠は真鍮地金をそのまま使っているのでだいぶ変色しています。磨いて真鍮の輝きを出すのか、時代を付けたままにするのかですけど面倒なのでこのままにしておきます。残念なことに天板ガラスが割れています。動いたからまあいいのです。そして嬉しい。

Dscn3604

この時計の天符の当たる歯車は近代のものと異なっています。写真再掲で恐縮ですが、ユニットはこの通りです。一本ネジで止めてありますが、実は外した軸受けには位置決めのピンが二本付いているのです。

そうそうこの機構のことを脱進機と云うようです。英語では escapement。

Dscn3591

Dscn3598 そしてひげゼンマイの下の歯車はこれです。

ハンマーのような形状の箇所が天符軸の凹みに直接引っかかり時間を刻みます。

(追記) 後述のアンクルを使わずにテンプを直接駆動するシリンダー脱進機と云うんですね。100数十年前にヨーロッパで開発されたようです。さるサイトにはこんな記述がありました。

”この脱進機は、特殊な形状のガンギ車と、テンプと一体となったシリンダー部で構成されており、レバー式やデテント式のような仲介する装置が無いのが特徴です。ガンギ車の歯が直接テンプのシリンダー部に当たり作動させる為、耐久性があまり 良く無く、精度の出ないものも多いようです。1700年代にジョージ・グラハムによって開発され、19世紀後半まで多用され、20世紀初頭まで見受けられたようです。”

と云うことは、常時動かすと壊れやすいので、たまに動かす程度にしておく方が賢明かも知れません。

これが後年のものになると脱進機の形状が全く違ってきます。

Dscn3621 もう少し時代が進んだ英國製の枕時計の天板です。作動しているのを撮ったので不明瞭ではありますが、回転するひげゼンマイ付きの天符とそれを制御する歯車は現在よく見る姿に変わっています。下部の特殊な形状の歯車を細いレバー状?のもの(アンクル)が左右して時を刻みます。軸で歯車を制御せずワンクッション置いてあります。ピンレバー脱進機と呼んでいるようです。

ネットで調べると耐久性にあるようですね。あらためて眺めると人間の思考の変遷を辿るようでアナログ機械は大変興味深いのです。

Dscn3615

 この新型?時計には目覚まし機能がないので内部はすっきりしています。見るだけでも楽しめるようにメッキしてあります。眺めていても動きを感じることはありませんけど。

Dscn3616_2 

最上部の動きを眺めているとつい引き込まれてしまいます。

我が家に到来以来棚の中で時を刻んでくれてます。譲っていただいた先輩に感謝。(^0^)

世の中にはこんなサイトもありました。蓄積されたノウハウをありがたく勉強させていただきます。(^0^;)